カテゴリー「世間話」の297件の記事

2017/10/31

「上りは右側を 下りは左側を」 という案内表示

みうら@素数大富豪という人の tweet に、思わず笑ってしまった (参照)。「朝夕のラッシュ時は 上りは右側を 下りは左側を」 と書いてある駅構内の案内表示板らしきものの写真に、ただ一言、「…ぶつかるよね?」 とコメントしている。

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確かにこれだとぶつかるよね。早く言えば、「逆走」 状態になる。右側にこだわるなら、上りも下りも右側通行で、つまりフツーに対面通行すればいい。しかし駅の階段は往々にして 「右側通行」 なんて書いてあっても、それを遵守する人はあまりいない。勝手放題に手近なサイドで上り下りされている。

この案内表示を作った人は、こうした混乱状態を何とかしようとして、この案内表示を作ったんだろう。しかし痛恨なことに、下る人は階段の反対側にいるというごく当たり前のことを忘れたために、こんなことになってしまったわけだ。

まあ、この案内表示は多分、階段の下に貼ってあるのだろうね。これから階段を上ろうとする人に、「右側を上ってくださいよ。反対の左側は上から下ってくる人がいるから」 と言いたいのだろう。

この場合、階段を反対側から下ろうとしている人にはこの表示は見えないわけだから、実際問題として、とりあえず大混乱になることはないだろう。階段の上の方の表示は、上りと下りだけを入れ替えて、「下りは右側を 上りは左側を」 とすればいい。同じ看板だと大変なことになるが。

ただし、より妥当な言葉の使い方をするなら、「右側は上り専用、左側は下り専用」 とでもしておけば、Twitter のお笑いネタにされることもなかった。ただこれも、反対側の表示は右と左を入れ替える必要があるので、実際にはややこしいだけになってしまうが。

こうした表示って、実は案外むずかしいし、こうした表示もやってしまいがちなことだから、私も気をつけなければならない。

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2017/10/26

こう切り出さないと、話が続かなくなる人たち

5年ほど前に、「こう切り出さないと、話が続かなくなる人たち」 というコレクションをしたことがあった。そのうち貯まったら、このブログのネタにでもしようと思っているうちに、すっかり忘れてしまっていたが、最近、iPhone の 「メモ帳」 アプリの奥の方に眠っているのが見つかった。

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手紙で言えば 「拝啓」 とか 「前略」 みたいなもので、まずはこう切り出さないと、次の話が出てこないという 「決まり文句」 が、職業やキャラによって案外固定しているのではないかと思ったので、ちょっと気付く度に書き留めていたのである。

5年ほど前のネタだから、もうすっかり古くなっているんじゃないかと思ったが、案外まだ通用しそうなのだ。ちょっと下に挙げてみよう。

野球選手: 「いや、そうですね」

野球選手のコメントは決まって 「そうですね」 で始まると言われるが、よく聞けば、「いや、そうですね」 がものすごく多い。英語で言ったら、"No, that's right." なんていう妙なフレーズになりそうだ。私は 「いや」 の後に肯定形をつなぐのは、気持ち悪くてできない。これ、きっと野球選手の職業病かもしれない。

官僚: 「お答えいたします。その件に関しましては………」

官僚の答弁というのは、「お答えします」 と言う割に、まともな答えになっていないことが多い。

ギャル:  「つぅかさぁ…」

意味のない接続詞。とにかく、ギャルはこれで始めないと話しづらいらしい。

ブックオフ店員: 「いらっしゃいませこんにちはぁ!」

近頃は一時ほど、このワンフレーズが店の中をエコーしまくるというほどのことはなくなってきたような気もするが。

ビジネスホテルのフロント: 「申し訳ございません…」

別にクレーム付けているわけでもなんでもないのに、なぜか最初にこのフレーズが出てくる場合が多い。

アントレプレナー: 「そういうことじゃなくってぇ…」

ホリエモンなんかが得意とするフレーズ。何が何でも文脈を自分サイドに引っ張ってこなければ話ができない。

広告プランナー: 「つか、逆にいうと…」

上記のアントレプレナーと同様、どうしても自分の文脈でないと話ができないので、こんな言い方をする。よく聞いてみると 「逆」 ってわけでもなく、要するに事前に用意してきた話に引っ張り込みたいだけ。

