カテゴリー「経済・政治・国際」の476件の記事

2017/10/30

「前原誠司 = インケツ」 論

民進党の全国幹事会で、前原誠司代表がこの間のどうしようもないゴタゴタの責任を取る形で、辞任を表明した。そして民進党自体は、これからも存続するのだそうだ。存続したところで、どうなるものでもないという気がするが。

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私はだいぶ前から、「前原誠司」 の名前を聞くと、恐縮ながら条件反射的に 「インケツ」 という言葉が思い浮かぶようになっていた。「インケツ」 というのは、あまり一般的な言葉ではないので、下に Wikipedia の解説 (参照) を引用しておく。

インケツとは賭博用語から来た俗語で、「最低」 「最悪」などの意味。 元の意味は花札もしくはトランプの 『おいちょかぶ』 で数字が 1 (最低は 0でブタやブッツリと言われる) になることを指す。 それが転じて 「縁起が悪い」 あるいは 「貧乏神」 また 「疫病神」 という意味に使われるようになった。

昔の 「ホリエモン偽メール事件」 で、ガセネタにのった追求の後押しをするはしゃぎ振りをみせ、ついに自殺者まで出してしまったり (参照)、2005年の選挙に負けて 「自民党が改革政党で、民主党は抵抗勢力だというレッテルを張られた」 なんて、マーケティング的には言っちゃいけないことを口走ったり (参照)、とにかく何をやらせても情けない結果しか出せなかった。

この時、民主党は 「前原氏による日記形式の簡易HP 『ブログ』 を始めることなどを検討している」 なんて、もって回った風な発表をしているが、実際に検討したんだかしてないんだか、ついに実現していない。この時私は、「ブログなんて、その気になれば 30分もかからずに作れるのだから、『検討』 なんてしてる暇があったら、さっさと始めちゃえばいい」 と書いているが、全然その気がなかったのだね。

ただそれでも、「前原 = インケツ」 と書くのは、あまりにも失礼なような気がして、これまではぐっと堪えていたのである。しかし今回の御粗末すぎるゴタゴタで我慢できなくなったので、ついに思い切って大っぴらに書かせていただく。

「前原誠司は、インケツである」 —— ああ、せいせいした。文句があったら、自らこのイメージを払拭してみせてくれ。

これを書くに当たって、試しに 「前原誠司 インケツ」 の 2語でググってみたところ、1640件もヒットした。なんだ、同じことを思っている人がずいぶん多かったんじゃないか。

で、前原さんが辞任した後は、あの岡田克也氏が新代表になる可能性が高いという。しかしこの岡田さんという人も、やはりインケツ要素が大きい気がするのだよね。私は 5年前に次のように書いている。(参照

民主党のメディア戦略は昔からとてもお下手で、7年前の 「郵政選挙」 の時に、小泉さんブームで沸き立つ自民党に惨敗した時も、岡田さんの登場する TVCM がものすごく暗かった。やっぱりどす黒いモノクロで、岡田さんが虚空に向かってなにやら難しいことをつぶやいたかと思うと、自ら歩いて画面の外 (下手側) に去るという、暗示的すぎるものだった。

キャンペーン CM で、暗い顔した党代表が自分で歩いて去ってしまうなんて、あれでは自ら惨敗ムードを増幅しているようなものだったが……

というわけで、結論としては、いまさら民進党でもあるまいということだ。

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2017/10/28

立憲民主党と Twitter

立憲民主党の枝野代表が、「ツイッターを担当してくれたチームが非常に優秀だった」 と語ったという (参照)。選挙期間中から、「立憲民主党には、かなりよくわかった Twitter 担当者がついてるな」 と思っていたのだが、枝野さんにこうして名指しで言ってもらえたら、彼らも嬉しいだろう。

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立憲民主党、Twitterフォロワー数で自民党抜き首位に」 というニュースの紹介で、「中の人が 1番びっくりしてます」 なんて tweet しているのには、脊髄反射的に親近感を抱いてしまったよ。「中の人」 なんて言い方は、これまでの政治の世界ではついぞ聞かなかったからね。

