カテゴリー「ニュース」の489件の記事

2019/08/30

大阪人のデザイン感覚というもの

"「悪趣味」批判受け大阪メトロが駅デザイン変更" というニュースに、申し訳ないがちょっと笑ってしまった。大阪メトロが昨年末に発表していた御堂筋線と中央線の改修案は「派手」「悪趣味」などと批判されており、建築家や学者ら約2万人の反対署名が提出されていたという。

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それにしても「2万人の反対署名」というのはすごい。よほど大阪人が心の底深く抱くデザイン・コンプレックスの核心に触れてしまうものがあったのだろう。

上の画像は、左が心斎橋駅、右が堺筋本町駅のデザイン。いずれも下が当初発表されたデザインで、上が最終案だ。なるほど、とくに左の心斎橋駅の当初案は、大阪のオッちゃんが「若者の街」をイメージするとこうなっちゃうんだよねという典型例で、見ているだけで気恥ずかしくなる。

右の境筋本町のデザインは、天井の柄は見ようによっては悪くないが、白漆喰と板の壁は異様なほど写実的すぎて、夜になったら酔っ払いが小便ひっかけたくなってしまうだろう。さらに天井に書かれた言葉は「ごめんやすや かんにんしてや かんにんな」なんてもので、もう少し気の利いた大阪言葉にしとけばよかったのにと思ってしまう。

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さらに梅田駅の当初案(上図)に至っては、側壁から天井につながる斜めの面の端から端まで、ニュースだがなんだか知らないがズラリと文字が流れている。そこに文字さえあれば条件反射的に読み始めてしまう私みたいな人間は、ラッシュ時に人にぶつかりまくるだろう。「歩行中のスマホは危険ですのでご遠慮ください」と言ってる当事者がこんな案を出すのだから、さすが大阪人はシュールである。

というわけで今回は修正案が示されたわけだが、これらがまたおとなしすぎて、おもしろくもなんともないデザインなのだね。これだったら当初案の方が「いかにも大阪チック」で話になったのにと、関東在住の身としては無責任なことを言いたくなったりもしてしまう。

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2019/08/24

あの「ガラケー女」に、「カメラはヨコ位置で構えろ」と言いたい

例の「常磐道あおり運転」ですっかり有名になってしまったのが、宮崎容疑者の運転する BMW に同乗していた「ガラケー女」である。無関係の女性が「ガラケー女」として住所氏名までネットに晒されるという騒動まであったようで、どうしようもないお話だ。

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それはそれとして、私が興味を覚えてしまったのは、「ガラケー女」という世間での呼び方だ。それほどまでに、今やガラケーは少数派のデバイスになってしまったようなのだ。ニュースで流れた動画の右手でガラケーを構えた姿は、まさに「異様」と表現するに十分な鬼気迫る姿である。

せっかくなので敢えてそれ以上のことを言わせてもらうとすれば、なにゆえこれほどまでに「異様」な印象なのかというと、この「ガラケー女」のケータイカメラの構え方が、かなりダサい「縦位置」だからである。世の中のギャルやオバサンがよくやってしまう「不細工な姿」だ。

私は 2年半前に 「視聴者投稿のタテ位置動画に思う」という記事を書いている。写真や動画は、基本的に「ヨコ位置」で撮影してもらいたいという話だ。

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最近はテレビニュースなどでも視聴者の撮影した動画が使われる場合があるが、最初に示されるのは圧倒的に「タテ位置」の画像が多く、それが2〜3秒以内にズームで横位置になって表示されるのが「お約束」になっている。私としては、「だったら、始めから『ヨコ位置』で撮影してくれよ!」と思ってしまうのである。

上の画像で示した「富士山と新幹線」の画像なども、フツーに「ヨコ位置」で撮影してくれさえしたら、富士山のきれいな姿と、右から左に失踪する新幹線が美しいバランスで表現されていたはずなのである。撮影する時に、どうしてそれに気付かなかったのか、私は不思議でしょうがない。あまりにも無神経すぎる。

