2021年12月 2日

"Wakalog" (和歌ログ)18年連続毎日更新を達成

私はこの "Today's Crack" と平行して ”Wakalog" (和歌ログ)というブログも運営している。毎日歌を詠むという、我ながら酔狂なブログだ。

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2003年 12月 2日から始めていて、初日は「なるべく毎日作っていきたいと思う」なんて呑気なことを書いているが、どういうわけかそれ以後ずっと毎日欠かさず書き続けてきてしまい、昨日「18年連続毎日更新」ということになった(参照)。

というわけで、昨日の記念の歌は「この年も師走となれり十八年毎日歌を詠み来たりせば」というものだ。とくにひねったわけではなく、「まんま」である。毎日やっていても、せいぜいこんなものである。自分でも「いいかも」なんて思えるのは、月に 一首か二首程度のものだ。

子どもの頃から周囲の大人たちに、「お前は何をさせても長続きしない」と言われてきたが、どういうわけか「文章を書く」とか「歌を詠む」とかいうのは苦にならない体質のようで(これは「才能」なんかじゃなく「体質」としか思われない)、誰に強制されたわけでもないのに、こんなことになってしまった。

我ながら、まことにもって物好きなことである。そんなこんなで、昨日で 6,575首の歌を読み続けてきたというわけだ。

ところで、こっちの方の "Today's Crack" は、スタートこそ "Wakalog" より 一年以上早く、2002年 3月からだが、当初は「なるべく毎日更新」なんて、なまくらにやっていた。それが ”Wakalog" に引きずられるような形で「正真正銘の毎日更新」になったのは、2003年の 12月 26日からである。

というわけで、こちらもクリスマスには「18年連続毎日更新」の記録となる見込みなので、よろしく。

 

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2021年12月 1日

「マツケンサンバ Ⅱ」と「テンテコマイ」

碓井ツカサ さんという方(漫画家であるらしい)が、着物での激しい脚の動きの際の布の動き方に関する資料を探していて、「マツケンサンバ」の PV で一気に解決したと tweet しておられる(参照)。

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つい「それって、どんなんだ?」とググってみたところ、下の YouTube 動画に行き当たった。この「マツケンサンバ Ⅱ」は、今年の紅白歌合戦に登場するらしい(参照)が、その発表が 11月 19日だったというので、冒頭の tweet が 11月 20日付ということとのつながりに納得がいった。

実は東京オリンピックの閉会式に取り入れるべきだったなんていう声がネット上で盛り上がっていたらしく、それに NHK が乗ったというのがもっぱらの評判である。いやはや、この世は森羅万象に接点がある。

ちなみにこれ、サンバのリズムの上に艶歌(歌のリズムがアタマ打ち)と「流し目」が危うく共存しているという点で、摩訶不思議なものである。「サムい!」という反応もあるが、これはこれで「新ジャンル」と思っていればいいだろう。

そしてさらに、冒頭の tweet に お菊 さんという方からついた「よろしければこちらも・・・」というレスがまたスゴい。富士急ハイランドの「テンテコマイ」という新アトラクションの PV である。

いきなり三味線で登場するのは、すっかり白塗りなので誰かと思ったが、「平成の女道楽 内海英華」(「うつみえいか」と読んでね)姐さんではないか。ついに「令和のブレイク道楽」に進化してしまっている。

いやはや、世の中というのは、どこでどんなネタが生まれているか知れたものではない。実にもって油断のならぬことである。

 

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2021年11月30日

400件もの同報メールを CC や BCC で送ってるお役所

スラドに「デジタルに不慣れなデジタル庁」という紹介記事があって、「まあ、何しろお役所のことだから、しょうがないよね」と思いつつ、どういうことなのかとクリックしてみたら、報道機関向けのメールで、関係者のアドレス約 400件を本来の BCC 欄ではなく CC 欄に記入して送ってしまったんだそうだ。

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元記事は、ITmedia ビジネスの「デジタル庁、報道機関向けのメール誤送信 アドレス 400件を BCC ではなく CC に記載」という 11月 24日付の記事。CC だと、送信先のメルアドがダダ漏れになってしまうからヤバい。まあ、今回は宛先が報道機関の同業者に限られるみたいだから、まだマシだろうが。

ただこれ、デジタル庁のチョンボだからニュースになったのであって、実際は国や地方を問わず、多くのお役所が似たようなことをやっちゃってると思う。「えっ、CC じゃいけなかったの?」なんてアセってるお役人も少なくないんじゃなかろうか。

