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2019/03/14

「めんべい」 と 「朝顔煎餅」

妻の友人が博多土産に 「めんべい」 というのをくれた。「飲んべえ」 ではなく、「めんべい」 である。辛しめんたいこ風味のせんべいなので、この商品名になっているらしい。

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この 「めんべい」 という商品名を見て、どういうわけか 「朝顔仙平」 というのを思い出してしまった。これは 歌舞伎十八番 『助六所縁江戸桜』 (すけろくゆかりのえどざくら) の登場人物名で、「髭の意休」 という嫌なジジイの手下という役どころだ。

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(左上から傾城揚巻、助六、髭の意休、朝顔仙平、くゎんぺら門兵衛)

「朝顔仙平」 というのは、当時江戸で流行った 「朝顔煎餅」 という菓子の洒落であるらしく、「事も愚かや、この糸鬢は砂糖煎餅が孫、薄雪煎餅はおれが姉、木の葉煎餅とは行逢兄弟、塩煎餅が親分に、朝顔仙平という色奴 (いろやっこ) だぞ」 という「煎餅尽し」 の台詞がある。当時の歌舞伎は CM の機能も果たしていて、ということは、さらに砂糖煎餅、薄雪煎餅、木の葉煎餅、塩煎餅というのもあったわけだね。

で、私としては 40年以上にわたって 「朝顔煎餅ってどんな煎餅なんだろう?」 と思ってきたわけなのである。ところが今日、ふとした酔狂でググってみたら、今の世にも 「朝顔せんべい」 というものがあるとわかった。入谷の八千代堂という煎餅屋さんで買えるらしい。(参照

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一見ごく普通の煎餅のようだが、拡大版を見ると、なるほど、朝顔の花を正面からみたように見えなくもない。しかし江戸時代のオリジナル朝顔煎餅は、「横向きの朝顔」 の形、つまり片側がすぼまって反対側が開いた形だったらしい (参照) ので、それとはずいぶん違う。

ちなみに「塩煎餅」 は今も定番で、「砂糖煎餅」 と 「木の葉煎餅」 も確認できたが、「薄雪煎餅」 は見つからなかった。ただ、りんごを使った和菓子の 「薄雪」 というのは存在するようで、かなりおいしそうである。

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