カテゴリー「世間話」の314件の記事

2018/09/07

"LED" と 「発光ダイオード」 が、頭の中で結びついてなかった

我が家は省エネにはかなり気を使っていて、屋根には太陽光発電パネルを載せているし、照明もいち早くすべて LED に置き換えた (参照 1参照 2)。ところが私としたことが迂闊にも、”LED” というのが何という言葉の省略形なのか、ずっと無頓着でいたのである。

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なにしろ頭の中が極端な文系なもので、「えぇと、”longlife Electrical Device" か何かかなあ、いや、そんなわけないか」 なんて思いつつ、今さらのようにお気軽にググってみて愕然とした。”Light Emitting Diode" とあるではないか。思わず 「え、LED って、発光ダイオードのことだったの!?」 と、小さく叫んでしまったよ。

「発光ダイオード」 というものについては、言葉として知ってはいた。2014年に 3人の日本人科学者 (ごめん、名前忘れた) が、「青色発光ダイオード」 の開発でノーベル物理学賞を受賞したというニュースもちゃんと知っていた。しかしそれは、「何だか知らないけど、工業分野で画期的なことなんだろうなあ」 ぐらいに思っていただけで、自分の家で毎日使っている照明にリンクしているなんて、考えもしなかったのである。

こんなこと、知っている人にとっては当たり前すぎるほど当たり前のことで、知らない者がいることの方が信じられないぐらいのものなのだろう。しかし私ときたら、日頃、周りには 「tak さん、すごく物知りね」 なんて言われているくせに、理工方面のことについては、かくの如くの無知蒙昧なのだ。

友人に家電メーカーでずっと製品開発を担当してきた人間がいるが、彼と話をしていると、その理詰めのアプローチに新鮮な驚きを感じることがが多い。彼にとっては当たり前の論理展開に私がいちいち感動するものだから、彼は時々戸惑ってしまうことすらようなのだ。

しかし彼は彼で、私の文系的な話を 「そんな考え方は初めて聞いた」 なんて感動するので、お互い様である。

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2018/09/05

台風 21号で、関空がエラいことになって

一昨日の記事 (参照) でも書いたように、仕事の本番は明日なのだが、移動日の今日は新幹線を乗り継いで熊本までやってきた。当初の予報では、台風 21号は今日の 5日が危ないということだったので、初めから飛行機便を避け JR の切符を手配していたのだ。

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実のところは、台風のピークが今日だったりしたら、いずれにしても新幹線だって動かなかっただろうが、まあ、台風が通り過ぎても今さら飛行機便を手配してもお高く付いちゃうだろうから、当初の予定を変えず、はるばる陸路でやってきたわけだ。長旅は疲れたけど。

というわけで、私は初めから羽田空港から飛行機が飛ぶなんてことを当てにしていなかった。しかし台風の進路により近い (というか、モロに進路上の) 関西方面では、現実にあんなにまで大荒れになって、「暴風雨と高潮」 に最大限の警戒が呼びかけられていたというのに、わざわざ空港まで行っちゃって缶詰状態になった人が何千人もいたというのである。当事者の方々には悪いけど、ちょっと信じられない思いがした。

まあ、全員があの海の上の細長い橋を渡って行ったというわけじゃなく、他の空港から関空着の便で来て降ろされちゃったという人もいるのだろうが、いずれにしても着陸すら危険なんだから、それは少数だったろうと思う。

Twitter でも 「あんな日に空港に行っても、飛行機が飛ぶわけないじゃん!」 と、かなり批判的な書き込みが多いのだが、私としては、関空が早いうちに 「空港閉鎖」 という措置を取らなかったのが、より大きな問題だと思っている。

要するに、関空は 「最強台風」 を甘く見ていたとしか思われないのである。「通り過ぎてしまえば離発着も可能だろう」 とか、「運休が多発したら、莫大な損害になる」 とか、ゼニカネ問題の思惑が働いて 「何とかなるだろう」 と考えてしまい、対応が遅れたのだろう。

先日の西日本豪雨でも、「ほとんどの住民は避難指示が出ても逃げない」 ことが問題になった。これは 「正常性の偏見 (normalcy bias)」 —— 私は今後、これを 「正常性バイアス」 と呼ぶことにしたい —— に邪魔され、最後まで避難をためらって被害に遭ったケースが多かった。

