2023年6月 5日

「河童の川流れ」ならぬ「ウシガエルの川流れ」

夕べ、「何だか変だな」と思ってよく考えてみたところ、あれだけ賑やかだったウシガエルの鳴き声(参照)がまったく聞こえてこないことに気付いた。どうやら台風 2号によるものすごい増水で、川に棲んでいた多くのウシガエルがきれいさっぱり流されてしまったようなのである。

2306051

上手でも時に失敗することがあるというのを、俗に諺で「猿も木から落ちる」とか「河童の川流れ」とか言うが、今回の場合は「ウシガエルの川流れ」ということになってしまったようだ。それだけすごい大雨だったのだね。

ここまで書いて、「待てよ、前にもこんなようなことがあったかも・・・」という気がして、自分のブログ内を検索してみたところ、2019年 9月 14日付の「台風以後、ウシガエルの声が聞こえなくなってしまった」という記事が見つかった。この時は、その 5日前に千葉県に上陸した台風 15号(参照)の影響だった。

その台風では強烈な風が吹いたが、夜間に通り過ぎたこともあって大雨の印象はさほど強くない。それでもウシガエルは流されてしまったようで、それどころか記事に付けられた らむねさんのコメントで、ウシガエルが溺死してしまうことさえあると知って驚いた。

今回の台風は増水した川の水が溢れて道路が冠水してしまったほどなのだから、結構な溺死例だってあったかもしれない。

というわけで、ここ 2日間はヨシキリの「ギョギョシ、ギョギョシ、キリキリキリ・・・」という鳴き声(参照)は相変わらずけたたましいが、どうも中途半端に淋しい気がしていたわけだ。静かになったと感じるより、淋しいと感じるほどなのだから、慣れというのは恐ろしいものである。

ただ、4年前にウシガエルがいなくなってしまってからも、いつの間にかどこからかやってきて棲みついてしまった。今回は夏の初めのことでもあるし、秋が来る前にまたあの鳴き声が復活するだろう。

 

| | コメント (0)

2023年6月 4日

食ってみたい! 10年物のおばけヤマイモ

南日本新聞のサイトに、メチャクチャそそられる記事を発見した。「重機使って 2日がかり デ、デカい... 掘り出したのは、10年物?のおばけヤマイモ」というものだ。

230604

鹿児島県指宿市の菖蒲谷佐吉さんという人が 10年前に植えたヤマイモを収穫しようとしたが、掘っても掘っても先端に行き当たらず、重機を使って 2日がかりで 1.8m 以上掘り下げ、ようやく掘り出せたという。記事の "「隣近所に分ける算段も大変だ」と喜んでいた" という結びが印象的だ。

このヤマイモ、10年も地中で育つうちに太股ほどの太さになっている。しかも重さが 78kg 以上というのだから、私の体重よりちょっと重い。台風 2号の大雨を忘れてしまえそうな、魅力たっぷりのニュースである。

私はヤマイモ大好物で、すりおろしてご飯にかけたら山盛り 2杯は軽くイケる。この 10年物、一口でいいからご相伴にあずかって味わってみたいものだ。

考えてみれば、10年かかって育ったものなんて、生まれて一度も食ったことがない。どんなに深いコクだろう。隣近所は幸せなことに分け前にありつけたようだが、つくばの地から鹿児島まではいくらなんでも遠すぎる。残念!

それにしても菖蒲さんという方は、写真を見る限りでは白髪とはいえ 82歳(私より一廻り上)には見えないほど若々しい。これもヤマイモの力かなあ。

まあ、こちらとしては、写真を眺めて食ったつもりになるだけで我慢しよう。

| | コメント (2)

2023年6月 3日

台風 2号による大雨の報告

今朝、目が覚めてカーテンを開けた途端、裏の川の幅がやたら広くなり、水面が目の前に迫っているように見えて驚いた。どこから吹き飛ばされて来たものか、白いカラーボックスがかなりの速さで流れて行く。

2306031

私のもう一つの毎日更新ブログ『和歌ログ』に載せておいた昨日の川の様子は、下の写真のような具合だった(参照)。強風に煽られて白波が立っており、これでもいつもよりずっと水量が多いのだが、今日はさらに 3m 近く水位が上がっている。

