2009/12/02

和歌ログ記念日の歌

彼方まで発光ダイオード闇に浮く師走二日は和歌ログ記念日


Wl091202 今日はとても暖かい日だった。なるほど、気象庁の暖冬予測は当たるのかもしれない。多少寒い日があっても、寒さが長続きせず、すぐに暖まってしまう。

取手駅の西口の通りは、両側の並木にクリスマス・イルミネーションが点けられている。オレンジ色とブルーの二種類だ。

近頃、ブルーのイルミネーションがやたらと増えた。青色発光ダイオードが開発されて以降だと思う。私個人としては、イルミネーションは暖色系の方が好きなので、どうしてこんな色を使うのか、腑に落ちないところはあるのだが。

そんなこんなで、今日は和歌ログ記念日である。六年前の師走二日にこの和歌ログはスタートしたので、毎年この日には記念として、下の句を 「師走二日は和歌ログ記念日」 とした歌を詠むことにしている。

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2009/11/28

クリスマス近付く頃の男子と女子

クリスマス・イルミネーション男子女子未だ宵の口駅前広場


Wl091128 今日もまた暖かい一日だった。ここまで来ると、気象庁の暖冬予報も本当かもしれないという気がしてくる。

ラジオでお天気キャスターが言っていたが、暖冬というのは、ずっと平均して暖かいわけではなく、寒波が長続きしない冬なのだそうだ。暖冬とはいえ、寒波がくればちゃんと寒くなるが、その寒波に持久力がなくて、すぐに息切れしてしまい、暖かくなってしまうという。

そう言われてみれば、11月中にもかなり寒い日があったが、長続きしていない。「寒暖の差がありすぎて、体調管理が大変だよね」 とみんな言っているが、これが要するに、「寒波に持久力がない」 ということなのだろう。

取手駅西口のペデストリアンデッキに、クリスマス・イルミネーションが灯った。今年は真ん中の大きな木の枝を思い切り刈ってしまったので、木にイルミネーションが付けられない。それで、柵を利用してささやかな飾りにしたようだ。

そのイルミネーションの正面のベンチに、高校生のカップルが二組座り、楽しそうに話をしている。青春ドラマみたいな光景だ。時計台はまだ午後七時。宵の口だ。

私は一応文語で歌を詠むタイプなのだが、題材が題材なので、現代語と違わない歌になってしまった。

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2009/11/18

健気に光る東京タワー

宵となり伽藍の屋根の黒き影の彼方でタワーは光りゐるなり


Wl091118

東京スカイツリーとかいうものができてしまったら、今の東京タワーはどうなってしまうのだろう。

テレビ電波の発信は、スカイツリーの方にもっていかれるだろうから、テレビ塔としての存在意義は薄れ、利用料の収入も激減するだろう。そうなると、史的記念物として残すというのも、なかなか大変なことになるだろう。

とはいいながら、東京タワー、なかなかがんばっている。虎ノ門の方向からみると、お寺の屋根のシルエットの彼方で、けなげに光っているではないか。

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2009/10/29

居酒屋の灯の控えめの白さ

居酒屋の控えめの灯の白き路地の小さき空を渡る秋風


Wl091029昨日、新たに取った写真が保存されなくなってしまったりして、SD カードがもう寿命のような ので、新たに買い換えた。これですっきりと保存されるようになった。

秋田は日が暮れると寒いほどだったが、東京に戻るとさすがにそれほどでもない。日が短くなったので、夕方の六時頃になると、もう街の様子は夜になる。

会社帰りに連れ立って居酒屋に寄る人たちも目立つようになる。ただ、仕事の後に飲み会をするというのも、昔ほど多くはなくなったような気がする。

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2009/10/15

新川辺り

その昔海にてありしかこの街は或ひは破戒僧の歩きをりしか


Wl091015 証券取引所のある兜町の最寄り駅は、地下鉄の茅場町である。私は普段、兜町なんていうところには、全然用事がなくて、時々行っても単に通り過ぎるだけなのだが、地下鉄茅場町駅で降りることは時々ある。駅をはさんで反対側の、新川方面に行くときだ。

新川の辺りも、とくにバブルの時期以後はビルが建ち並んで、あまり面白みのない街になってしまった。

この両側にビルが迫る川は、なんと、隅田川である。なんとなく違和感だが、まあしかたがない。もう少し遡ると、水天宮などのある辺りになるが、この辺になるとこんなものだ。それでも路地を歩くと、ところどころに昔の面影が残っている。

