« 東京オリンピックの観戦チケットがそんなにまで欲しいのか | トップページ | 「ほうれい線」巡る冒険 その2 »

2019/07/14

「ほうれい線」を巡る冒険

近頃、新聞や Web で「ほうれい線対策」の広告をよく目にするようになったが、「ほうれい線って、漢字でどう書くんだろう?」と気になりながら、忙しさに紛れてずっと調べていなかった。今朝になって急に思い立ってしまって手持ちの「大辞林」アプリで調べてみると、なんと「豊麗線」という表記の項目が見つかった。

190714

語義としては "鼻の横から口角にかけて「八の字」型に広がるシワのこと" とあり、「鼻唇溝(びしんこう)」という即物的な医学用語もあるという。さらにおもしろいことに、「豊齢線」「法令線」という表記もあるという。

いやはや、驚いた。ただ、この類いの広告で「豊麗線」なんて書いてしまったらあまり対策するモチベーションを喚起しないだろうから、敢えて「ほうれい線」とひらがな表記でぼかしているのだろうね。

ただ、「豊齢線」はまだ理解できるが、「法令線」とは一体どういうわけでそう表記するのだろうか。「ほうれい線」の表記の奇々怪々さに関する興味が俄然湧き上がってしまった。

ただこれついては、Wikipedia であっけなく解決してしまった。「語源は中国の面相学における『法令紋』に由来する」とある。あまりあっけなくて拍子抜けしてしまったので、念のため Wiki の記事の「脚注・出典」にある 「Goo 辞書」に飛んでみると、次のようにある。

ほうれい‐せん〔ハフレイ‐〕【法令線】
人相学(観相学)で鼻唇溝 (びしんこう) のこと。
[補説] 語源未詳。中国の面相学では法令紋という。また、長寿のしるしとして豊齢線、豊麗線とも書く。

へえ、「大辞林」なんかより「Goo 辞書」の方がずっとしっかりとした解説がしてあるじゃないか。つまり元々は中国の面相学からきた 「法令紋 ‐ 法令線」が正しくて、「豊麗線」や「豊齢線」はご都合主義の当て字のようなのだ。念のため「法令紋」でググってみると、中国語のページがいくらでも出てくるので、信用していいだろう。

と、本日はここまで。全体としてはちょっと長くなりそうなので、ここから先は明日付けにまわすことにしたい。

 

|

« 東京オリンピックの観戦チケットがそんなにまで欲しいのか | トップページ | 「ほうれい線」巡る冒険 その2 »

心と体」カテゴリの記事

言葉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 東京オリンピックの観戦チケットがそんなにまで欲しいのか | トップページ | 「ほうれい線」巡る冒険 その2 »