お笑い芸人がちょっとマジメなコメントを求められた時: 「俺、そういうの、わかんないんだけどぉ…」

わかんなきゃ、言わなきゃいいのに、なんかもっともらしいことを言おうとする。

中小企業のワンマン経営者: 「おぅ、あれ、やってくれた?」

いきなり 「あれ」 じゃ、わかんないよね。

元気なばあさん同士: 「今度、どこ行く?」
陰気なばあさん同士: 「近頃、具合が良くなくて…」

これはワンセット、本当によく聞く。元気なばあさんは本当にお出かけ好きだし、陰気なばあさんは、暗に病気自慢している。

姑: 「嫁が…」
嫁: 「姑が…」

言うまでもなく、これもワンセット。

市民運動家:  「それって、おかしくないですか?」

そんなこと言っても、相手は 「おかしいのは百も承知で言ってんだよ」 と言いたいのをグッと堪えてるだけで、まともな議論にならない。

とまあ、5年も経っているのに、あんまり代わり映えしないみたいなのである。

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2017/10/09

コカコーラは洗浄剤? ただし蟻んこに気をつけて

Instagram で blossom さんという方の動画が話題だ (参照)。恥ずかしながらまったく知らなかったけど、Instagram って、静止画像だけじゃなく動画も投稿できるのね。で、blossom さんの投稿のコンセプトは、"DIY ideas, tips and tricks. Do it Yourself, Do it For Great!" (DIY のアイデア、ちょっとした小技でイケる!) ということらしい。

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この人の投稿で最近日本でも話題になったのが、"Coke: drink it or hack it?" (「コーク: 飲むか、それともやっちゃうか」 って感じかな) という動画だ。どんなのかは、クリックして飛んでみていただきたい。

コークに小麦粉を加えてベイクするだけで一見おいしそうなケーキになったり、さび付いたレンチをコークに浸すだけで新品みたいになったり、野菜にスプレーするだけで虫除けになったり、湯沸かしポットやタイルの目地、窓ガラスの汚れが落ちちゃったり、Tシャツの漂白剤代わりに使えたり、髪の毛にこびりついたチューインガムが簡単に取れちゃったり、トイレがピカピカになっちゃったりするのだ。結構衝撃的である。

衝撃的というのは、「コークだけでこんなにいろいろな汚れが落ちちゃうの?」 という以上に、「こんなの、飲んじゃっていいの?」 という驚きもあるということだ。確かに、「こんなの胃の中に入れちゃって、大丈夫なの?」 とは、多くの人が感じる疑問だろう。

実際に、この投稿には、"If it can be used as a cleaning product, one probably shouldn't drink it lol!!!" (もし洗浄剤として用いられるなら、多分誰も飲まなくなっちゃう!!!) という率直なコメントが寄せられている。

しかし最も率直なコメントは、"Second day you're gonna find ants all over your house" (翌日には家中が蟻んこだらけになっちゃう) というものだろう。「コカコーラ・ゼロ」 を使わなきゃね。

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2017/10/08

ビジネスマンのランドセルって?

読売新聞のサイトに 「ビジネスマンがランドセルで通勤し始めたワケ」 という記事があって、この見出しを見た途端、私は 「へえ!」 と驚いた。この 「ビジネスマン」 という用語も 「ちょっとなあ」 という気がするし、とにかく、「ランドセルを背負って通勤するビジネスマン」 というのを、私は一度も目撃したことがない。

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最近は男性の会社員を 「ビジネスマン」 と呼ぶことはほとんどなくなったと認識していたのだが、まだこのように用例として現役のようなのである。言うまでもなく 「ビジネスマン」 は "businessman" という英語からきているわけだが、本来は 「実業家」 とか 「経営者」 を指す。だから 「ランドセルを背負って通勤するビジネスマン」 というのは、ちょっと変だ。

まあ、フツーのサラリーマンがリュックを背負って通勤するというのは今に始まったことじゃない。私はずっと昔からリュック派だったし、昨年の 3月も次のように書いている。(参照