記事を見てまず驚いたのは、デジタル庁が 400人もの報道関係者に同報通信をする際に、アドレスを(本来は)BCC 欄に手作業で入力することを前提としているように見受けられることだった。これって、考えるまでもなく大変な手間である。

普通は送信先の違いに従って複数のメーリングリストを作成しておき、その時々で最適のリストを選択してクリック一発で一斉送信されるように設定しておくものだろうと思うのだが。

私がその昔、業界団体に勤務していた頃は、20世紀中は FAX ソフト(!)の同報送信リストによって、長々と時間をかけて順次自動送信し(300社以上への送信だと、退社前にセットして翌朝の出社まで、一晩がかりだった)、21世紀に入ってからはそれをメールに置き換えて、クリック一発でやっていた。

とはいえ、当時は全ての関係先がメール対応しているわけではなかったので、FAX との 2本立てがしばらく続いたのが鬱陶しかったが。

2021年の世の中で、しかも「デジタル庁」という名のお役所が、CC とか BCC とかで同報一斉通信をしているというのは、変な言い方だが「新鮮な驚き」というものである。他のお役所でも同じようなことをやっているに違いないと思うと、つい遠くを見るような目つきになってしまうよね。

 

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2021年11月29日

2021年の新語(英語版)と、"NFT" という言葉

IT 系ニュースサイトのスラドに、Collins Language Lovers が "THE COLLINS WORD OF THE YEAR 2021" (Collns の選んだ 2021年の言葉)を発表したというニュースがあり(参照)、それによると、トップは "NFT" (Non-Fungible Token)なのだそうだ。

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恥ずかしながら、私は "NFT" という略称も "fungible" という単語も知らなかった。とりあえず ”fungible" をネット辞書で調べると、形容詞として「物品の、または商品の」、名詞として「代替可能物」と出てくる(参照)。

"Fungible" って、原形は "funge" かなあと思ってついでに調べると、古英語の「真菌類」と出てきて(参照)、それ以外には見つからない。どうやら手に負えそうにないので、ここで諦める。

スラドでは "NFT" について、 こんなふうに説明している。

Collins Dictionary では略語として「アートワークやコレクターズアイテムの所有者を示すためにブロックチェイン上に記録されたユニークなデジタル証明書」、名詞として 「NFT によりその所有権が記録された資産」と定義している。

だいぶ解きほぐされたが、今イチしっくりこない。もっと端的にわかりやすい説明はないのかといろいろググってみたところ、Coincheck というサイトの「【図解でわかる】NFTとは?最新の活用例と将来性、税金について」というページに、こんな図が見つかった。

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糸口としてこれほどわかりやすい図はなかろう。そしてこの図の後に、次のような説明がある。

NFT(Non-Fungible Token)とは主にイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。この NFT の技術がゲーム分野や不動産分野で活用され、革命を起こそうとしています。

ふむふむ、「イーサリアム」(ETH)という仮想通貨において代替不可能性(「これと言ったら、これしかないのよ!」ってこと)を示すために使われる技術と、その発展形態というところまではわかった。とりあえあずここで収めておくことにしよう。

これ以上に深く理解したところで、個人的にはあんまり用があるとも思われないしね。もっとも Collins がトップに挙げているほどだから、もしかしたら既に広範囲に使われていて、知らないうちに恩恵に浴したりしているのかもしれないが。

続く言葉として次のようなものが挙げられているが、"NFT" と比べたら、少なくとも字面を見れば何のことだか想像が付くだけありがたい。(最後の ”cheugy" という単語は初めて知ったけど)

  • metaverse  (名詞): メタバース
  • crypto  (名詞、口語): 暗号通貨 cryptocurrency の短縮形
  • double-vaxxed  (形容詞、口語) : ある疾病に対するワクチンを2回接種した
  • hybrid working  (名詞) : 自宅とオフィスなど複数の異なる環境で交互に仕事をすること
  • pingdemic  (名詞、口語) : (COVID-19) 接触通知アプリにより広範囲の人々に送られる通知
  • climate anxiety  (名詞) : 気候変動への懸念により苦痛を感じている状態
  • neopronoun  (名詞) : 最近作られた代名詞、特に「xe」「ze」「ve」などジェンダーの明示を避けるよう作られたもの
  • Regencycore  (名詞) : テレビドラマ「ブリジャートン家」でみられる英摂政時代 (1811~1820) の上流階級の衣服をイメージした服装
  • cheugy  (形容詞、スラング) : 以前はかっこいい・ファッショナブルだと考えられていたが、今はそうではなくなっているもの