2306032

ついでに自分の iPhone の中を探しまくったら、今年の春頃に同じアングルで撮った写真が見つかった。雨降りの日に「川幅がずいぶん広がったなあ」と思いながら撮ったのだから、これでもいつもよりずっと水量が多い。

2306033

ということは、今日の川幅はいつもの 3倍以上、もしかしたら 4倍ぐらいと思っていい。朝一番でびっくりするのも道理である。

川向こうの県道も冠水してしまっているようで、通り過ぎるクルマが水しぶきを上げている。田んぼとの境目がわからなくなっているだろうから、注意が必要だ。

いずれにしても、大雨は峠を越えたようで、かなり小降りになってきている。家の周囲には風で飛ばされてきたいろいろなモノが散乱しているので、午後に晴れてから片付けよう。

我が家の周囲はこの程度で済んだが、浸水するなどの被害を蒙った方々には、心からお見舞い申しあげる次第である。

【同日 17:20 追記】

これを書いた時は、雨もまだ止んでいなかったので外には出ていなかったが、午後になって晴れてから様子を見に出て驚いた。我が家の前の道路は大丈夫だったが、やや下って県道に出るまでの道が、すっかり水没してしまっている。

この様子は、本日の和歌ログに、「第二報」的なものとして写真入りで書いたので、ご覧頂きたい(参照)。

| | コメント (0)

2023年6月 2日

「線状降水帯」は、本当に勘弁してもらいたい

ここ、つくばの地でも昨夜からずっと結構な雨が降り続いている。これは台風 2号が梅雨前線を刺激しているためということで、ウェザーニュースの最新情報(午前 10時 18分)でも「西日本と東日本は大雨に警戒を。線状降水帯の発生に注意」と報じられている。

230602

「線状降水帯」と言えば思い出すのが、2017年の「平成 29年 7月九州北部豪雨」だ。この時に大被害を蒙った福岡県に知り合いがいて、「生きた心地がしなかった」と語るのを聞いている。所有する車が 2台とも土石流で流された上に近所の人が土砂崩れで亡くなったというのだから、言葉に実感がこもる。

さらに記憶に新しいのが 2021年 7月 3日に発生した「熱海伊豆山土石流災害」で、この時も「隠れ線状降水帯」が発生していたと、気象予報士の森田正光さんが伝えている(参照)。2日後に当ブログで紹介した動画を、改めて下に掲載しておく。

ウエザーニュースの示す「予想積算雨量」を見ると、わが茨城県は 100〜150mm 程度となっている。静岡県の山間部が 300mm 以上となっていて、まさに土石流の心配があるのに比べればまだマシだが、なにしろ我が家のすぐ裏手が川だから、増水が心配だ。

この川は拡幅工事が済んでからまだマシになったが、移転してきた当初はしょっちゅう氾濫していた。1986年の夏には本当にヤバくなって、高台の中学校に避難したことがあり、この時の記憶を、上でリンクした 2017年 7月の記事のほか、2020年 7月 5日の「熊本豪雨のニュースで思う」にも書いている。

そんなわけで大雨には結構苦労した経験があるので、今年は台風が多くなりそうだとも伝えられていることもあって、結構心配の種になっている。今回の大雨もできるだけ被害が軽く済んでくれればいいと願うばかりだ。

【同日 12時 05分 追記】

昼のニュースで、「高知県で線状降水帯発生」と伝えられていた(参照)。この辺りにも知り合いがいて、無事を祈っている。

2306022

| | コメント (0)

2023年6月 1日

中学校の昼食時間に『君が代』はふさわしくない?