というわけで、私はこの「ガラケー女」に、「次はちゃんとヨコ位置で撮影しようよね」と諭してあげたい気持ちで一杯なのである。世間の一般的反応とは角度が違ってて、ゴメン。

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2019/08/21

例の「あおり運転」の事件について

今月 14日の "「高齢化社会」を実感する" という記事で 「ところで最近、近所の道路のクルマの流れが妙に遅くなったと感じている」と書いた。一時は運転の荒いことで有名だった茨城県でも、最近は高齢化のためか運転がおとなしくなったという印象を述べたものである。

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ところで最近、私の妹が例の「常磐道でのあおり運転」のニュースを持ち出して「茨城県の運転は相当に乱暴みたいだから、気をつけて」と LINE をよこした。今回の事件は「茨城県の運転は荒い」という世間一般の思い込みの象徴になってしまったようなのである。

しかしニュースをよく吟味すればわかるように、あおり運転をしたのは「大阪在住」の男で、使われたクルマは横浜市内のディーラーから代車として貸し出されたものであるらしい(参照)。この男がたまたまコトを起こしたのが常磐自動車道というわけで、茨城県としてはいい迷惑なのである。

この事件で逮捕された宮崎文夫という男が、どうしてまた横浜のディーラーから代車を借りて茨城県まで来たのかについてはまったく情報が公開されていない。茨城県民としては「お前みたいなヤツに、用もないのに来てもらいたくないわ」と言いたいところだ。

それにしても世間というのはよくよくわからないもので、こんなひどい男が、居住地でもない横浜のディーラーから簡単に BMW の SUV を借りられるようなのである。一見羽振りがよさそうだと、クルマを売りたい一心で簡単に貸し出すのだろうか。

いずれにしても、世間にはこんな滅茶苦茶なやつが生息しているわけだから、クルマを運転する時には前だけでなくバックミラーやサイドミラーを頻繁に確認して、アブナそうなクルマが来たらさっさとやり過ごす方がいい。そして追い越し車線をノロノロ運転するクルマはこうした被害に遭いやすいかもしれないから、ゆっくり走りたいなら(3車線の真ん中ではなく)左側の走行車線を走る方が無難だろう。

 

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2019/08/09

オネーチャンのいる店が大好きな幸手市長の踏んだドジ

埼玉県幸手市の渡辺邦夫社長が暴行罪で逮捕されたというニュースを聞いて、「世の中って、よくよくわからんことってあるものなのだ」と思った。私としては「コトの真偽」よりも、この「わけのわからなさ」の方に興味をもってしまったよ。

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まず基本的事実を確認したいのだが、はっきりしているのは、渡辺市長は広島の原爆記念日の式典に参加して、その夜は幸手市職員とともに飲酒に出かけた。それで足りずに夜中にまた 1人で飲みに出て、新天地の雑居ビルでママが 1人でやっているバーで飲み直したということだ。この出張に同行していた幸手市職員としては「酒呑み市長には付き合いきれんわ」と放っといて、こんなことになったんだろうと想像する。

それ以後の話が錯綜している。8月 8日 17:45 の日テレ News 24 (参照)では、「捜査関係者によると、その際、6万円を請求され、怒って料金を支払わずに店を出たという」とされている。

ところが Livedoor ニュースの記事(参照、元媒体はスポーツ報知のようだ)に紹介されている市長側の言い分では、「ビールを 1〜2本」飲み(そもそも、1本なのか 2本なのか、憶えてないらしい)その後にそのママに誘われてさらに別の店に行った。そして 2人で一緒にビールを飲んだ後にホテルに戻ろうとしたところで、警官から同行を求められたということになっている。

逮捕容疑は被害者とされる女性の店での料金トラブルで、その女性の顔を数回殴ったという「暴行」(「暴行傷害」じゃないから、怪我してないのは決定項目)であるらしい。ところが渡辺市長はその容疑を真っ向から否定している。