「隅田川」 「面影」 と続くと、歌舞伎の 「隅田川続俤」 (すみだがわごにちのおもかげ) という芝居を思い出す。普通は 「法界坊」 という方が馴染みがあるだろう。昔は破戒坊主がこの辺りを肩で風切って歩いていたのだろうか。当時は、この辺りは海だったろうか、いやぎりぎりで陸地だったろうか。

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2009/10/14

ムクドリのねぐら消える

駅前のねぐらは消えて椋鳥は何処の木々に宿を取るらむ


Wl091014昨日の夜、取手駅に帰ってきたときには暗くて気付かなかったのだが、今朝見て驚いた。駅前ロータリーの立木の枝がすっかり刈り払われて、青々と繁っていた葉が消えてなくなっていた。

これは多分、ムクドリ対策なのだと思う。この大きな立木を数千羽というムクドリがねぐらにしていて、毎日夕方になると戻ってきて、けたたましい鳴き声を響かせ、辺り一面に糞を落としまくっていた。

業を煮やした市側が、「ねぐらなんて、あるからいかん」 とばかりに、枝をすべて刈り払ってしまったのだろう。昨日の夜、戻ってきたムクドリたちはさぞびっくりしただろう。

これで取手駅前は、ムクドリ公害から解放されたのだろうが、ムクドリがいなくなったわけではないので、またどこか新しい場所に移ってけたたましい鳴き声を響かせ、糞を落としまくるのだろう。

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2009/10/13

聖橋の眺め

神田川に自らの弧を映し込みひじりの橋は環を描きゐる


Wl091013 今日は思いの外いい天気で、気温も二十五度ぐらいまで上がったようだ。ただし、日が暮れると急に涼しくなる。

中央線の御茶ノ水で降りて地下鉄の丸の内線に乗り換えようとすると、御茶ノ水橋を渡る。そこからの聖橋の眺めがなかなかいい。

御茶ノ水の橋というと聖橋ばかりがもてはやされて、駅舎のある側の御茶ノ水橋は名前すらあまり知られていないが、なかなかありがたい橋である。

そのありがたさは、聖橋を眺めることができるということによるというのが、ちょっと気の毒だが。

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2009/09/23

夢を見終えて

あの頃の夢の未来のここにあり夢を見終えて人はただ歩く


Wakalog_090923 連休最終日の今日ぐらいは休めるかと思っていたが、結局は野暮用ができて新宿まで出てきてしまった。天気の良かったのが幸いである。

写真は新宿駅西口から副都心方向を望んだところ。写真にしてみると、なんとなくいつも見慣れた光景とは違った趣になる。

本当にこうしてみると、子どもの頃の漫画に出てきた未来都市の雰囲気である。ビルの建ち並ぶ様子だけではない。そこには当時は思いも寄らなかったインターネットが張り巡らされていて、隔世の感がある。

しかしあの頃は夢のように思っていた、あるいは夢にも思わなかった都市の状況が実現してみると、そこに住む人間の暮らしは夢のようでもなんでもない。あの頃と、基本的には何も変わっていないような気がする。

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2009/09/19

連休の都心

連休の都心の昼に立つ我は寄する波もなき孤島の如し


Wakalog_090919 今年は秋がきちんと来てくれているのが、なんだか気持ちが悪いほどである。和歌日記を読み返してみると、とくに一昨年の今頃はまだ暑さにうんざりしていたのが思い出される。

エルニーニョなのだそうだ。エルニーニョだと冷夏になるという。そして聞くところによると、楽天の野村監督は昔からエルニーニョの年は運がいいのだそうだ。今年は楽天球団始まって以来の、Aクラスになりそうなので、このジンクスはまだ生きているようだ。

写真は昼前の上野駅。がらんとしているのは土曜のせいか。それとも、連休で人がみなどこかに出かけてしまっているのか。

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2009/07/24

雑踏の人

ビニールの袋の胡桃の実の如く雑踏の人は似て同じからず


Wakalog_090724 晴れたかと思うと、また小糠雨。小糠雨で済むかと思えば、急に本降りになる。なんだかわけのわからない天気である。本当の梅雨は、まだ明けていないのだろう。

夕方六時頃、秋葉原の昭和通りを歩くと、会社帰りの人がどっと道に繰り出している。「ここは上海か?」 というほどの雑踏だ。

岩本町にいた時は、こんな雑踏にはならなかった。やはり、秋葉原は今旬の街なのだろう。

雑踏ついでに、御徒町の多慶屋というディスカウントショップに寄って、クルミの実を三袋買った。ケーキなどに入れるために、頼まれていたものである。我が家はクルミの消費量がかなり多い。

中国製かなと思って袋の表示をみたら、米国製だった。小麦や大豆に限らず、米国の農産物というのは、かなり多いのだな。

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