私は40年近く前に、ワセダで多分最初にデイパックで通学した男で、それからずっと、荷物は背中に背負うのが一番だと思っている。外出の途中でちょっとした買い物 (本や雑誌など) をした時にも、手に持つのはうっとうしいから、リュックに入れてしまうし、とくに最近は駅まで自転車で行くので、背中に背負うスタイルは不可欠なのだ。

しかし 「ランドセル」 というのは、私には違和感がある。というか、滑稽さすら感じられる。記事によると、東京のランドセルメーカー・土屋鞄製造所が発売した "OTONA RANDSEL" (大人ランドセル)」 というのが売れているのだそうだが、値段が 10万円もするのだそうだ。私はそんなの要らない。そもそも、小学生があんな大きなランドセルを背負って通学するというのも、「気の毒」 と思っているほどだし。

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2017/10/01

「はたいてしまう悪い癖」 という、相撲協会の日本的論法

取り立てて好きでもない政治ネタを 3日も続けてしまったので、珍しく 「相撲ネタ」 なんかで書いてみようと思う。前々から書いてみたいと思っていたのは、「はたき、引き」 を相撲解説者は全然歓迎していないようだということだ。できれば押し出したり、寄り切ったり、投げ飛ばしたりしてもらいたいみたいなのである。

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しかし相撲に 「引き」 や 「はたき」 は付きもので、実際にはこれで勝負がついてしまうことがかなり多い。そして、引いたりはたいたりした力士が勝つと、解説者は別段悪くは言わないのに、それで失敗して負けてしまうと、「また、はたいてしまう悪い癖が出てしまいましたね」 と、散々な言いようになってしまう。このあたり、私には典型的な 「結果オーライ主義」 にしか思われないのである。

ちなみに、相撲には 「突き落とし」 という決まり手がある。これ、正面から突き飛ばして土俵から落っことしてしまう技のように聞こえるが、実際には、前のめりになった相手の背中を上から突いて這いつくばらせる技である。

はっきり言って 「引き落とし」 と区別がつかない。Wikipedia にも 「引き落としと判別しにくいことがある」 とあるほどだ (参照) 。私に言わせたら、「判別しにくいことがある」 ではなく 「判別しにくい」 と言い切ってしまえばいいと思うのだが。

これ、便宜上 「突き落とし」 という決まり手を用意しておかないと、「引き落とし」 と 「はたき込み」 ばかり多くなってしまって、相撲協会としては決まりが悪いからじゃないかと、私は疑っている。

さらに言えば 「はたいてしまう悪い癖」 ではなく 「はたきが下手ですね」 で済むことだとも、私は思っている。はたきが上手だったら、「悪い癖」 なんて言われずに済む。このあたり、どうも相撲協会という組織は建前論が先行して、実質論が育たないところだと思うのだよね。

まあ、とても 「日本的」 ということなのだが。

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2017/09/23

もっともらしい体裁だが、要するに広告

先日届いたマールマガジンに 「スマホ上級者なら入れてて当たり前。定番アプリランキング TOP 10」 というのがあったので、それほど定番というなら、自分はそのうちいくつインストールしてあるだろうと、ちょっとだけ興味があったので行ってみた。「今日のスマホ情報」 というページである。

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自分は少なくとも初心者なんかじゃないと意識しているから、「上級者なら入れてて当たり前」 という 10個のうち、少なくとも 2〜3個ぐらいはインストールしてあるだろうと、そこはかとなく思っていた。さらに、他にもいいアプリがあれば入れてみてもいいかなという気もしていたのである。

ところが行ってみると、私はその 10個のうちの 1つもインストールしていない。それらの 10個をここでつぶさに挙げようとは思わないが、「そんなの、インストールしても使わないだろう」 というのが 5個と、「同じようなことができる別のアプリを、既に使ってるし」 というのが 5個で、要するに、「そんなの要らない」 というものばかりである。