この正常性バイアスが、空港運営者にもあったのだろう。これは抜本的に考え直さなければならない問題だと思う。外国だったら 「飛行機が飛ばないことが明らかなのに、安易に旅行客を受け入れて缶詰状態に追い込み、多大なる苦痛を与えた」 として損害賠償訴訟を起こされても不思議じゃないケースだと思う。

まあ、「飛行機が飛ばないことが明らかなのに」 という点を強調しすぎると、結局 「両刃の剣」 になっちゃうのだけどね。

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2018/05/25

「日本人に英語をマスターされると困る人たち」 がいるらしい

Facebook に、下のような 「これすごすぎる・・・」 という書き込みが表示された。どうやらお金を払っていろいろな人のタイムラインに表示させる広告らしい。

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それにしても 「戦後、日本人に英語をマスターされると困る人たちが隠し続けた英語の学習法が判明! 毎日 5分だけで OK なその理由とは?」 というコピーがすごい。英語教育にまで 「陰謀史観」 が持ち込まれているとは、恐れ入った。

この関連では、こんなのも見つかった。ちなみにこの 「早川千尋」 というアカウントはこの書き込みのためだけのもののようで、プロフィル写真の横顔がべっぴんさんすぎるほどで、しかも実在の人物かどうかはまったくアヤシい。

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クリックすると表示されるのは 「スマホ留学」 というサイトで、社名は 「株式会社イングリッシュライフ」 ということのようだ。英語教育の会社が 「英国的生活」 という名前なのは、思わず笑っちゃいそうだが、ここでは敢えて 「ふむふむ」 とだけ書いておく。

おもしろいのは、その 「スマホ留学」 のサイトに飛んでも、「戦後、日本人に英語をマスターされると困る人たちが隠し続けた英語の学習法」 ということにさっぱり触れられていないことである。それって、一体どんな人たちなのだろう。

とにもかくにも、この学習法を開発したという 「塩原祥之」 なる人物が、よくまあ 「戦後、日本人に英語をマスターされると困る人たち」 という闇の勢力によって抹殺されなかったと思うばかりである。それは、その学習法に大した効果がないということの証左に他ならないという理窟も成り立つだろうけれど。

「スマホ留学」 というサイトに飛んで、このシステムのおかげでペラペラしゃべれるようになったという人たちの動画を見ても (聞いても)、「今さらこの程度のかわいらしい英語をしゃべるために、20万円も使ったのか」 とため息をつくばかりだが、これ以上は野暮になりそうなので、これでおしまい。

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2018/05/24

「国民的悪役」 になっている内田というおっさん

先月からずっと忙しくて、日曜祭日もなく、大してお金にもならない仕事で忙殺されていた。連休以後も、5月の最初の 2日間だけは辛うじて休んだが、その他はずっとあちこち出かけてばかりで、今日、ようやく 3週間ぶりの休みである。

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昼前にちょっとテレビのスイッチを入れてみると、どこの局もワイドショーで、例の 「日大アメフト問題」 の推移を大々的に報じている。とくに当事者の宮川君が独自に誠意の感じられる記者会見を開いたことを受けて、昨日になって日大アメフト部サイドがお粗末な会見をしちゃったものだから、どのワイドショーも 「内田ヒドい、井上苦しい」 のオンパレードである。

聞くところによれば日大には 「危機管理学部」 という学部があるというのに、今回のケースではまったく機能していない。思うに日大首脳部はこの件について、「そこまで大袈裟な 『危機』 じゃない」 と高をくくっていたようなのである。実はその認識不足こそが最大の危機要因なのだが。

昨日の記者会見では 「日大のブランドが落ちる」 と指摘されたが、実は既に十分落ちてしまった感がある。私には日大出身の知り合いが結構いるのだが、ほとんどは芸術学部出身で、彼らは 「日大」 ではなくあくまでも 「日芸」 出身と思っているので、あまりダメージは受けていないみたいなのが幸いだ。(27日追記: 参照

ところで、アメリカン・フットボールについてほとんど知識もなかった世間が、この問題に関してどうしてこんなにも釘付けになっていきり立っているのか、ちょっと横っちょの方向から考えてみた。思うに、今回のケースは、このところ立て続けに起こった 「ムカつく社会的事件」 とか、あるいは 「身近のムカつくおっさん」 とかいうストーリーの、最も 「ムカつく要素」 を、あの内田というおっさんが象徴的に現出しているからなのではなかろうか。