上の写真からリンクされる ANN ニュースの動画では、渡辺市長は記者会見で「余裕をもって 1万円払い、喜ばれた」と言っている。そうした店が 1万円ぽっちで喜ぶわけないじゃんと思うし、私のような貧乏人からすると、例え1万円でも 「ビール 1〜2本」の料金としては十分に「ぼったくり」である。

さらに言えば、顔をぶん殴られた女性が殴った相手をそのまま「別の店」に誘って一緒に酒を飲み交わすというのも「奇々怪々」の領域だ。そして「別の店」で飲み終わるまで警察が待っていたというのも不自然な話で、渡辺市長の話はにわかには信じにくいところがある。話が錯綜しているが、この被害者のママ、案外な食わせ者である。

そして渡辺市長自身も、オネーチャンのいる店で酒を飲むのがお好きなようだ。62歳というから私より 5つも年下のくせに滅茶苦茶「オッサン」ぽい。要するにこれは「食わせ者のママとオッサンの事件」としか言いようがない。

そう言えば去年、文科省幹部が頻繁に高級クラブで接待を受けていたと発覚して逮捕されている。現役官僚だから 60歳以下なんだろうにと呆れてしまった私は、「そんなに綺麗なオネーチャンのいる店で酒を飲みたいか」という記事を書いた。

この記事で私は、若い頃に宮仕えをしていた頃、エラいさんに強引に二次会に誘われて高級クラブに連れて行かれ、ヒラヒラしたドレスのオネーチャンに隣に座られて、ゴルフとか宝石とかの話を振られるのが「死ぬほどイヤ」だったと書いている。しまいには「放っといてもらうのが一番ありがたい。いいから、向こうのオジサンたちをかまってあげてて」なんて言ってたものだ。

私が 1年に 30回以上も日本中あちこちに出張しながら「ぼったくり」の被害に 1度も遭わずに済んでいるのは、ただひたすら「オネーチャンのいる店で酒を飲むのが死ぬほどイヤ」だからにほかならない。

いずれにしても「広島市中区新天地の雑居ビルにあるバー」はヤバい。今後しばらく敬遠されて閑古鳥が鳴くだろう。この件の「被害者」ということになっているママは、「しまった! 相手がどっかの市長で全国ニュースになって騒がれるとわかってたら、下手に警察沙汰になんかしなかったのに」と後悔しているかもしれない。

それにしても、こんなにも言い分が違うのに 7日未明の逮捕で翌 8日にスピード送検され、地検が即釈放というのも訳がわからない。扱いに困って「処分保留」というのだから、このままウヤムヤにしちゃうつもりなのかもしれない。広島って、警察、地検までヤバそうだ。

 

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2019/08/04

「かぶる日傘」と「省エネルック」

東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として小池百合子都知事が提案した(とされる)「頭にかぶるタイプの傘」が妙な形で話題になっている。日射しを遮る素材が使われていて、内側のベルトで頭に固定するのだそうだ。

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まあ、はっきり言って「ダサい」の一言で済んでしまうと思うのだが、小池都知事は「男性で日傘を差すのは恥ずかしく、気が引けるという方は、思い切ってここまでいったらいかがでしょうか」と呼びかけたという。これ、「同じ恥ずかしいなら、思いっきり恥ずかしい方がいっそ開き直れるでしょ!」ってこととしか解釈できない。

私はこれで "The more extreme, the less embarrassed." (極端なほど恥ずかしくない)という格言を思いついてしまったよ。

これに関して、Twitter でぬえさんが、"暑さ対策に「被る傘」提唱・製作しときながらご自分は被らない小池百合子東京都知事閣下、全然普及しなくても省エネルック着用していた大平正芳首相・羽田孜首相を見習ってほしい" と tweet しておいでだ(参照)。実にもっともな話である。