政治の世界の 「言葉の体系」 というのは、とにかく馴染めないものだった。若い層の投票率が低いのは、彼らが政治の世界を 「自分たちとは関係のない世界」 と感じているからに他ならない。そしてその 「関係のない世界」 と感じさせる最も大きな要因は、「言葉」 なのだと思う。

その点、立憲民主党の tweet は、政治の世界に染まっていない、ナマの人格に近い言葉で語りかけるものだった。この党の Twetter のフォロワー数を大きく伸ばしたのは、この 「新しい言葉」 である。「新しい言葉」 と言っても、ネットの世界では 「当たり前の言葉」 なのだが。

フォロワーの大部分が 「サクラ」 だという人もいるが、資金力のない新しい党が、そんなことに大金を使うというのに、私は懐疑的である。事実、私の知り合いは軒並みフォローしているが、別にサクラでもなんでもなく、自発的なものだ。私はそこに新しい可能性を期待してみたいと思う。

願わくは、立憲民主党が、彼らの作った 「政治の世界の新しい言葉」 を裏切ることなく、「新しい理念」 に沿った政治活動を行ってもらいたい。あっという間に政治の世界の言葉に染まってしまったら、フォロワーたちも離れてしまうだろう。

立憲民主党の 「中の人たち」 には、ネットの声に敏感でいてもらいたいし、ネットの住民も真摯な発言をする方向で行きたいものだ。これは新しい方向性を保証するワンセットである。

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2017/10/24

日本海側の人たちの危機意識?

麻生さんが衆院選の真っ最中、東京目黒区での街頭演説で、「日本海側に朝鮮半島から武装したテロリストが、難民に混じって上陸してくる。日本海側の人たちはみんな、そうした危機意識をもっている」 という意味の発言をしたらしい (参照)。要するに、日本人は日本海側の住民をのぞいて国を守る意識が低すぎるから、何とかしろというわけだ。

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確かに北朝鮮で何かあったら、日本にも難民が漂着する可能性はあるだろう。そしてその中に武装テロリストが混じるという可能性だって、皆無ではなかろう。しかし、日本海側の人間がみんな、それに対する真剣な危機意識をもっているなんていうのは、言い過ぎだ。よく言って 「ウソ」、悪く言えば 「煽情的なデマ」 である。

もっとも、根も葉もないでたらめというわけでもない。東北日本海側の港町で育った私は子どもの頃、あまり遅くまで外で遊んでいると、大人に 「早く帰らないと、朝鮮人にさらわれるぞ」 と脅かされたものだ。「まさかね」 と思っていたが、現実に日本人拉致問題が発生したのだから、結果として単なる脅かしでもなかったわけだ。

また、高校時代になると夜遊びもしていたわけだが、庄内浜の松林で沖合の船との間で何やら光による交信をしている怪しい人物をみかけて、慌てて逃げてきたこともある。あれは北朝鮮のスパイだったのかもしれない。

とまあ、「日本海側」 で生まれ育った人間として、こんなような経験はもっているのだが、だからといって、麻生さんが言うように、「押し寄せる難民のなかにテロリストが紛れ込む」 なんていう話を皆が真剣に信じて危機意識を高めているなんてことは、ないと言っていい。政治的煽りのために日本海側の住民の名をかたらないででいただきたいと思った次第である。

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2017/10/19

「排除の論理」 への反発って、一体何なんだろう

衆院選の投票日が間近に迫っているが、希望の党の失速傾向が顕著なんだそうで、結局のところ、自民・公明の与党が安定多数を占めるものと予想されている。そんなことを言われると、私としてはもう馬鹿馬鹿しさを通り越してしまう。

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とはいえ、私はさっさと期日前投票を済ませている。土日祝日が休みというような勤め人ではないので、週末に地元にいられることが少ない私としては、フツーの投票日に投票したことが、ここ 10年で多分 1〜2度しかないと思う。

巷の報道によれば、希望の党失速の要因は、小池さんの 「排除の論理」 への反発なんだそうだ。時事通信は "玄葉氏、「排除なければ 200議席」=小池氏発言に恨み節 【17衆院選】" というニュースを伝えている。