「ムカつく事件の当事者」 と言えば、「もりかけ問題」 の総元締である安倍首相を筆頭に、その関連の連中、そして一連の 「パワハラ、セクハラ事件」 の当事者たちも、事件発覚後、一様にとぼけて責任を取ろうとしてこなかった。「会ってない、言ってない、指示してない、知らない」 とか 「そんなつもりじゃなかった、そんな認識はなかった、気付かなかった」 など、ちょっと突っつけばボロボロ崩れるような下手な取り繕いばかりである。

さらに 「チョー強力なむかつき要因」 は、内田というおっさんの、あのゴーマンさである。多くの人の身近にも、あのタイプのゴーマンなおっさんがいて、そうしたおっさんの多くは妙に権力を握ったりしているので、表立っては逆らいづらい。そうした鬱憤を、「内田ってやつはひどい!」 と口を極めて罵ることで、少しは発散できるのだ。

実はその昔、私の仕事関係の付き合いの中にも、あれとそっくりな 「ゴーマンなおっさん」 がいた。あまり具体的に書くと人物が特定されそうだが、同じ日大出身で、風貌と名前まで、兄弟か親戚じゃないかというほどそっくりというとこぐらいまでは、いいや、この際書いちゃおう。一応ネット検索してみてもひっかからなかったから、そこまで有名なおっさんじゃないってことだね。

私は幸いにも彼とは直接の利害関係がなかったから、適当に離れたポジションをキープしていたが、彼の部下たちは結構大変な思いをしていたようだ。その反動で、彼らは自社の上役にはペコペコしながら、一方で発注先には妙に尊大に振る舞うのである。まったくもう、日大アメフト部の井上某じゃあるまいし。

というわけで、あの内田というおっさんを見ていると、世間で苦労している人たちのいろいろなムカつくイメージが次々によみがえってしまうというのが、彼がここまで 「国民的悪役」 にされてしまっている要因じゃないかと気付いたのだった。

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2018/05/21

樹木希林と森繁久弥と 「セクハラ」 という三題噺

5月 18日の朝、私は宮城県の大崎市というところのビジネスホテルにいてテレビを見ていた。当初の予定では朝 9時にスタートするはずだった仕事が天候要因で 10時からに変更となり、1時間ほどヒマになったのである。

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で、テレビを点けたら NHK の 「あさイチ」 という番組に樹木希林がゲスト出演していたので、つい見入ってしまったのだ。この樹木希林という人、なかなか素敵である。

で、一通りのインタビューが終わると、視聴者から FAX (今どき、FAX というのが、いかにも NHK らしい) で寄せられた質問に樹木希林が答えるという趣向になり、その中に 「森繁久彌さんとの共演が長かった樹木希林さんですが、お尻を触られませんでしたか?」 という質問があった。

あちこちで 「セクハラ」 が問題になっている時節柄、よくまあ、こんな質問を取り上げたものだとちょっと驚いたが、NHK という組織はこうしたことには案外無神経なのかも知れない。

森繁久弥が共演する女優のお尻を触るというのは有名な話だが、この質問に樹木希林は 「森繁さんは、綺麗な女優さんだったらスッーと触るのね。美形が好きみたいで、そういう人は触ってましたね、でも私は触られません」 と答えていた。先日亡くなった星由里子あたりは確実に触られてただろう。

で、森重の場合は、時代的背景もあっただろうが、この 「お尻を触る」 という行為も 「独特のご愛敬」 として済まされていた感がある。触られた女優にしても 「ホントにもう、しょうがないんだから」 と笑ってスルーしていたようなのだ。まあ、それが本音からかどうかは窺うよしもないが。

そんなわけで、「セクハラ」 というのはなかなか複雑なところがある。「相対性理論」 じゃないが、する側とされる側との関係性によって 「もろにセクハラ」 になったり 「まったくもう、しょうがないんだから」 で済むご愛敬になったりするのである。つまり、「セクハラ」 というのは 「両者の間」 にあるのであって、「する側」 の方に一方的にあるわけじゃないみたいなのだ。

「鐘が鳴るのか撞木が鳴るか鐘と撞木の間 (あい) が鳴る」 という禅問答みたいな都々逸 (?) があるが、まさにこの辺りは結構深いところがある。

「する側」 が 「単なるご愛敬」 とか 「他愛ない挨拶代わり」 のつもりでも、「される側」 がシリアスに受け止めたら、それは 「立派な (?) セクハラ」 になるのであって、この辺りのところが無神経な人には理解できないみたいなのである。「そんなつもりじゃなかった」 なんて言っても、それは一方的な弁明にしかならない。何しろセクハラは 「両者の間」 にあるのだから。