で、大平正芳首相・羽田孜首相の「省エネルック」というのを唐突に思い出してしまったわけだ。ぬえさんが tweet で紹介しているのは、こんな写真だ。

190804時代を感じさせるのどかな写真である。「のどか」というのは、この「省エネルック」というものが提案された時代(1979年といえば 40年も前だ)は、今ほどの「猛暑」じゃなかったからだ。それでも当時の私は大学院生の気楽さもあって、これを見てちっとも「涼しげ」とは思わなかった。

「うわ! 暑苦しい! 俺はポロシャツ 1枚でいくわ!」と呟いたのを記憶している。これ、先見の明があったとは言わないが、今の世の中で大平さんみたいにネクタイしてジャケット着て直射日光の下に出たら、下手したら死んでしまう。

というわけで、この省エネルックはちっとも定着しなかった。少なくとも私は、こんな格好で街を歩く人を 1人も見たことがない。

そりゃそうだ。当時、いくらオイルショックとはいえ、冷房の効いた室内でなら、必要とあらばフツーに背広とネクタイで通せばよかったし、暑い戸外に出るなら背広を脱いでシャツ 1枚になれば済んだ。わざわざ金を出してまで、こんなおかしなジャケットを買う必然性はなかったのである。お役人の考えることなんて、昔からこんな程度のナンセンスが多いのだよね。

で、今回の「かぶる日傘」だが、これはナンセンス以上のもので「異様」の域に達している。まともには普及しようがないから、税金の無駄遣いに落とし込めないためには、ジョーク・グッズとして売るしかないだろう。

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2019/08/01

NHK の受診料問題

「N国」効果と言っていいのかどうかわからないが、NHK 受信料についての論議が盛んになっている。確かに私も、NHK の受信料聴取制度はおかしところが満載だと思う。

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最近では東横インの受診料に関する裁判結果が話題になった。19億円以上もの未払い分を支払えとの訴訟の結果、東横インが側の支払い義務が認められたというのである。ホテルの部屋ごとに設置されたテレビについて、それぞれに受診料支払い義務が付きまとうのだそうだ。同じ事業者の同じ建物内のテレビでも、部屋が違えば別の支払い義務が生じるのというのは、なんだかアコギ過ぎる話ではあるよね。

もっとも、ホテル内に 100台のテレビがあれば 100台分払えというわけではなく、2009年からは全てのテレビを契約すれば 2台目からは受信料が半額になるという措置を講じていて、多数のテレビを設置していても受信料総額はほぼ半額になる。東横インは既にきちんと契約しているが、今回の請求分は 2009年以前の金額なのだそうだ。

ただ、いくら 「2台目からは半額」とは言っても、アコギ過ぎという印象はそれほど変わらない。「とにかく取れるところからは取りまくる」という姿勢が目立ちすぎる。

ここで問題になるのは、NHK が「公共放送」ということだ。「国営放送」とは違って、国からの独立性は、一応謳われているわけだが、一方で NHK の予算決定には国会のチェックが入る。つまり NHK としては与党の意向に逆らえない構造があるわけだ。建前としては「不偏不党、中立」を謳っても、「NHK って、結局のところは体制側だよね」という印象が付きまとう。

しかしながら政治的立場がちょっと違うと、そうとも限らない。右翼側には「NHK は左翼に牛耳られている」などと騒ぐ人がいくらでもいて、Twitter などでもそんなような書き込みが後を絶たない。昨日の記事で取り上げた昨年の丸山議員の「いい子ぶりっ子」tweet も、そうした「NHK の偏向報道」という書き込みの一環としてのスレッドで書かれたもののようなのだ。

とにかく、NHK というところは「本音と建前」が違いすぎるし、その建前にもブレがあって、概ねは体制的なのだが、内部でせめぎ合いがあるらしく、時として妙に左翼的な姿勢を見せたりもする。実際にはちっとも「不偏不党」じゃないのだが、「公共放送」という建前は堅持しなければならない。なにしろ受診料が入らないと職員に給料も払えないのだから、もうゴチャゴチャである。