私自身は、希望の党には複雑な思いを抱いていた。小池さんの政治理念は安倍政権とそんなに変わるところがなく、「結局は自民党だった人だもんね」 と思ってしまうのだが、先月頃までは 「安倍政権の議席を減らすには、希望の党に投票するしかないかも」 なんて思っていた。

先月 29日の 「今は 「希望の党」 の推移を見守るしかないのかなあ」 という記事も、そんなような煮え切らないスタンスで書いている。ただ、この時点では希望の党はまだそんなにイメージを下げていなかった。おかしくなったのは、その後の半月足らずのことである。

その要因が、小池さんの掲げる具体的政策にあるのではなく、「排除」 という一言への反発だというのだから、これまた 「なんだかなあ」 と思ってしまうのである。この件に関して、私は上述の記事でこんな風に書いている。

私は当初、「希望」 としても数は欲しいから民進党系を最大限受け入れるんじゃないかと思いつつ、しかしそれでは、後になってから内輪もめで内部崩壊につながる可能性が高いと危惧していたのである。小池さんとしては、初めからその危険性を包含したスタートはしないというわけだ。まあ、「彼女的には賢明」 なスタンスだろう。

ところが世間というのはおもしろいもので、近い将来の破綻につながる要素を冷静に避けるという姿勢に、ほとんど情緒的に反発しているわけだ。よほど 「仲良しこよし」 が好きなようなのである。民進党がそんなような曖昧なスタンスで失敗したのを目の当たりにしたくせに。

まあ、もう投票は棲んじゃったから、個人的にはどうでもいいけどね。ちなみに考えの整理が付いたので、希望の党へは投票せずに、すっきりとした気持ちである。(参照

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2017/10/13

選挙カーの 「連呼」 について再び

HUFFPOST に "「選挙カーってうるさくない?」 「名前を連呼する意味あるの?」 現役ウグイス嬢に聞いてみた" という記事がある。どういうわけか、大昔の田中角栄の選挙運動の写真がでっかく使われている。

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記事の内容は実際のウグイス嬢へのインタビュー形式になっているのだが、「アナウンス原稿は選挙事務所が用意するんですか?」 という質問に、このウグイス嬢は 「私の場合、原稿は自分で用意しています。政党の公約や、候補者のホームページ・パンフレットなどを参考に、事前に調べて原稿にします」 と言っている。

そして 「アナウンス原稿を作る上での注意点は」 という質問には。次の用に答えている。

アナウンスのルールなどは、それほどガチガチに決められているわけではありません。たとえば、アナウンス原稿の内容に合わせて、声の抑揚を変えることなど基本的なことを大事にしています。

あとは、学校・病院・斎場などの近くでは、TPOに合わせてアナウンスをしないようにしています。これらも公職選挙法で定められています。

これにはちょっと驚いた。というのはこのウグイス嬢、「公職選挙法 第140条の二の3」 にある 「学校 (中略) 及び病院、診療所その他の療養施設の周辺においては、静穏を保持するように努めなければならない」 という規定には気を使っているようだが、その次の条文に関しては全然知らないみたいなのである。

これに関しては、私の 「本宅サイト」 である 『知のヴァーリトゥード』 の中の ”選挙カーの 「連呼」 は 「迷信」 から生じているらしい” というページで詳しく論じてあるし、このブログの右側の 「サイト内検索」 という窓に 「連呼」 と入力して 「検索ボタン」 をポチッと押してもらいさえすれば、それに関する記事がどっさり出てくる。

一言で言ってしまうと、いわゆる 「選挙カー」 では、停車している時以外は、連呼しかしちゃいけないと、公職選挙法で決まっているのである。それを規定した条文をそのまま引用しておこう。

第141条の3 
何人も、第141条(自動車、船舶及び拡声機の使用)の規定により選挙運動のために使用される自動車の上においては、選挙運動をすることができない。ただし、停止した自動車の上において選挙運動のための演説をすること及び第140条の2第1項(連呼行為の禁止)ただし書の規定により自動車の上において選挙運動のための連呼行為をすることは、この限りでない。