思えば、森繁久弥は平和な時代に生きていたのである。今の世でそんなことをしたら、「セクハラ大魔神」 として炎上してしまっていただろう。

セクハラ問題を起こさないためには、「鐘と撞木の間」 に余計な軋轢を作りさえしなければいいのである。要するに 「セクハラと受け取られても仕方のない言動」 をしなければいいだけのことなのだ。

ただ、世の中にはこの辺りのビミョーな判断が全然できない人がそこら中ごろごろいて、そんな人って、つい 「鐘と撞木の間」 に余計なことをグリグリ押し込んじゃうんだよね。端から見ていると、「なんでまた、ここでわざわざそんなバカなこと言うかなあ」 みたいなことを、好んでポロポロ言っちゃうのだ。しかも、いかにもオッサンじみたギトギト・イメージで。

こうなると、もう 「単なるご愛敬」 なんて決して受け取ってもらえないから、覚悟した方がいい。

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2018/05/14

「いざか族」 というのが存在するらしい

還暦をとっくに過ぎて、我ながら最近の世の中のことに疎くなり始めているなあと思ったのは、例の 「居酒屋で小1女子刺され死亡、家族3人も負傷」 というニュースを聞いたのがきっかけだ。

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死亡した女の子や怪我をした家族は本当に気の毒なことだが、今日の記事は、このニュースそのものについてではない。というのは、このニュースを最初にラジオで聞いた時に、「小さな子もいる家族が、居酒屋で食事? 何かの間違いだろ?」 と思ってしまったのだった。すると妻が、「最近の居酒屋って、ランチ・サービスとかあるらしいわよ」 と言う。

「ふぅん、そうなのか、家族で居酒屋に行ってランチねえ。違和感ありありだなあ」 と思っていると、ニュースによれば事件の起きたのは午後 6時過ぎだと言う。「午後 6時過ぎといったらランチ・タイムじゃなくて、『飲みタイム』 に入ってるじゃん!」 と、妻もびっくりということになった。近頃は、そういうのも十分に「あり」 なのだね。

ネットで調べてみると、子どもを居酒屋に連れていくのを巷では 「いざか族」 なんて言うらしい。「居酒屋で "一家団らん" 『いざか族』 が増える理由 - J-WAVE」 という記事があり、これが 2014年 1月 15日付である。てことは、遅くとも 2013年の終わり頃には言われ始めていたのだろう。

それから約 5年間、私ときたらそんなことはちっとも知らなかった。とにもかくにも、酒を提供するサービスを前面に出した店に子ども連れで入れるなんていうのは、欧米ではあり得ないことだ。日本って、ふとしたところで国際スタンダードから外れまくったりする国であるというのは、かくのごとく確かな事実である。だからって、口うるさいオバサンみたいにどうこう言うわけじゃないけど。

「いざか族」 に関する意識調査の関連をみると、概ね 70%近くは 「好ましくない」 と回答している。単純に 「酒の席に子どもを連れてくるなんて、おかしいだろ」 というのが、代表的な意見だ。しかしその一方で、「最近の居酒屋はファミレスよりファミリー対応が進んでる」 「子どもをおいてけぼりにするよりマシ」 など、肯定的な意見も少なくない。

とはいえ、国際スタンダードからは常識外れに違いない概ね 30%強の意向が、「酒を飲ませる店が子ども連れを積極的に受け入れる」 という 「世界に類を見ない、驚くべき革新的システム」 を、さりげなく、しかも堂々と実現させているわけである。これはいろいろな意味でスゴいことと言うほかない。

いずれにしても、最近の私は居酒屋には年に 5回も入ることはないし、断り切れない付き合いでもなければ、決して積極的に入りたいとは思わない。居酒屋の流儀って、正直言って個人的には今イチ馴染みきれないところがあるし、ましてや家族連れで行くなんて、想像を遙かに超えている。

タバコの煙がもうもうと漂う中で (最近は禁煙席もできて、多少マシになっているようだが)、ちまちました(あるいはギトギトした) 酒肴をつまみながらぐだぐだと酒を飲み続けても、最近の私としてはトーンが落ちるばかりだ。そんな状態で、場を白けさせないために気を使うというのは、かなり疲れるものがある。