ちなみに下から 2番目の "regencycore" というのは、こんなような ファッション・トレンド。かなり薄めた形としては、パフスリーブがちょっと流行ったりしてるよね。

 

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2021年11月28日

「電気のタマが切れておりますので・・・」

とっくの昔に書いたネタだとばかり思っていたが、自分のブログ内を検索しても見当たらないので、今頃になって書いてみる。何かというと、半世紀も前に受けた自動車運転免許筆記試験の合格発表に関する話である。

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調べてみたところ、合格発表は今でもほとんどの試験場内で電光掲示板が採用されているようだ。私が受けた頃とまったく変わっていない。まあ、よりハイテクに進化させたところで、それほどの対費用効果はないだろうから当然か。

私は 19歳の夏休み、山形県酒田市に帰郷している間に、一時的に現住所を実家に戻して運転免許を取得した。実技試験は通っていた教習所で受けたが、筆記試験は酒田市から 100km 以上も離れた天童市にある「交通安全センター」というところまで行かなければならなかった。

いくら何でも今は庄内にも試験場ができているだろうと思っていたのだが、検索してみても山形県の試験場はここしか出てこないので驚いた。とはいえ調べたところ、全国の多くの県でも 1か所しかないようだし、今住んでいる茨城県でも 1か所だから、そんなものなのだね。

で、同時期に実技試験に合格した 10人ぐらいの仲間と一緒に、教習所のマイクロバスで天童市に向かったのである。高速道路もなかった当時は片道 3時間近くかかったから、朝に出発して帰宅したのは夕方過ぎだったと思う。ほぼ一日仕事だ。

試験自体は難しいものでもなんでもなく、私は教習所でも模擬試験を楽々こなしていたから、軽い気持ちでさっさと書き終え、合格発表を待った。大きなロビーみたいなところの壁一面に電光掲示板があり、合格者の番号が次々に点灯されていく。

我々は同じ教習所を通して申し込んだので 540番台の続き番号で、私は 546番だったと記憶している。541番に明かりが点き、542、543、534、535・・・と次々に点灯するが、何と、1つ飛ばして 547、548・・・と明かりが点いていく。「546」は暗いままじゃないか。

「えぇっ!、俺、不合格かよ!」

1%も想定していなかった事態である。あんな簡単な試験で、一体どうすれば落っこちることができるというのだ。

ところが一緒に行った連中は妙に気を使い、「また来れば、きっと受かるよ」なんて慰めてくれる。しかしこちらとしては、不合格ということ自体が信じられないので、返事に困る。頭の中にあるのは、「もう一度受験料払って、一日がかりで来なきゃならないのか!」という鬱陶しさだけだ。

すると突然、場違いなほどにゆったりとした口調の場内アナウンスが流れた。

「お知らせします。546番は、電気のタマが切れておりますので、合格となっております。手続きをしてください」

これが 2度繰り返されると、周り中が「なぁんだ、おかしいと思ったよ」と喜んでくれたが、こちらとしては単純に喜ぶには当たり前過ぎて、反応に困る。何よりも「電気のタマ」という前時代的な言い方で完全に腰が砕けてしまい、「おいおい、何だよ!」と怒る気にもなれない。

帰りのバスの中は、「電気のタマ」ネタで妙な盛り上がり方だった。ただあれ以来、この言い方は一度も耳にしたことがない。

数字に弱い私が 50年経った今でも「546」という番号をしっかり覚えているのだから、よほど印象深い出来事だったわけである。

【同日 追記】

「電気のタマ」は、まったくの死語というわけでもないようだ。21世紀になっても使う人は使うらしい (参照)。

 

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2021年11月27日

「正し過ぎること」の危うさ

昨日、原付バイクの自賠責保険更新でバイク店に行き、店主と「今年も何もしないうちに 1年が終わってしまうね」と、お約束みたいな話題になった。ただ、去年と今年はコロナ禍のせいで、「何もしないうちに感」がとりわけ強い。

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「近頃、妙な暴力事件が多いのは、閉じ籠もってばかりで心を病んでしまうやつが多いからですよ、きっと」と、彼は言う。「私だってたまには外に出て、自然の中を思う存分走らないと、気が変になっちゃいそうですもん」