のっけから 「選挙運動のために使用される自動車の上においては、選挙運動をすることができない」 という条文には笑ってしまうほかない。つまり選挙カーでは原則的に選挙運動をしちゃいけないのだが、「連呼行為をすることは、この限りでない」 と書いてあって、要するに 「連呼だけはしてもいいよ」 というお目こぼし規定が付いているのだ。

嘘か冗談としか思われない法律だが、これ、マジに本当のお話である。このウグイス嬢は 「アナウンスのルールなどは、それほどガチガチに決められているわけではありません」 なんて言っているが、実は彼女が知らないだけで、馬鹿馬鹿しいほどガチガチに決められているのだよ。何しろ、選挙カーが動いている間は、「連呼」 しかしちゃいけないというのだから。

それで長らく選挙の度に、選挙カーはうんざりするほど候補者名の連呼ばかり繰り返してきたのだが、最近はちょこっとだけ趣向を凝らして、気の利いたことも言うようになっているようなのだ。

しかしこれ、原則的には立派な公職選挙法違反なのである。とはいえ選挙管理委員会としても、あまりにも馬鹿馬鹿しい条文を杓子定規に適用することは敢えてしない方針になっているようで、うるさいことは言わないみたいなのだ。まあ、日本人お得意の 「なあなあの事なかれ」 主義だよね。

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2017/10/05

立憲民主党は、政治の世界の 「SMAP 現象」 ?

立憲民主党の Twitter フォロワー数が、結党宣言から 2日とちょっと経った 5日午前 10時現在で 12万2千となり、自民党を抜いて日本の政党でトップに立ったんだそうだ。これに対して立憲民主党自身が、「中の人が 1番びっくりしてます」 と反応している。(参照) ちなみに不肖私もフォローした。

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こんなことを言ったらマジメな立憲民主党支持者に怒られちゃうかもしれないが、この間の推移を見ていて私は、最近の 「SMAP 独立騒動」 を想起してしまった。いや、もしかしたらマジメな SMAP ファンからも怒られちゃうかもしれないが、私としてはシリアスな話である。

SMAP の件に関してはビミョーな部分はほとんど知らないのだが、ジャニーズ事務所から独立した 3人がネットに活路を求めているのだという。スポーツ新聞の Daily News が 「新 SMAP: 新しい地図の独立劇は ”テレビvs.ネット” の新旧メディア戦争だった」 という記事を載せていて、ちょっと興味深く読んでしまった。

ジャニーズ事務所がテレビ依存の "B to B" とするなら、3人の独立メンバーの戦略は "B to C" なんだそうである。なるほどね。ある意味、言えてる。テレビの制作なんて流通に喩えれば旧態依然とした 「問屋」 みたいなものだから、つまらない番組が多いのも道理だ。(「旧態依然としてない問屋」 もあるにはあるが)

だからそんなものすっ飛ばして、ユニクロ的に 「製造小売業」 みたいな存在になってしまえばいいというのは、うなずける戦略である。問題は、SMAP 独立組にそれだけの才覚と戦略があるかどうかだ。ブレインが付いてはいるんだろうが。

とすると同様に、立憲民主党も 「後援会」 なんていう地域のオッサンの利益誘導グループや、「連合」 みたいな労働団体 (いわば典型的な 「旧態依然とした問屋」) なんかに頼るよりも、より自由な個人との結び付きでやっていくことができたら、日本の政治状況も少しは変わるだろう。

問題は SMAP 独立組同様に、それをしっかりやっていける才覚と戦略があるかどうか。それと、結局 「連合」 に頼ったりして、彼らの代弁者になり下がるリスクがあるということだ。

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2017/10/04

「希望の党」 への複雑な思いを振り切る

来たる衆院選には、私は一言では言えないごちゃごちゃした思いを抱いていた。まず先月 17日の "「自分の都合解散」 と名付けたい" という記事でも書いているように、安倍内閣の仕掛けた今回の衆院解散には腹が立っていたのである。「よくまあ、そんなに勝手なことができるものだ」 と思っていた。