というわけで、「居酒屋文化」 からはできるだけ距離を置いて生きたいと思うようになっている今日この頃である。

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2018/05/01

「メシハラ」 に関する考察

「セクハラ」 「パワハラ」 という言葉はとっくに市民権を得たようだが、今どきは 「メシハラ」 というのまであるのだそうだ。

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弁護士ドットコムというサイトに、この 「メシハラ」 に関する話が載せられている。こんなのだ。(参照

「嫁は完全に私を避けていて、外出はもちろん食事も一緒にはとりません。妻らしい事は、食事だけは用意してくれるだけですが、中身も明らかに嫁と子供に出すものも違います」

別の男性は、妻の両親と同居している 「マスオさん」 状態。妻や義理の両親からは何か月も無視され、ご飯は別室で一人、食べさせられているといいます。

こうした問題での相談に対し、担当の弁護士は 「メシハラを受けながらもそれを我慢して同居を続けている限り、夫婦関係はまだ破綻しておらず、離婚請求は認められないという判断になる可能性もあります。本当に離婚しかないと考えるのであれば、早々に別居するのが離婚への近道ではないかと思われます」 と回答している。

それにしても、「夫にろくなメシを食わせない」 という手段によるハラスメントが可能なのは、夫の方に 「自分でメシが作れない」 という弱みがあるからだろう。哀れなものである。

こんな姑息なハラスメントをはねのけるには、夫の方が妻よりうまいメシを作れるようになればいい。会社帰りにスーパーに寄って自分のためだけの食材を調達し、帰宅したら台所に立って、チャチャッと手早くうまいメシを作って独りで食う。妻のメシよりずっとおいしいが、妻には食べさせてやらない。いわば 「逆メシハラ」 である。

思い出してみれば、私の父は滅多に自分で料理しなかったが、たまにその気になると、結構な包丁さばきで母よりおいしいものを作った。そしてその息子の私も、こう言っちゃナンだが、妻より手早くおいしいものを作れると思っている。父はそのことについてことさら口には出さなかったし、私もそれに倣っているが、これは家庭の平和のためである。

で、これは私の思い込みかもしれないが、「やらせてみれば夫の方が料理がうまい」 という夫婦の方が、問題が少ないと思う。それは、男が料理をすることによって多少なりとも 「家庭的な視点」 みたいなものを理解できるからだろう。メシもまともに作れないような男は妻を思いやれないから、結果的に 「メシハラ」 の反撃を受けてしまうというのは、論理の飛躍だろうか。

ちなみに、上述の 「メシハラ」 相談の引用部分、最初の方の男性は、日本語がちょっと不自由みたいなのだ。というより、この文章を書いた弁護士さんの方の日本語能力の問題かな?

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2018/04/29

「アイフル (Aiful)」 という社名

「アイフル」 という名前の消費者金融会社がある。その英文表記について、私は当然ながら、ずっと "Eyeful" なのだろうとばかり思っていたが、ある日電車内の吊り広告を見たら、"Aiful Corp." と表示されていた。家に帰ってウェブで調べたら、公式ウェブサイトの一番上の部分に、堂々と "AIFUL CORPORATION" とある。ここまでやられたら、「ああ、そうですか」 と納得せざるを得ない。

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”Eyeful“ という単語なら、英和辞書でも簡単に見つかって、「たっぷり見ること、目に入ったほこりなどの少量、人目をひく素敵なもの、美人」 などとの訳が付いている。しかし "aiful" なんて単語は見当たらない。「ない」 と証明するのはエラいことなので、ここではとりあえず 「見当たらない」 にとどめておく。

"Aiful" という社名については、同社のサイトの 「アイフルの社名の由来」 というページに、次のように説明してある。

このアイフル (AIFUL) の社名は、『愛情 「Affection」 と努力 「Improvement」 をもって誠実 「Faithfulness」 に仕事に臨み、結束 「Unity」 と活気 「Liveliness」 に満ちた会社』 を意味しており、社内公募で決まった名前です。

なんだか、いかにも素人の考えたこじつけ風で、読んで脱力してしまう 「由来」 なのだが、まあ、先方としてはマジのようだから、こんなことでどうのこうの言ってもしかたがない。しかしまあ、(一部の) 日本人は、こういうの好きだよね。似たような発想の社名 (とか、あるいは高校生のバンド名とか) は、探したら日本全国にいくらでもあるような気がする。