私もこれには同感だ。それで今年の 3月、とうとう我慢しきれなくなって、無理矢理に飛騨への旅を決行したほどなのだから(参照 1参照 2)。

とくに昨日は愛知県弥富市の中学校で、3年生の男子生徒が同じ学年の生徒に包丁で腹を刺されるというショッキングな事件(参照)があったばかりのことでもあり、「心を病んでしまう」というのが実感として迫る。

事件翌日には、加害者の生徒は被害者との間にトラブルがあったと供述していると報じられた。「いじめ」にあっていたというのだから、聞き捨てならない。

バイク店の店主との話では、「いじめる方が一方的に悪くて、いじめられる方がひたすらかわいそうという見方は、ちょっと違ってることもあるかもね」という話になった。そりゃもちろん、いじめる方がずっと悪いに決まっているが、本質的な問題は両者の関係性にあることが多い。

我々が注目してしまったのは、被害者の生徒が「明るいリーダー的存在」だったという点だ。部外者から見ると、ただ「暗い性格」の生徒が「明るいリーダー的存在」の生徒を恨んで刺してしまったということになるだろうが、物事というのはそんなに単純なものではない。

ここから先は今回の事件を特定して言っているわけではなく、あくまでも一般論であると慎重に断った上で書かせてもらうのだが、「明るいリーダー的存在」というのは、いつでも立派というわけではない。それは、時として「正し過ぎてしまう」ことがあるからだ。

この点に関しても、我々の見方は一致した。人は「正しい」に越したことはないが、「正し過ぎ」には十分に気をつけなければならない。さらに言えば、当人には「正し過ぎ」という自覚がない場合でも、「正しくない者」の目からは鼻持ちならないほどに「正し過ぎ」と見えてしまうこともあるのだ。

そしてここから先は再び、今回の中学校の刺殺事件に特定した話に戻らせてもらう。上に掲げた写真は、事件のあった学校側が「トラブルはなかったと認識している」と説明したストーリーに付けられたものだ。

これ、実際に発せられた言葉通りだとしたら、かなり不愉快な言い草なんじゃなかろうか。私には学校側が「責任逃れ」の道を作っているとしか思われない。

「トラブルがあったという認識はなかった」というなら、まだ許せる。特定の生徒間の問題について学校側が気付いていなかったというのは、当然あり得ることだからだ。

しかし「トラブルはなかった」というのは、傲慢なまでに「正し過ぎる」態度だよね。「自分たちの認識しなかったことは、たとえあったとしてもなかったのだ」と言わんばかりである。

そんなわけで、多くのジャーナリズムは事件のあった学校名を出さず、ただ「愛知県弥富市の中学校」とボカしているが、事件当初はちゃんと「十四中学校」という校名を出して報じていたはずだよねと、敢えてはっきり書いておこうと思う。

【12月 1日 追記】

その後の報道で、学校側の「トラブルはなかったと認識している」という発言はあっさりと覆されてしまった。生徒が 2年生時のアンケートを元に、学校側は「いじめ事案」として対応していたという事実が報道されたためである(参照)。

要するに、学校側は頬かむりをしたかったわけだよね。何しろ学校のアンケートは原則 3年の保管義務があるにも関わらず、保管されていないというのだから、意図的に「処分」してしまったと疑われてもしかたがなかろう。

「正しさ」を装うために、とんでもない「正し過ぎ」に走ってしまったわけだ。

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2021年11月26日

Apple vs. Pegasus というスパイウェア

AAPL Ch. の「Apple、国家が支援するサイバー攻撃を受けたユーザーの Apple ID に紐付けされたメールや電話番号に通知を行うと発表」という 11月 24日付のかなり思わせぶりな記事に、最初は「一体、何のこっちゃ?」と思ってしまったが、実はよく調べると、かなり大変なことのようなのである。

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この記事の「国家が支援するサイバー攻撃」(state-sponsored attacks)というのは、”Pegasus” によるものであるとわかった。これはモバイル端末用のスパイウェアで、Wikipedia には次のように書かれている。(参照)。

Pegasus はイスラエルの企業である NSO Group が開発したモバイル端末をターゲットにしたスパイウェアである。2016年 8月、人権活動家の iPhone で発見された。