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ところがそのうちに小池さんが 「希望の党」 なんてのを立ち上げたものだから、急に 「へえ、おもしろくなっちゃったんじゃないの?」 という気になった (参照)。自民党にしてみれば、「とんでもないブーメランが返ってきてしまった」 と思っただろう。

ただし私としては、小池さんのやり方にはかなり複雑な印象をもっている。まず、手垢の付いた古い政治手法に対してアンチを突きつけている点に関しては、かなり評価してきた。それについては、今年 7月の "都議選は 「団塊の世代の尻尾」 の勝利" という記事で率直に書いている。

ただし小池さんの政治信条そのものに関しては、決して賛成しているわけではない。昨年の都議選直後の "「団塊の世代の尻尾」 の都知事が生まれることについて" という記事で 「彼女の具体的政策に関しては、必ずしも賛同しないのだが、旧世代の価値感に一撃を加えるという点では、ちょっと期待している」 と書いているように、我ながら少々 "モニョモニョ" になってしまうのである。

そんなわけで、8月 14日の "「ちょっとデキる女」 の話し方スタイル" という記事で、次のように書いている。

私は小池都知事という人に関して 「団塊の世代以前の価値感とスタイルを壊してくれること」 を期待しつつも、「この人、やることにそつがないよね。そつがなさ過ぎて可愛くないところもあるけど」 と、ちょっと警戒もしている。

言ってしまえば、「旧来の枠組みを無力化する道を開いてくれさえすれば、そこから先は誰かに代わってもらう方がいい」 というのが本音だ。というわけで、これから始まる衆院選に関しては、「希望の党にはそこそこ頑張ってもらって、安倍政権を停めてくれさえすれば、それでいい」 みたいに考えていた。我ながらちょっとズルいスタンスではあるが。

ところがそうこうしているうちに、枝野さんが 「立憲民主党」 を立ち上げてくれた。これ、安倍自民は論外として、「希望の党」 よりもずっとしっくりくる。「ズルいスタンス」 で 「希望の党」 に投票するしかないかなあと思っていたのだが、個人的にはおかげで複雑な思いを振り切ることができた。

細かいことを言い出せばキリがない (例えば辻元さんは要らないし) が、次はこれで行こうと思っている。しかし問題は、ウチの選挙区に立憲民主党が候補者を立ててくれるかどうかだ。もし候補者がいなかったら、小選挙区は希望の党、比例区は立憲民主党なんて、ますますズルい投票をすることになるのかなあ。まだわからんけど。

いずれにしても、6年半前みたいに 「枝野、いいから寝ろ!」 なんて言わない。

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2017/09/30

「リベラル」 ってどの辺のところなのか

HUFFPOST に "小池知事に 「排除」 を宣告された、民進党リベラル派の憂鬱" という記事がある。私は今月 28日の記事で "リベラル保守のまともな政党が出現してくれれば嬉しいと、ずっと思ってきたのだが、私の長年の 「希望」 が叶えられるだろうか?" (参照) と書いたのだが、この 「リベラル」 という言葉の指し示すところの理念が、かなり曖昧という問題があると思う。

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「リベラル」 という言葉、使う人によってその意味がかなり違うみたいなのである。例えば小池さんの主導する 「希望の党」 は、私のイメージでは結構 「リベラル」 と言っていいような気がするのだが、冒頭に紹介した HUFFPOST の記事は、小池さんは 「民進党内のリベラル派を排除する方向」 と捉えているようで、次のように報じている。

"踏み絵" を迫られ、出馬のキャスティングボードを小池知事側に完全に握られた民進党。特に 「護憲」 などを掲げてきたリベラル派の間には動揺が広がっている。

この辺りの言い方、「護憲」 さえ掲げればリベラルなのかと、私としてはモヤモヤしてしまう。「キャスティングボード」 (元は "casting vote" という英語なんだが) なんて怪しげな言葉を使っているところからして、当てにならない気がしてしまうのだよね。