「なんじゃ、こりゃ?」 と思いつつよく見ると、そのページの上の方には "Sponsored" という表示がある。なんだ、広告じゃないか。こういうの、その世界では 「記事広告」 なんていう。客観記事のような体裁を取りつつ、実は広告なのだ。世の中にはこの手のものが多いんだよなあ。

こうした記事広告は、「そんなの要らない」 と見極めがつく上級者にはあまり効果がないが、「上級者になりたい」 と思っている層にはある程度の訴求効果があるのだろう。ただ、このページに行ってみて、「これ、いいかも」 と思っていくつかインストールしても、申し訳ないけど、あんまり使わないんじゃないかなあ。

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2017/09/13

不倫報道を巡る、週刊誌とワイドショーのアヤシい関係

一昨日の 「政治家の不倫という話題に群がる大衆心理」 という記事で私は、政治家の不倫報道には興味がないが、「この種の話題に群がりたがる大衆心理ということだったら、かなり興味がある」 と書いた。というわけで、今日はその続編である。

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この記事に、ハマッコーさんから 「政治家やタレントの不倫という話題に群がるのはテレビ局や週刊誌であって一般大衆ではないと思いますよ」 というコメントがついた。これは鋭い指摘で、実は私もそんなような気はしていた。

ハマッコーさんは、「個人的には政治家やタレントの不倫の記事が載っているからと言って週刊誌に 400円も払う気は全くありません」 と書かれている。確かにその通りで、週刊文春の発行部数は公称 68万部とされており、この数字を素朴に信じたとしても、日本人の約 175人に 1人しか読まない。号によって多少の変動はあっても、読んでいるのはどんなにオマケしてみても、人口の 1%以下だろう。

では、どうしてそんなにまでマスコミは、スキャンダルのスクープ合戦にしのぎを削るのか。

多くの日本人は、この種のニュースをテレビのワイドショーで知ることになる。まともなニュースでは、あまり取り上げないからね。ということは週刊誌にとって、テレビのワイドショーで 「今週の 『週刊〇〇』 によりますと……」 という枕詞で取り上げられることは、我々が思っている以上に重要な意味をもつのだろうと思われる。

要するにこれって、結構な宣伝効果があるはずなのだ。広告費を一銭も払わなくても、テレビが勝手に、しかも大々的に宣伝してくれるのだから、政治家やタレントのスキャンダルのスクープは、文春や新潮にとって、ものすごく 「おいしい」。

その証拠に、スキャンダル・ネタを重視する文春、新潮は、ワイドショーが盛んに宣伝してくれるおかげで、週刊朝日、サンデー毎日などよりずっと発行部数が多くなっている。読売ウィークリーなんて、とっくの昔に廃刊に追い込まれてるし。つまりこの種のスクープ合戦は、読者の関心に応えるという以上に、提供する側の都合が優先している。

芸能ネタ専門みたいな女性週刊誌は、タレントの不倫を報じてワイドショーに乗り、宣伝効果を上げられるが、文春や新潮などは媒体の性格上、ちょっとつつけばいくらでも湧いて出てくるタレントのスキャンダルをのべつ報じるわけにもいかないので、代わりに政治家のスキャンダルを報じることになる。(タレントのスキャンダルも全然報じないわけでもないようだが)

一方、テレビ局が週刊誌に載ったネタをワイドショーで取り上げるのは、コストをかけずに、もっともらしい、しかも小難しい政治経済ネタなんかより圧倒的に 「わかりやすい」 ネタで、放送の時間帯を埋められるからだ。つまり業界内の都合で、互いにもちつもたれつのメリットがある。それだけのことなのだろう。

スキャンダル・ネタが週刊誌とワイドショーに、読者や視聴者の 「知りたい」 というニーズを遙かに上回る勢いで、というか、まったく別の次元のパワーでばかすか飛び交うのは、こうした事情からとしか思われない。

中には不倫の当事者の政治家やタレントをもっともらしく非難することで、いかにも 「自分は清く正しい日本の庶民」 と思い込んで自己満足したり、TV カメラに向って深々と頭を下げられると、自分に向って頭を下げられたと勘違いして溜飲下げたりする人もいるのかもしれない。でも、それって具体的には何の得にもなっていないよね。