ITmedia NEWS の 2021年 7月 19日付記事は "スパイウェア「Pegasus」は世界中の記者や人権活動家の端末にインストール済みとの調査結果" と報じており、さらに 11月 24日付で "Apple、iPhoneスパイウェア「Pegasus」のNSOを提訴" と伝えた。 提訴先は、米カリフォルニア州北部地区地裁。

この 11月 24日付記事はまた、次のように伝えている。

米 Washington Post が 7月、メディアや人権団体と協力して調査した結果、記者や人権活動家などの端末に不当にインストールされ、悪用されていたと発表した。

このように、Pegasus は主としてリベラルなジャーナリスト、人権活動家などのスマホを標的として侵入しているもののようだ。Wikipedia は次のように伝えている。

端末が Pegasusに感染すると、攻撃者は理論上端末のあらゆるデータを収集できる。攻撃者はメッセージ、通話、写真、電子メールを抽出したり、秘密裏にカメラやマイクを有効化したり、WhatsApp、Telegram、Signal などの暗号化メッセージアプリのメッセージを閲覧できる。

いやはや、かなり念の入った恐ろしさのスパイウェアである。さらに engadget 日本版は、次のように伝えている(参照)。

このPegasusなるスパイウェアは個人向けではなく、世界各国の政府や様々な団体に売り込まれているものです。

しかし購入したほとんどの国は人権侵害していることで知られており、今年 7月にも世界中の人権活動家や弁護士、ジャーナリストを標的に使用されていたとの報告がありました

「世界各国の政府や様々な団体に売り込まれて」いて、「購入したほとんどの国は人権侵害していることで知られて」いるというのだから、ちょっと考えただけで、「あの国も、この国も・・・」と思い浮かんでしまう。てことは、私の昨日付の記事とか、今年 4月 1日付の記事なんてヤバくないか?

Apple のソフトウェア・エンジニアリング担当副社長のクレイグ・フェデリギ氏は「Pegasus のような国家ぐるみの攻撃は『ごく少数のお客様にしか影響を与えません』として大半の顧客は安全と示唆」しているという。

というわけで、私程度の一介のブロガー如きは取り立てて心配ないのだろうが、それでもやっぱり気持ち悪い話だよね。

 

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2021年11月25日

中国に対する IOC の態度は「スポーツ・ウォッシング」

中国の前副首相から性的関係を迫られたと告発した女子プロテニスの彭帥選手に関して、国際オリンピック委員会(IOC)が「元気で安全だった」などと発表して火消しに走っていることを、人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)が批判している。WTA(女子テニス協会)も同様に批判的だ。

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HUFFPOST の記事(参照)を初めとする複数のニュースに沿って彭帥選手の消息に関する経緯を簡潔に整理すると、次のようなことになる。

  • 11月 2日に彭帥選手が、中国の張高麗前副首相から性的関係を迫られたことを SNS で告発(参照)し、その直後から連絡が取れなくなった。

  • 11月 14日、WTAは「彼女の訴えは、完全かつ公平に、透明性をもって、検閲されることなく調査されなければならない」との声明を出した(参照)。

  • 11月 18日、中国国営グローバル放送の CGTN が、彭選手が WTA に宛てて書いたとされる「私は行方不明ではなく、安全で、全てが良い状態だ」というメールを公表。しかし WTA のスティーブ・サイモン CEO は「本人が書いたとは信じられない」と懸念を表明した(参照)。

  • 11月21日、中国共産党機関紙の人民日報系「環球時報」の編集長が、コーチ、友人とともにレストランで食事している彭選手の姿とされる映像を Twitter に投稿(参照)。WTAは、彭選手が危険にさらされていないかどうかの確認は「このビデオだけでは不十分」と述べた(参照

  • 同じ 11月 21日に、IOC がトーマス・バッハ会長らが彭選手とテレビ電話で話したと発表(参照)。バッハ会長は「彭選手は安全で元気に北京の自宅で暮らしていたが、今は自分のプライバシーを尊重してほしいと述べ、友人や家族と過ごすことを希望していた」と説明した。

  • これに関しては「30分間のテレビ電話には、中国オリンピック委員会の幹部も同席した。彭さんはなおも自由に発言できない状況に置かれている可能性もある」と報じられている(参照)。