例えば、米国では民主党がリベラル派の代表扱いになっているが、確かに安倍政権ほど右じゃないとはいえ、日本の中道派よりはずっと右寄りである。で、私の感覚からすると、小池さんが 「排除」 するとしているのは 「リベラル派」 ではなく 「左派」 じゃないかと思うのだよね。辻元さんなんか、十分に 「左派」 である。

要するに、どの辺が 「リベラル」 なのかは、人によって捉え方が違うみたいなのだ。このあたりのところも、今回の選挙で少しは整理がつくとありがたいのだが、やっぱり 「人による」 という混乱状態がしばらく続くんだろうなあ。

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2017/09/29

今は 「希望の党」 の推移を見守るしかないのかなあ

「希望の党」 の小池代表が、「民進党との合流ではない」 と、盛んに強調している。党としては、民進党からの候補者から選別し、政治理念の異なる者は 「排除する」 と明言した。(参照

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私は昨日の記事で、"リベラル保守のまともなと政党が出現してくれれば嬉しいと、ずっと思ってきたのだが、私の長年の 「希望」 が叶えられるだろうか?" と書いた。しかし、いわゆる 「リベラル保守」 とはちょっとイメージが違っちゃうのかなという気がしてきた。

問題は 「安部政権と比較してどっちが右か?」 ということになりそうだが、小池さんにそんなことをまともに聞いても、例の 「微笑答弁」 でまともには応えないだろう。この人、質問をはぐらかす名人だ。もっともすべてをはぐらかすわけでもなく、単刀直入に言うところもあるので、「のらりくらりの人」 とは思われていない。このあたりの匙加減も名人クラスである。

というわけで、政治姿勢もそんなようなスタイルになるんじゃあるまいかという気がしている。安部さんのように 「絵に描いたように単純素朴な右の人」 ってわけじゃなく、結構広い間口を開けておきながら、要所要所は妥協しないというか、そんなような政治手法を採るんだろう。

民進党系の候補者すべてを受け入れるわけではなく、明確に 「排除する」 と言い切っているのも、そんなスタイルを明確に現している。

私は当初、「希望」 としても数は欲しいから民進党系を最大限受け入れるんじゃないかと思いつつ、しかしそれでは、後になってから内輪もめで内部崩壊につながる可能性が高いと危惧していたのである。小池さんとしては、初めからその危険性を包含したスタートはしないというわけだ。まあ、「彼女的には賢明」 なスタンスだろう。

来月の選挙にあたり、実際の投票行動としては 「反安部」 で 「共産党も各論的にはいいこと言ってるけど、ちょっとなあ」 と思っている有権者にとっては、もう 「希望の党」 しか選択肢がないという、妙な状況になってしまった。

個人的には日本も二大政党制に近付いてもらいたいと思っていて、理想的には 「反自民」 の党にはもう少しリベラル寄りでいてもらいたいという気がしているのだが、まあ、今後の推移に注目してみよう。

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2017/09/28

民進党事実上解党にびっくり

ちょっとしたミニ出張であたふたしていた間に、民進党が事実上解体して 「希望」 に合流するとやらになっていて、夕方にニュースをみて、「一体どうなってるの?」 と驚いてしまった。安倍首相の 「自分の都合解散」 だったはずが、とんでもない流動化現象に突入してしまったようだ。

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私の頭の中の整理も全然ついていない状況なのだが、軽く言ってしまえば 「へえ、おもしろくなったんじゃないの?」 ということなのかもしれない。安倍首相にしてみれば 「とんでもないブーメランが返ってきてしまった」 ってなことだろう。

私としてはリンク先の記事で次のように書いていたが、状況は一挙に変わったとみていいだろう。

私の政治的立場は、一言でいえば 「リベラル保守」 だと思っている。今の日本の政治状況における悲劇は、リベラル保守もウルトラ保守も、自民党という一つの器に集約されていることだ。民進党は 「頼りないリベラルと頼りない左翼の寄せ集め」 に過ぎないのが悲しい。

リベラル保守のまともな政党が出現してくれれば嬉しいと、ずっと思ってきたのだが、私の長年の 「希望」 が叶えられるだろうか?

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