その昔 「指三本」 の宇野宗佑首相の辞任につながる不倫を大々的にスクープしたのは 「サンデー毎日」 で、その当時の編集長を務めていたのは鳥越俊太郎氏だった。その鳥越氏が東京都知事選に出馬して、「女子大生との不適切な関係」 なんてスキャンダルを書かれたのだから世話はない。

まことにもって 「因果は巡る」 である。

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2017/09/10

プリッツとプレッツェル

妻がどこからかタイ土産の 「トムヤムクン味プリッツ」 というのをもらってきた。江崎グリコ純正だが、タイ国限定発売なのだという。これをみて、「まがい物じゃないの? だって、アルファベット表記の読みが 『プレッツ』 になってるじゃん」 と言ったら、「プリッツ」 の表記は元々 "PRETZ" であって、 "PRITZ" じゃないのだという。

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というわけで、これは本当に、日本の江崎グリコ純正で、間違いなくタイ国限定発売の品物らしい。私はこの類いのスナック菓子をほとんど口にしないので、表記が正式に "PRETZ" だったとは、ちっとも知らなかった。「プリッツ」 なんだから、当然 "PRITZ" だろうと思い込んでいたのである。

なんで 「プリッツ」 が "PRETZ" なのか、気になって調べてみると、Wikipedia に次のように書いてあった。

プリッツはプレッツェルに由来する商品名であり、「プレッツェル菓子」 に分類されるが、いわゆる一般的なプレッツェル形ではなくストレートなスティックタイプである。

プリッツが 「プレッツェル」 に由来するものだとは、これまた、ちっとも知らなかった。念のため他のページにもあたってみたが、同様の説明ばかりだからきっと本当なのだろう。これまた念のため、プレッツェルとは下に示すようなスナック菓子で、欧米ではごく一般的なものだと思う。

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だったら素直に 「プレッツ」 にすればよかったのに、どうして一ひねりして 「プリッツ」 にしちゃったんだろう。形状はひねらずにストレートなのに。

この件についてはウェブで調べてみても、「ドイツ語由来だから、最後が "Z" なのか」 なんてのはあるが、母音の読みについて疑問を呈したページはついぞ見当たらない。どう考えてもこっちの方こそ不思議なのにね。

でも、まあ、そこまではあんまり興味ないから、昨日の ”STP” 同様、どうでもいいや。どうせ雰囲気のものなんだろうし。

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2017/09/09

”STP" のステッカーというもの

ボディに "STP" と書かれたステッカーを貼っている車をよく見かけるが、基本的にそっち方面に興味がまったくないので、何十年にもわたってこれを "STOP" (止まれ) と見間違えていた。追突防止のための過度なメッセージぐらいに思っていたのである。

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ところが最近、白内障の手術をして視界がよくなったせいか、「ありゃ、あれって "STOP" じゃなくて "STP" じゃん」 と、今さらながら気付いた。気付いてみると、「"STP" って、一体どういう意味なの?」 となってしまう。どうでもいいところが気になってしまう性分なのである。

先日、目の前を走るトラックの後ろに、この ”STP" ステッカーが貼ってあったので、ついに 「気になる臨界点」 に達してしまい、赤信号で停車中に iPhone を起動させてググってみた。すると検索結果の上位はステッカーの通販サイトばかりがズラリと並ぶ。ことほど左様に人気のあるステッカーということなんだろうが、肝心の意味はさっぱりわからず、そうなるとますます気になる。

目的地についてようやくゆっくり検索してみたのだが、「STP ステッカー 意味」 という 3語で検索しても、やっぱり通販サイトばかり表示される。辛うじて Amazon のサイトに 「STP 『Sustains Top Performance』 ステッカー。 『変わらないトップ・パフォーマンスを』 的な意味です」 とあるのを見つけたが、なんだかこじつけっぽくて "STP" の元々の意味ではなさそうだ。

それならばと 「STP 意味」 の 2語で検索してみると、マーケティング理論でおなじみの "「セグメンテーション」 「ターゲティング」 「ポジショニング」 の3つの頭文字" なんていうのが出てくる (参照) が、これもちょっと別の話だろう。

