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2019/09/04

「ペスカテリアン」という言葉を広めたい

先月 17日に 「肉食を避けるライフスタイル」という記事の中で、「ペスカテリアン」という耳慣れない言葉を使った。広義の「ベジタリアン」に含まれる概念だが、卵や牛乳などに至るまで動物性の食品を完全に避ける「ヴィーガン」との違いは、「魚介系は食べる」ということである。

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ところがこの言葉は、日本に入ってきてから間もないため、未だにカタカナ表記すら定まっていない。ググってみると、「ペスカタリアン」「ペスクタリアン」「ペスクトリアン」など、いろいろな表記がみられる。

ただ私としては「ペスカテリアン」と表記するのがしっくりくるので、そうしている。発音しやすいし、実際の英語の発音にも一番近い。ネット上の英語辞書で引いても上図で示したように、カタカナでは「ペスカテリアン」「ペスカテアリアン」に置き換えるのが自然な発音が示されている。

「ペスカタリアン」は、英語のスペルをそのままローマ字読みしたものだろうが、実際の発音からして違和感があるし、「ペスカテアリアン」はちょっとクドいかもしれないので「ペスカテリアン」が妥当だろう。

英語辞書では、「魚は食べるが肉は食べない人」というような意味と紹介されている。まあ、魚介系だけではなく卵や乳製品も食べるのだが、そこまで正確に説明しようとすると言葉として長ったらしくなりすぎるので、こんなところだろう。

問題は、外来語として馴染みがないことだ。「ヴィーガン(vegan)」「ベジタリアン(vegitarian)」なら最近は一般的な言葉として通じるが、「ペスカテリアン」はほとんど通じない。「魚菜食主義」なんていう言葉も散見するが、「ぎょさいしょく」で変換すると「魚彩色」になり、「ぎょさい」でも「魚際」になってしまうことからも、適当な訳語が確立していないことが明らかだ。

人間は言葉で考えるから、言葉が確立していないとその示すところの概念も確立されない。だから日本では「菜食主義」というと厳格な「ヴィーガン」がイメージされがちで、外食でも「ペスカテリアン」向けのメニューが極端に少なくて苦労する。

というわけで、私としては「ペスカテリアン」という言葉を広めて一般的なものとし、それによって魚や卵は含んでも肉は含まない料理の幅を広げてもらいたいと思っているのである。魚介系のスパゲティを「ペスカトーレ」と言うのだから、それほど戸惑うことなく理解されると思うんだがなあ。

 

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コメント

私の母は肉は絶対食べませんでしたね。魚と野菜は食べました。牛乳も飲まず豆乳でした。そうか、ぺスカテリアンだったんですね。
そのせいか、100歳まであと半年と言うところまで生きました。ぺスカテリアンは健康にいいのかもしれません。

投稿: ハマッコー | 2019/09/05 12:14

ハマッコー さん:

そうでしたか。立派なペスカテリアンでいらっしゃったんですね。

私は卵と牛乳はいただきますが、バターは遠慮しています。

ちなみに昨日まで仙台に出張していましたが、どこに行っても「牛たん」が溢れていて、ちょっと閉口しました。

仙台出身の妻も「昔は牛たんなんて意識したこともなかったのに、いつ頃からこんな具合になっちゃったのかなあ」と言ってます。

投稿: tak | 2019/09/05 12:28

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