何がなんだかわからないニュースというのが時々あるが、OBS(大分放送)が報じた "中学校の昼食時間に『君が代』放送 曲を流した生徒に「ふさわしくない」教師が指導" というのはその典型例だろう。本当にさっぱりわからない。

230601

内容を手短にまとめると、こんな具合になるだろう。

  1. 大分市にある中学校で昼食の時間中、生徒 3人が校内放送で国歌『君が代』を流した。
  2. 普段は生徒の選んだポップ系の音楽を流していたが、この日は放送時間が余ったため、生徒の判断で『君が代』を使用した。
  3. 気づいた教師が放送室に駆け込み「ふさわしくない」と指導。
  4. その後、3人のうち 1年の男子生徒が体調不良を訴えたため、学校側が早退させた。
  5. 学校側は「生徒が悪ふざけで『君が代』を流したわけではないと思われるが、昼食の時間はふさわしくない。教師の指導も適切だった」と説明。

まずわからないのは、生徒が「時間があまったため」とはいえ、何でまた、よりによって(漢字表記は「選りに選って」)『君が代』を流したのかということである。「時間があまった」というのも、いかにも取って付けたような理由だし。

そしてさらに違和感を生じさせるのは、それを聞いた教師が放送室に「駆け込み」という表現である。大分放送としては、この一見さりげない一言に、正面切っては言えないニュアンスを精一杯込めたんじゃなかろうか。その意味ではちょっとしたヒットである。

つまり、この教師は息せき切って「駆け込む」ほどにムチャクチャな剣幕だったんだと想像される。そして生徒の 1人がその場でうずくまって体調不良を訴えるほどの厳しさ、あるいはねちっこさで、「適切な指導」をしちゃったのだろう。

さらに学校側は『君が代』に関して「昼食の時間はふさわしくない」と追認しているのだが、どうしてふさわしくないのかという理由がちっとも説明されていない。そりゃ、決して「ぴったり」というわけでもないが、もしかしたら、国歌を聞いたら緊張して消化不良になるとでも言うのだろうか。

私の勝手な想像だが、『君が代』を流した生徒は、学校の言うように「悪ふざけ」ではないなら、結構な「愛国少年」なんだろう。そうでなかったら、わざわざこの曲を選んだりはしない。そして放送室に「駆け込んだ」教師というのは、対極的な左翼教師なんだと思われる。

お互いに「使命感に燃えちゃった」のかもしれないが、いずれにしても「無意味なやり過ぎ」だよね。そして結果論としてだが、学校側の「教師の指導も適切だった」という言い草は、右翼ならずともかなり気に食わない。「適切な指導」で生徒が体調不良なんて起こすものか。

というわけで、そりゃ、炎上もするだろう。

 

| | コメント (4)

2023年5月31日

インターネットという「つながり」の世界

当ブログの右サイドバーには、ちょっと下の方に「人気記事ランキング」という項目があって、アクセスの多い記事のベスト 10が表示されている。で、今日は一昨日 29日付の ”「家族 切断」という名前のチェーン理髪店” という記事へのアクセスがやたら多くなっている。

230531

いろいろと調べてみたところ、"egone" というブックマークページからのリンクでのアクセスが多いとわかった。行ってみると、確かに私の記事が紹介されているじゃないか。下がその証拠画像である。ありがたくも光栄なことだ。

2305312

ちなみに、常にある程度のアクセスを集める記事というのがある。自分のブログでいうと次のような記事だ。

童謡『桃太郎』の歌詞が、最近変わったらしい(2014/5/14 付)
男性の身長 178cm 最強説というのを見つけた(2016/12/17 付)
井の頭公園は「いのかしら」か「いのがしら」か(2014/4/5 付)

この 3本はどういうわけか、常に確実なアクセスを集めてしまうのだが、自分で考えてもそれほど重要な意味のあるページとも思われないのだよね。ふとした思いつきでググられた結果なのだろうが、こちらとしても単なる思いつきで書いたのだから、そんなものなのだろう。

それから、最近急にアクセスの増えたページというのもある。こんなようなのだ。

"FLEECE AND GO" はちょっとなあ(2007/10/25 付)
「シマエナガが乗っています」というステッカー(2022/11/8 付)

とくに「"FLEECE AND GO" はちょっとなあ」なんていうのは 16年以上も前に書いた記事で、今となってはホットでもなんでもないので、どうして注目されてるのかさっぱりわからない。どこかで誰かがブログか何かで取り上げてくれたのがきっかけとなってアクセスが増えたんだろうけどね。

思えば私も自分の記事で他のブログ記事を引用することがあり、その場合は引用元をしっかりと明記するのだが、そんなような場合は、相手のブログへのアクセスが急に増えて、びっくりされてるかもしれない。