かと思うと、「フランス語で "please" の意味」 なんてのも出てくる。フランス語には弱いので、これは初めて知った。"S'il vous plaît" のカジュアル版が "s'il te plaît" ってことなんだろうが、やっぱりこれも目指す意味ではなさそうだ。

ようやく探り当てたのが、アメリカのモーターオイル会社のロゴらしいということである。日本語のサイトでは結局わけがわからず、英語版の Wikipedia まで飛んで、ようやくわかった (参照)。道理で車のボディに貼ってあるのが目立つわけだ。知ってる人は当然知っていて、知らない人にはどうでもいいことなので、「”STP” とは何か」 を説き明かすページなんて、必要ないんだろう。

このページでようやくわかった "STP" の意味は、こんなことである。ここまでは、ステッカーを車のボディに貼っていても、ちゃんと知っている人は少ないだろう。

The name began as an abbreviation of Scientifically Treated Petroleum.

直訳すれば、「この名称は 『科学処理された石油』 の短縮形として始まった」 ということなのだが、「科学処理された石油」 って何なのかまでは、力尽きてしまって調べる気がしない。まあ、そんなようなものなのだろうと、ゴニョゴニョで済ませておく。そのゴニョゴニョが "Sustains Top Performance" というこじつけにまで発展したわけね。

それにしてもこのステッカー、結構な人気があるらしくて、デッドストックだったものがヴィンテージ商品扱いになって、プレミアム価格が付いていたりする。私如きにはよくわからない世界を形成しているようなのだ。まあ、いずれにしてもちっとも興味がないから、そのあたりのことはどうでもいいや。私が知りたかったのは、あくまでも 「"STP" の意味」 ってことだったのでね。

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2017/08/31

「動機が正しくても……」 を身を以て示した麻生さん

「ヒトラーはいくら動機が正しくても……」 発言の麻生さん、肝心の 「ヒトラーの動機」 なるものの説明がまったくないままに発言撤回したのは、年のせいで頭の回路がちょっとおかしくなっちゃってるんじゃあるまいか。来月は 77歳を迎えるというのだから、そのあたりが心配になったりしてしまうよね。

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麻生さんは発言撤回の際に 「政治家にとって結果を出すことがすべてであることを強調する趣旨で、悪しき政治家の例としてヒトラーをあげた」 と述べておられる。ふむふむ、異論はあるだろうが、「政治家にとって結果を出すことがすべてであることを強調する」 というテーゼを、ここではとりあえず仮に 「正しい」 としておこう。

そしてそれを強調したいというのが、例の発言の 「動機」 であるとみられるわけだが、いくらその 「動機」 が正しいとしても、結果として周囲からこんなにまで責められてしまっては、まったくの逆効果だった。なにしろ 「政治家にとってのすべて」 である 「結果」 が出せなかったわけだからね。

なるほど、なるほど。麻生さんの言いたいことは、今回の事例を見てとてもよくわかった。まさに言いたかったことを、身を以て示してくれたわけだ。まったくもって 「動機」 が正しくても、方法論と論理展開がめちゃくちゃだと散々な結果になる。

しかし、そもそも 「動機が正しくても結果が出なければダメ」 なんていうのは、わざわざ言われるまでもないことで、世の中ではそれを 「骨折り損のくたびれ儲け」 と言う。子どもでも知っている 「世間知」 である。

今回の話は麻生派の研修会で持ち出されたというのだが、いくら政治家でも、こんなことをわざわざ 「研修」 しないとわからないってわけじゃなかろう。麻生さんのケースは、余計なことを下手すぎる言い方で言ったために、「くたびれ儲け」 よりさらにひどい結果を呼ぶという馬鹿馬鹿しいことになってしまった。

麻生さん、こんな脈絡もはっきりしないくだらなすぎる話で墓穴を掘ってしまったわけで、やっぱり 「頭の回路」 が心配になってしまうわけなのである。繰り返すが来月は 77歳で、数え年の 「喜寿」 をとっくに過ぎているわけだし。そういえば最近、持ち前のユニーク発言がほとんど伝わってこなくなった。

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