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2018/09/25

中秋の名月と、その手前のイメージ

昨日は中秋の名月で、朝方の天気予報では雨模様で見られないだろうと言われていたが、実際には雲の切れ間が広がって、とても綺麗な月を見ることができた。私の 「和歌ログ」 でも写真とともに歌を載せている (参照)。

180925

今回の中秋の名月も、ネット上に多くの印象的な写真が掲載されたので、中でも 「いいかも!」 と思ってしまった 2点を、上にコラージュさせていただいた。まあ、単純に 2つ並べただけだが。

左は朝日新聞に載せられたもの (参照) で、お台場の観覧車のゴンドラの一つが月の中にすっぽりと収まり、中の家族もまるで影絵のようなシルエットになっている。そして右は、KAGAYA さんという方が Twitter に投稿されたもの (参照) だ。名月の中を飛行機が横切っていく。この飛行機も、よくぞ月の赤道付近に重なるように横切ってくれたもので、KAGAYA さん、よほど日頃の行いがいい。

どちらの写真も、結構なテクニックと機材を使わなければ写せないものだが、根本的には 「センス」 がものを言っている。私はいつも思うのだが、カメラマン (「フォトグラファー」 と言うべきか?) という人たちは、常人には見えない何かを見ていて、そしてそれを 「写真」 として表現することができる。

上の写真は、同じ日に同じ月を同じ東京から撮っているのに、色合いも陰影もまったく違って見える。つまり 2つの月は、決して 「同じもの」 ではないのである。写真とはかくも微妙で、「単に写している」 というだけのものではない。

そして、話は急に身近すぎるところに落っこちてしまうが、この 2つの写真をみて私は、素人にもできる 「写真の撮り方のコツ」 というのを思い出してしまった。

例えば、建物の前に人物を立たせて写真を撮るとき、その建物の全貌も収めたいので、カメラをもった人間がどんどん後ろに下がるというケースがある。しかしそうすると、建物の前の人物が小さくなって、表情がわからなくなってしまう。素人写真にはそんなようなのが多く見受けられる。

建物の全貌も人物の表情も、どちらも写真に収めるにはどうすればいいかというと、単純な話で、映す人が後ろに下がった分、建物の前に立った人にも前に出てきてもらえばいいのである。ところが素人は、こんな単純なことに思いが至らない。

上のコラージュで言えば、左は人物にもグッと前に出てきてもらったものに喩えられる。そして右は、写真を撮る者だけがぐうっと後ろに下がったケースと思えばいい。前後に並ぶ 2つの被写体をどう収めるかが、ものすごく端的に示されてもいる。

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コメント

ああなるほど!
五重塔の前で記念写真撮ろうとして、根元で人物が小っちゃくなっちゃうアレですね!(なにをかくそう、最近見た父母の旅行写真ですw)

そういうときは人物に寄ってもらえばいいんですね。目から鱗です。そうすると赤の他人が横切る問題も軽減できますね。妻と五重塔の間に他人が入ってもさほど気にならないですものね。今度教えてあげようっと。

スマホでしょっちゅう写真を撮る若者のほうが自然にできてますねえ。いやこれは自撮りの所為かも。

投稿: らむね | 2018/09/26 02:11

らむね さん:

若者の件は、自撮りでしょうね (^o^)

投稿: tak | 2018/09/26 14:46

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