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2018/06/05

縦書き引用符の不細工さを解決するには

Word には縦書き入力の機能があって、これこそが私が Mac でも MS Office を使っている最大の理由である。Apple の Office セットにある Pages というワープロ・ソフトには、残念なことに縦書き機能がないのだ。

180605

日本の社会には縦書き文書を作るというニーズが根強くあって、例えばいろいろな団体の 「〇〇会報」 みたいな印刷物だと、まだまだ縦書きの方が半数以上だと思う。そのために、テキストボックスを駆使して段組で割り付けたページを作るという仕事がなくならないのだ。

ところで、縦書き文書を作っている人たちの間でも、「引用符」 (ダブル・クォーテーションマーク) の縦書き表示に苦労している人がかなり多い。横書きの場合は  「shift + 2」 で、上図 ③ のようにきれいな表示になるが、縦書き入力でこれをやってしまうと、① のように、今イチ不細工なことになってしまう。

上図 ② のような、当たり前の表示にしたいと思っても、どう変換してもまともに変換されてくれない。どうしても ① になってしまうのである。これ、大抵の日本語入力ソフトで試しても、同様の結果になってしまうようだ。なかなかの困りものである。

これを解決するためには、Word だと次のように操作すればいい。

  1. メニューバーの 「挿入」 をクリックし、表示される項目の中から 「記号と特殊文字」 を選択
  2. 表示される 「記号と特殊文字」 ボックスの 「記号と文字」 タブを選択
  3. 表示される一覧の中から 「〝」 "MS明朝 0x0088 (Unicode 文字 301D)" を選択
  4. 同様に 「〟」 ”MS明朝 0x0088 (Unicode 文字 301F)” を選択
  5. 入力の度にこんな操作をするのは面倒だから、それぞれを単語登録しておく

この手順を踏めば、縦書き引用符の入力をする時でも不細工な体裁に悩まずに、上図 ② のような表示にできる。横書きの場合でも、④ のような表示の方がお好みの人もいるだろう。お試しいただきたい。

ちなみに、「〝 」 と 「〟」 は、「ダブル・クォーテーションマーク」 ではなく、「ダブル・ミニュート」 と言い習わしているらしい。「ミニュート」 の綴りは ”minute" で、英語の 「ミニット」 に他ならないが、この場合はどういうわけかフランス語読みを採用している。「ダブル」 は英語読みだから、横文字の重箱読みである。

どういう事情でこんなことになったかまでは知らないが、まったくもってややこしいことである。

【6月 6日 追記】

改めて調べてみたところ、ダブル・ミニュートは多くの日本語入力システムで 「かっこ」 と入力して変換していくと出てくるとわかった。デフォルトの変換候補としてはかなり後の方になるが、一度確定してしまえば、次からは優先順位が上がるので楽になるだろう。

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