今日は連休初日というのにあちこち回って仕事をし、最後にこのページなんか見たものだから、どっと疲れてしまった。よって、これにて失礼。

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2018/04/13

「机に寝るための便利グッズ」 というもの

昼前のラジオを聞いていたら、「机に寝るための便利グッズ」 というのを紹介していた。「机に寝る」 って、どんなに身を縮こめたらいいんだと、頭の中がモチャモチャになりかけたが、どうやら昼休みなどに机に突っ伏して寝るためのグッズらしい。

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ラジオの音声だけではなかなかイメージがつかめないのでインターネットで検索してみたら、上の画像のようなのが見つかった (参照)。「おひる寝っしょん」 という商品名らしいが、決してお昼におねしょするというようなものではない。他にも、腕にクッションを巻き付けて突っ伏して寝るという 「らくらく快適腕枕」 など、なんとまあ、いろいろな種類がある。

市場には 「便利グッズ」 と称する商品がいろいろあるが、私の印象ではそのほとんどは、ことさら 「便利」 というほどのものじゃない。他のありモノで充分に代用がきくし、どちらかと言えばあるだけ邪魔くさい。そのうちどこかにしまい忘れて、頭の中から消え去ってしまうという程度のものである。

で、こう言っては申し訳ないが、この 「おひる寝っしょん」 は結構かさばるし、「あるだけ邪魔くさい」 ものの典型なんじゃあるまいか。そもそもこんなもの、普段はどこに置いとけというのだ。まあ、中には 「お昼休みのチョイ寝に欠かせないので、使う時以外はロッカーの最上段に大切に保管してます」 なんて人も、稀にはいるかもしれないが。

で、話はそれだけでは済まない。オフィス用品のメーカー、KING JIM が 「着る布団」 なんてものを出しているというのだ。つなぎの服みたいなイメージの寝袋のようなもので、「大規模災害発生時の帰宅困難者に」 という触れ込みである。「靴を履いたまま脱ぎ着することができて、着たまま歩ける」 のだそうだ。

しかし大規模災害発生で会社から帰宅困難になった時なんて、実際にはまんじりともせずに夜を明かすことになり、時々うとうとするぐらいで、横になって寝ることなんてまずないだろう。「着る布団」 なんてものを会社がまとめ買いしても、何十年経っても 1度も使わずに、倉庫で探し物をする時に 「なんか、あるな」 と思う程度のものになってしまのが関の山なんじゃなかろうか。

とはいえ、世の中には 「便利グッズ」 といわれるものが大好きで、いろいろ買い揃えたがるタイプの人が少なくないようなのだ。こうした商品はそんな需要に支えられながら、次から次に現れては消えていくのだろう。

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2018/03/10

奈良の鹿をじらしたら、噛みつかれるのも仕方がない

読売新聞が "奈良公園で 「鹿にかまれた」 … 相談の 8割外国人" と報じている。私は 「奈良の鹿が人に噛みつくぐらいは昔から有名な話で、何を今さら......」 と思ったが、外国人、とくに中国人が鹿に噛みつかれて大袈裟に騒ぐのは、狂犬病が怖いという事情があるようだ。

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記事によると、統計を始めた 13年度の全体の相談件数はわずか 50件で、そのうち外国人は 12件のみだったが、17年度 (1月末現在 )は 128件と、10倍に増えたのだそうだ。8割以上が中国人で、中国からのインバウンドの急増を象徴する話である。

鹿に噛まれたぐらいでは怪我の程度は軽い。しかし 「狂犬病が怖い」 と言って相談に来るケースが多いので、奈良公園側では、「日本では 50年以上、狂犬病は発生していません」 として安心するように呼びかけている。

道理で最近、奈良公園に行くと鹿との接し方について注意を呼びかける看板が増えた気がしていた。看板は英語、中国語など、数カ国語で書かれているが、主として中国人向けだったわけだ。中国人は 「鹿せんべい」 を与えるところを写真に収めたがるようで、シャッターチャンスを狙っているうちに、鹿の方がジレて噛みつくケースが多いという。

奈良公園の鹿は餌付けされているとはいえ、基本的に野生で、その上に人慣れしすぎて恐れないから、じらされたら怒って噛みつく。昔から 「宮島の鹿は純朴だが、奈良の鹿は生意気」 というのが、知る人ぞ知る定説で、日本人でもよくケツを噛まれたりしていた。日本人は狂犬病の心配に思いが至らないから、ことさら騒がないだけである。

ただ、「純朴」 と思われている宮島の鹿でも、油断がならない。私の知人はちょっとよそ見をしているうちに、ガイドブックをむしゃむしゃ食われてしまったというから、気を許しすぎるのは禁物だ。

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