端的に言えば、NHK の受診料コンセプトは「テレビは一家に一台」がフツーのことだった時代から時代即応に進化していないからこんなことになるのだ。ラジオは何台あっても受診料がかからないが、テレビだと台数分だけ払わなければならないというのは、どう見ても時代錯誤である。

今や「一家に 2〜3台のテレビ」なんて珍しくないし、さらにワンセグ放送を受信するカーナビにも受信料の支払い義務が生じるとの判例が出てしまっている。こんなことで一家に数台分の受信料を要求するというのは、フツーの感覚からかけ離れすぎているだろう。

なるべく早いうちにこうした問題をクリアした制度に移行しないと、NHK 自体が「国民の敵」みたいなことになってしまう。あまりアコギに取り立てず、ある程度「日本的なあなあ運用」を認めてしまうのが最も面倒のない方法だと思うのだが、実際には NHK 自身がそうした「面倒のない方法」からどんどん逸脱してしまっているのが問題だ。これって、ある意味「自殺行為」だよね。

【追記】

らむねさんから 「事実誤認」を指摘するコメントがあったので、追記させていただく。"NHKの受信料は世帯単位なので、1世帯に何台テレビやカーナビやスマホがあっても1軒分の受信料です" ということで、さらに ”「スマホからも受信料を!?」と言われるのは、単身若者世帯(大学生独り暮らしなど)に多い、テレビを持たずスマホのみでワンセグが見れる人から徴収していることです” ということだ。

確かに、私の書き方はそのあたりをごっちゃにしてしまったようで、らむねさんのご指摘に感謝である。

ただ、そうだとしても、あるいはそうであるなら、どうしてホテルなどは「台数分だけ払え」ということになるのだという問題が、必然的に生じる。一般家庭と企業との基準が違いすぎだ。やはりアコギだよね。

 

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2019/07/21

福岡、佐賀の豪雨被害に思う

福岡、佐賀の両県で、昨夜から今朝にかけて大変な大雨になり、唐津市の県道では倒れた松の木に当たった乗用車内で小学生が胸を強く打って死亡するという事故まで発生したという(参照)。今年は大雨の割に被害が少ないと思っていたが、ついに死亡事故が出た。

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3日前にも北九州で屋根からの転落による死亡事故が報告されたが、これは大雨に備えて雨樋の掃除をしていたためのようで、直接の大雨による死亡事故はこれが今年始めてだと思う。昨年の 7月は西日本から東海にかけての豪雨で死者が 200名を超えるという惨事になったためか、今年は多少は対策が進んだということもあるだろう。

振り返ればここ数年、毎年今の季節になると梅雨前線や台風などによる大雨被害が起きている。"「数十年に一度の気象災害」 が毎年ある時代" という記事を、昨年の今頃書いたばかりだ。そして平成 27年 9月というからもう 4年近く前のことになるのだが、我が家のすぐ近く、茨城県常総市でも大雨による鬼怒川氾濫で 15人が亡くなった。

このことに関してはこの年の 9月 10日に「思っていた以上の水害に驚いている」という記事で触れた。これは「堤防決壊とソーラーパネルに関する誤解を整理する」(9月 11日付)と 「今回の大水害の教訓」(9月 12日付)という続編と合わせて 3日連続のシリーズ記事になった。さらにその 10日後には 「常総市の災害ボランティアに行ってきた」(9月 22日付)というルポ記事まで書いている。

この時の水害に関しては、被災した住民が国の河川管理の不備が原因だったとして訴えを起こしているが、私の印象ではこの 3日連続記事で書いたように、国ばかりでなく地元・常総市のおざなりな対応も被害を広げる一因となったと、今でも確信している。