それを思うと、インターネットというのは、本当に「つながり」の世界である。

 

| | コメント (0)

2023年5月30日

ヨーグルト容器をゴミに出す時の分別法

お笑いコンビ、マシンガンズの滝沢秀一の tweet が話題になっている(参照)。彼はゴミ清掃員としても働いているらしく、そっち関連でいろいろマジな発信をしているようなのだ。

230530

今回の tweet はヨーグルト容器をゴミに出す時の分別法に関するもの。右側の写真を見ると「紙」という表示があるので、左側の写真のように「雑紙」と一緒にまとめて出す人がいるのだが、実は防水加工されているので古紙として再生されないのだそうだ。

ということは、「可燃ゴミ」として出すのが正しいということになる。

これを見て、「ありゃ、おかしいなあ。ウチのヨーグルト容器は『紙ゴミ』じゃなかったよなあ」と思い、確認してみるとこんな具合だった。しっかり「プラ」表示である。

2305303

これはイオン系スーパーで出している "TOPVALU"という変な綴りのプライベート・ブランド商品。発想は "Top Value" で「トップの価値」というココロなんだろうが、むしろ「トップの価格」みたいに受け取っちゃうよね。まあ、PB だから当然安いんだけど。

おっと、話が横道に逸れかけたが、同じ「ヨーグルト容器」でもいろいろな規格があるということだ。というわけで、ゴミはきっちりと分別して出そう。

 

| | コメント (2)

2023年5月29日

「家族 切断」という名前のチェーン理髪店

先日、某所を歩いていたら「ファミリーカット」という看板を見かけ、「へえ、それって何屋さんなんだ?」と思い、確認したところ、いわゆる「1,000円床屋」だった。それにしても「家族 切断」ってのは、スゴい名前だなあ。

230529

文字通りに受け取ったら、「家族の絆を断ち切る店」みたいなイメージである。「テープカット」(これは「和製英語」で、フツーの英語では "ribbon-cutting ceremony" というらしい)が「テープを切ること」なんだから、「ファミリーカット」だって自然にそうなるんじゃないかなあ。

帰宅してからググってみたところ、店名の由来まではわからなかったが、なんと千葉・埼玉・東京で 70店舗以上展開する結構な規模のチェーン店なんだと判明して(参照)、ますます驚いてしまった。茨城県になくて、ちょっとほっとした。

妻は「きっと、お父さんから子どもまで、家族の誰でも受け入れるお店というつもりなのかもね」と言うのだが、それにしてもスゴいよね。私だったらそんな名前は、恐ろしくて到底付けられない。

いずれにしても、理髪店、美容院のネーミング・センスってのは、雰囲気だけに流れすぎて驚いてしまうことが多いということは前にも書いた。こんな具合である。

美容業界、理容業界の「雰囲気だけの横文字」
"Cut House"(切られ家)と "Cut In"(割込床屋)

とくに気になっているのは、"Arms" という名の美容院の多いことで、その本家は青山の "Kamkimoto Arms" という超有名店である。想像するに「腕前」というようなつもりで付けたのかもしれないが、英語で "arms"(複数形)と言ったら、「武器、軍備」という意味になってしまうんだがなあ。

まあ、この方面の人たちというのは、言葉の文字通りの意味なんて気にしないで、イメージ優先でものを考える傾向が強いのだろうと思うほかない。

 

| | コメント (2)

2023年5月28日

岸田首相、最近は「無双」なんだそうだよ

何となく半月以上政治ネタから遠離っているうちに、岸田首相の支持率が上がってきていているとは聞いていたが、サミット後の読売新聞調査では、なんと 56%だという(参照)。さらに、現代ビジネスのサイトでは "岸田首相の「無双ぶり」が止まらない・・・!" なんてことにまでなっている。

2305281

これを書いた歳川隆雄という人は "「インサイドライン」編集長" ということになっている。このメディアって初耳だったのでググってみたところ、"デカ目メイク「インサイドライン」の危険性とは" という気持ち悪いページの次に Tokyo Insideline というページがヒットし、次のように説明されている。

歳川隆雄の「インサイドライン」とは、日本の政治、経済のインサイド(内幕)情報だけでなく、東アジア(中国・台湾、朝鮮半島)、ロシア、米国に関するインサイド情報を発信する日本唯一のニューズレター

