今年、猛暑日を記録したのべ地点数は過去最高だった
Weather News が「2024年は猛暑日が過去最多 温暖化が進むと猛暑日はどうなる?」と報じている。全国のアメダスで観測された猛暑日(最高気温 35℃ 以上)ののべ地点数が 10,273 で、過去最多となったのだそうだ。確かにこの夏はとんでもない暑さだったからね。
「とんでもない暑さだった」と書いたが、東京を中心とする南関東はまだマシだったようだ。今夏の東京の猛暑日は平年より 14日も多い 19日だったが、名古屋市と京都市は共に 40日、大阪市は 35日となっている(参照)。(Weather News の記事にあるグラフは 7月末時点の数字のようだ)
さらに上には上があるもので、「福岡県太宰府市では 7月 19日〜8月 27日まで 40日連続で最高気温が 35℃ 以上の猛暑日となり、年間では 62日といずれも国内の歴代最高を更新しました」とある。年間のおよそ 17% が「猛暑日」というのである。
ということは、1年の半分近くが最高気温 25℃ 以上の「夏日」なんじゃあるまいか。変な話だが、茨城県のつくば程度の暑さでヒイヒイ言ってたのが申し訳ないみたいな気がするほどだ。
とはいえ太宰府市が記録更新する前の日本記録は、群馬県桐生市で昨年記録された 46日だったというから、北関東の内陸部も暑いと言えばメチャクチャ暑い。茨城県は海があるだけまだましだ。
猛暑日の記録数はとにかく 2020年以後にうなぎ登りである。このまま温暖化が進むと、東京の猛暑日は 26年後の 2050年頃には 17日となり(今年の 19日が異常値だったとしたら、むしろありがたい)、さらに 2100年頃には 44日にまで増えると予測されている。今年の大阪の倍以上だ。
その大阪に至っては 2100年頃には 74日が猛暑日(1年の 20%以上)になるという。そうなったら、年間の半分以上が夏日になって、残りのチョボチョボが春秋冬という具合なのだろう。いや、冬なんて季節が残っているかどうかも危ぶまれる。
猛暑が進むと熱中症で命を落とす人が増えるだろうと言われ、とくに老人はアブナい。生きにくい世の中になって、ただでさえ少子化なのだから日本の人口はずいぶん減ってしまうのだろうね。まあ、私はそこまで生きていないからいいけど(とも言っていられないか)。
ちなみに、今日も暑くなって 30℃ の「真夏日」になっている。10月 4日の和歌ログで「桃色の木槿の花の咲き誇り今年最後の真夏日は行く」と詠んでしまったが、ガセネタになってしまった。
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