下町の隙間
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どの窓の内にも白きブラインドありて白き山茶花映ることなし
五日ぶりの都心。寒さが少しだけゆるんで、それほど肩をすくめなくてもいい。
神田の街の歩道に山茶花が咲いている。椿かもしれないが、私には区別が付かないから、一応山茶花と言うことにしておく。
白がベースの花の中に、ほんの少しだけ赤みのさした花が混じっている。山茶花の花の時期は長いから、これからずっと楽しめると思う。
ただ、この辺りはどのビルも白っぽい外壁で、通りに面した窓は白いブラインドに覆われ、白っぽい曇り空の下で、白い山茶花は全然目立たない。
今年の春までにいた岩本町付近の並木は主にイチョウだったが、このあたりはプラタナスが多い。プラタナスの葉は、まだ色も変わらず、木の枝にしっかりとついている。
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さらにまた南に向かひ遠ざかる赤き日の出に寒さ覚えず
今日は上天気の一日だった。朝のうちはまだあちこちに雲がかかっていたが、昼頃には快晴になり、暖かい一日になってしまった。
日の出の位置が、どんどん南にずれていく。夏の間は、この写真の左端よりjもっと左 (つまり北寄り) の位置に日が昇っていたものだが、今はあんなに遠くになってしまった。
あんなに遠くなれば、もっと肌寒くなってもいいはずだが、こんなにも暖かいと拍子抜けしてしまう。立冬の前に少し冷え込んだが長続きせず、今週半ばの雨の日も、それほど冷え込んだ感じはしなかった。だから、もうしばらくは 「秋の歌」 というカテゴリーのままにさせていただく。
一度分厚い布団に替えたが、また暖かくなってしまったので、薄い布団に掛け替えている。この冬は暖冬予想だが、こればかりは当たりそうな気がする。ただ暖冬だと、真冬でも春先のような天気図になるので、関東では雪が降りやすかったりする。油断がならない。
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秋雨を集めし川に浮かびつつ鴨の流るる気付かぬ速さ
今日は十三日の金曜日だが大安でもあり、バランスしてしまっている。
今朝は寒かった。十一月に入ってからというもの、妙に暖かいか、妙に寒いかのどちらかである。今日は妙に寒い方だと思っていたら、十二月中旬の陽気だという。
家の裏の川は、このところの雨ですっかり水かさが増えて、鴨の家族もゆったりと水に浮いて休んでいる。鴨にとっては、このくらいの寒さがちょうど快適なのかもしれない。
鴨たちは上流に向って少しは泳いでいるようにも見えるが、流れが速くなっているので次第に下流に流されている。つまり、ゆっくり調節して流されているようなのである。
興に乗って、動画も撮ってみた。うまい具合に、一羽が素敵に羽ばたいて少しだけ飛んでみせてくれた。
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