何だかよくわからないが、今回の記事自体もあまりよくわからない。まあ、「まつげより内側の粘膜部分にアイラインを入れるメイク方法」的に、かなり際どいお話ってなことなのかもしれない。

いずれにしても岸田首相の支持率がアップしているのは事実で、その要因は、私に言わせると「首相の言ってることを聞けば、文字通りの意味としてはよくわかる」ってことなんだと思う。というのは、それ以前の首相は「言ってることの意味が通じない」って人ばかりだったからだ。

とくに前首相の菅義偉氏の場合は際だって言葉センスがメチャクチャで、自分でも何を言ってるのかわかってなかったんだと思う。広島での原爆記念式典で原稿を読み飛ばし、さらに「原爆」を「原発」と読み間違えても自分で気付かなかったのが話題になったが、そんなの日常茶飯事だった(参照 1参照 2)。

翻って今の岸田首相は、少なくとも何を言ってるのかわかるし、論理的にも破綻がないという点で、前首相なんかと比較するのが申し訳ないほどと言える。前々首相のように「云々」を「でんでん」なんて読んじゃったり(参照)みたいな、マンガ以下の醜態もないし。

G7 のことで言えば、前の菅首相の時は、「借りてきたネコ」状態で、移動の時なんか他国首脳に話しかけられないように(通訳なしで話しかけられてもわからないから)、涙ぐましいまで絶妙の距離を取って歩いてた(参照)。

それと比べれば、岸田首相の直接英語で会話する姿なんて、段違いに頼もしく見えたりしたわけで、確かに点数を稼げたのだろう。まあ、本来的にはこのくらいは特別なことでも何でもないのだが。

というわけで、「党内での基盤が弱い割に、イメージ的に支持率が高くなっちゃったおかげで何とかなる」という意味では、2001年から 5年続いた小泉純一郎内閣の時と共通しているかもしれない。ということは、もしかしたら案外長く続いちゃったりするかも知れないってことだ。

 

| | コメント (2)

2023年5月27日

パン焼きに失敗して「炭」にしてしまったら

ちょっと今さらながらだが、NqtadeCoco さん(パン屋さんらしい)という方が「盛大に焦がしてしまいました。これはカレーパンです」という画像入りの tweet (5月 22日付)をしておいでだ。見事なほどに可愛らしい形の「炭」が、何個もできている。

230527

NqtadeCoco さんの名誉のために一応書き添えておくが、翌日付で「今日は大丈夫でした」と、きれいに焼けたカレーパンの写真が添えられているる。まあ、パン屋さんなんだから、このくらい当然なんだろうが。

2305272

これはこれとして、私が気になってしまったのは、「炭」にしてしまった失敗作(中までは炭化していないようだが)をどう処分したかだ。もし「可燃ゴミ」として出してしまったのだとしたら、「ちょっともったいなかったかも」という話である。

というのは、「炭」というのは「炭素の固定化」としてかなり有効なものなのだ。こうしたものは、燃やしてしまうと空気中に CO2 を排出してしまうが、せっかくだから炭のままにしておけば、炭素はいつまでも固定化されるのである。

さらに、細かくして庭に撒いたりすれば、庭土が「いい土」になって、家庭菜園や花壇にしてもいい感じにもっていけるだろう。

というわけで、料理に失敗して「炭」と化したものや、もう使うことのない「古い炭」なども、燃やしてしまったりせずにおけば、大気中の CO2 を増やさないことに多少なりとも役立ったりするのである。

同様に、森林中の枯れかかった古い木なども、そのままだと吸収する CO2 よりも木自身の呼吸によって排出する CO2 の方が多くなってしまうので、伐採して炭焼きしてしまえばいいらしい。今どきだから、燃料として使わなくても、それだけで炭素の固定に貢献することができる(参照)。

というわけで、木を伐採して炭焼きをするというのも、かなり有効な「森林保護活動」の一つと言われているのである。昔の知恵って、大したものだったのだね。

ちなみに我が家のパンは、炭にするまで焼いてしまったことはないので、

Yoroshiku4

| | コメント (0)

«固定電話は、確かに捨てた方がいい