そして私は豪雨被害が出る度に書いている気がするが、「早めの避難」は本当に重要である。昨年の 7月 9日に私は「災害時の避難勧告や指示には、早めに従う方がいい」という記事を書いたが、その翌日には「そもそも、水害が差し迫っても『人は逃げないもの』らしい」という、やや絶望的なことも書いている。それでも、やはり早めに逃げるに越したことはないのだ。

「災害列島」と化した今の日本では "normalcy bias" (正常化の偏見)というのは、身を守るためには邪魔になるばかりである。

 

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2019/07/13

東京オリンピックの観戦チケットがそんなにまで欲しいのか

Newsphere が "「空前絶後の人気に」東京五輪でチケット争奪戦 国内外で高い需要" と伝えている。東京オリンピックの観戦チケットの需要が異常に高いのだそうだ。

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このニュースには、次のような記述がある。

首都圏に住む 3,500万人の人々が観戦チケットの入手を希望した。観戦チケットが無償で配布されたり、売れ残ったりしていた前回のリオデジャネイロオリンピックとはまったく対照的な状況である。

日本の首都圏人口は 3,800万人と言われているから、「3,500万人の人々が観戦チケットの入手を希望した」というのは何かの間違いとしか思われない。ただ、いずれにしても異常な状況だ。前のリオデジャネイロ・オリンピックでは無料チケットを配ってもさばききれなかったというのだから、国民性の違いはすごいものだ。

夏の一番暑い時期に汗水垂らして会場まで行き、長い行列に並んで会場に入り、終わればまた行列に揉まれて電車に乗って帰ってこなければならない。一体何がいいのだろうと思う。私なら、チケットが無償配布されたとしても行く気にはならない。

「テレビで観ればいいじゃないか」というのがまともな見解だと思うが、私はテレビでもリアルタイム観戦にはあまりそそられない。競技の結果はニュースで知ればいいし、注目すべきシーンは録画で繰り返し見せられる。リアルタイムで観るという必然性はほとんどないんじゃなかろうか。

あるいは自分の大好きな種目なら、ナマで観戦したいという気持ちもわからないではない。わからないのは、関心がなくてルールすら詳しく知らないような種目まで観戦チケット購入を申込み、当たったと言っては跳び上がって喜んでいる人たちの気持ちである。

とくに好きでもない種目の観戦チケットの購入申込みなんかしたら、本当に好きで観戦したい人のチャンスを奪うことにつながってしまう。それは申し訳ないことと感じるのがまともな感性なのではなかろうか。

あるいは当たって入手したチケットを転売して利益を得ようとしているヤツが多いのかも知れないとも思ったが、実際にはいろいろな規制があってそれは困難らしい。まあ、いくら困難でも規制の穴を突いて転売してしまうヤツもいるのだろうが、個人的にはそれも面倒としか思われない。

転売チケットを買う側にだって面倒とリスクは付きまとうだろうから、うっとうしさが先に立つ。まったくもってよくわからない世界である。そのよくわからない世界に、驚くほど多くの日本人が殺到しているというのだから、本当に啞然とするしかない。

 

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2019/07/08

再び言う。「丸山穂高をガス欠にするには、シカトし続ければいい」

マスコミや「文化人」みたいな人たちも最近ネタ不足なのか、またぞろ「丸山穂高批判ネタ」で盛り上がろうとしている(参照)。私が 5月 21日付の「丸山穂高をガス欠にするには、シカトし続ければいい」という記事で書いたように、本当は無視し続ける方がずっといいのだが。

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丸山穂高ネタは最近ちょっとほとぼりが冷めかけていたが、取り上げさえすれば確実に盛り上がるから、マスコミもつい思い出したように触れてしまう。ある意味「おいしいネタ」なので、今になって改めて批判するのはどちらかと言えばマスコミや批判する人間の側の都合が大きい。

その結果はご覧の通り、丸山穂高議員にわざわざガソリン補給して元気づけているだけだ。彼が「食えないヤツ」ってことはとっくに知れ渡ってるんだから、今さらのように通り一遍の批判をしたところで、とくに新鮮味はない。

それにしても彼の容貌は、まるでジャニーズ系気取りの Twitter のプロフィル写真に比べると、北方四島ビザなし訪問の時は少し酒太り(?)気味だった。それが最近はちょっとやつれ気味のように見えるから、案外ストレスが外見に現れやすいタイプなんだろうね。Twitter で強がりを言っても、カラダは正直だ。

ただ下手すると「"シカトし続ければいい" なんて言ってたくせに、お前自身もまたぞろ取り上げてるじゃないか」なんて言われかねないので一応断っておくが、私が「何だかなあ」と思っているのは、丸山議員本人についてではない。彼については私の中で既に処理済みで、「一丁上がり」である。むしろわかりきった丸山批判をして、わざわざ話題作りしてやっているマスコミや東国原氏などのお歴々の方がうんざりだ。

私は今さらのような丸山批判にはほとんど興味がない。ただ、「丸山穂高という男が、どうしてこんなヤツになってしまったのか」ということを探ったルポルタージュなら読んでみたい気がする。「あのキャラは、どんな生い立ちの結果なのか」というストーリーをつぶさにレポートしたら、もしかしたら逆説的教訓になるかもしれない。

しかしそれを書くには周囲の証言も含めて徹底取材しなければならないので、結構な時間と手間と経費がかかる。そんなわけでマスコミとしては、時々ありきたりの批判を繰り返して視聴率を稼ぐ方がずっと楽なのだろう。

この件であんまり長くなると、意に反して「ガソリン補給」につながりそうだから、今日はこの辺でおしまい。

 

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2019/05/31

「七段ピラミッド」だの「四段タワー」だの

「大阪府東大阪市内の小学校運動会で「7段ピラミッド」の組体操が行われるとして、ネット上で安全面への疑問の声が上がり、論議になっている」と伝えられている。東大阪市では、今はどうだか知らないが「4段タワー」(写真右側)なんてものも実施されていたらしい。

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私はこうした組み体操の意義がさっぱりわからない。思い出してみれば私も中学校の時だったか、体育の時間でこの類いの組み体操の練習をさせられたことがある。「体育の時間で」と書いたのはほかでもない。実際の運動会の本番はサボっていたからだ。あんなもの、ばかばかしくてやってられない。

練習の経験から言わせてもらうと、こんなのはちっとも楽しくない。私は体が大きかったから一番下の段で支える担当をさせられたが、重いばかりで何がどうなっているのか、全体像はさっぱりわからない。ただ本番で端から眺める者がスペクタクルを感じて拍手喝采するだけのことだ。

四段タワーなんていうのも練習させられた覚えがある。一番上に乗るのは体の小さいやつだが、降りてきて「おっかなかったぁ!」と言っていたのを覚えている。練習の時に七段ピラミッドが崩れてしまったことがあるのは覚えているが、四段タワーが崩れたら怪我をする確率が高い。

実際にこの手のアトラクションでは過去に怪我人が何人も出ている。他のことでは神経質なまでに危険を避けたがる学校という組織が、こうしたことだけはなぜか「伝統」なんてものを振りかざして続けたがる。

職員会で体育会系の教師が力を持っていて、「止めが方がいい」という声に耳を貸さないのだろう。彼らにかかっては、こうした活動での怪我は「単なるドジ」か「名誉の負傷」のどちらかにされてしまう。

こうした「伝統」なんてものを笠に着たアトラクションの駒にされている子どもたちは、個別の表現欲を無視する圧倒的パワーの中で「単なる手駒」となる感覚を植え付けられてしまう。子どもの頃の私はそれがイヤなので運動会のアトラクションをサボってばかりいたのだよね。

こういうことってかなり大雑把に運営されていたようで、一人や二人がサボっても誰も気付かず、なぜか支障なくやってしまえるもののようなのだ。それがまた不思議である。

 

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