このように「彭帥選手は無事」とする情報はすべて、伝言、真義が不確かなメールやビデオ、不自由な状況下でのテレビ電話などによるものでしかない。

11月 18日の「CGTN によるメール公開」というニュースに関連し、WTA のスティーブ・サイモン最高経営責任者は同日に出した声明で、「私はさまざまな手段を通じて彼女と連絡を取ろうとしたが、できなかった」と明かし、「彼女の安全について独立した確証が必要だ」と要求した(参照)。

そもそもこれに関しては、どうして彭選手が WTA 宛に書いたメールが CGTN の手に入るのか、メチャクチャな話である。国内でメール検閲が日常的に行われていることを、中国が自らバラしてしまったようなものだ。

さらに 11月 21日の IOC の発表は中国の官製メディアによるアヤシい情報と同レベルというほかないし、何しろあのバッハ会長の言うことだから、ますます信用できない。

この翌日の 22日、HRW のシニア中国研究者の王亚秋氏は、Twitter 上で「IOC は中国政府による行方不明や抑圧、プロパガンダ構造に積極的に加担している」と強く批判した(参照)。

彭帥選手が公開の場に元気な姿を現し、この間の経緯を自分の言葉できちんと説明し、さらに、それによる弾圧が一切ないということが確認されない限り、中国が「ヤバい国」であるというレッテルを剥がすわけにはいかない。

さらに言えば、チベット自治区のウィグル民族弾圧なども即座に止めなければ、中国は「ヤバい国」であり続けることになる。

IOC の態度は、オリンピック・ボイコットの気運が高まることのないように、まさに「スポーツ・ウォッシング」に終始しているだけと見られてもしかたがない。こんな状態での北京オリンピックは「外交的ボイコット」程度じゃ生ぬるい。個人的には「全面的ボイコット」すべきだとさえ思っている。

 

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2021年11月24日

「飲みニケーション」じゃ残業手当が付かないしね

共同通信が 11月 23日付で「飲みニケーション支持急落」というニュースを伝えている。日本生命保険が実施したインターネット上の調査で、「飲みニケーションが不要だと答えた人は全体の 62%で、内訳は『不要』が 37%、『どちらかといえば不要』が 25%だった」ということのようだ。

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この記事を解釈する上でキモになるのは、この調査がインターネット上で行われたということだ。

今のご時世でも「飲みニケーションは必要」と考えるような旧世代的価値感のオッサンの多くは、インターネット調査なんかに反応しない。一方、進んで回答したのは新世代的価値感の人間が多かっただろうから、「飲みニケーション支持派」に不利な結果になったのは当然だ。

それでも個人的な印象としては、「飲みニケーションは不要」との回答が 62%でしかなかったというのは低すぎる。しかもこの「62%」というのは、「どちらかと言えば不要」という「なまくら回答」の 25%を含むというじゃないか。

本来この種の調査は「要/不要のどちらと考えるか」を問うているはずなのに、敢えて「どちらかと言えば〜」なんていう回りくどい選択肢を設けていること自体が、いかにも「日本のサラリーマン社会」的である。この社会の「なまくら風土」はまだまだ根強い。

むしろ注目すべきなのは、「不要と考える理由」だろう。「気を使う」が37%、「仕事の延長と感じる」が30%を占めたというのは、かなり率直な反応と見るべきだ。

「飲みニケーション」という妙な「サラリーマン用語」の意味するところは、「延長業務」に他ならない。飲み代が「経費」で落とせるのだから、業務でなくて何だというのだ。若手が自腹を切ることは稀なのだろうが、本来なら「残業手当」まで欲しいところである。

本当に友人たちと楽しい時間を過ごしたくて一緒に酒を飲むなら、自腹を切ってでも飲む。しかしいくら「タダ酒」とはいえ、仕事の延長として楽しくもない酒に付き合わされるのは、苦痛でしかない。

「その苦痛に耐えることがサラリーマンとしての人生修行」なんて言う人もいる。しかし実は、そうした人にとっての「飲みニケーション」は「苦痛」ではなく「楽しみ」(だからこそやりたがる)なのだから、自分の楽しみのしわ寄せを部下に強いることを、勝手な言い草で正当化しているだけだ。

このご時世、会社帰りに上司に酒に付き合わされる機会が減ったのは、コロナ禍の数少ないプラス効果だったんじゃなかろうか。

今回の調査結果を見る限り、「この風潮が継続してもらいたい」と思っているサラリーマンの数は、「飲みニケーション復活」を願う層の ほぼ 2倍近い。調査に十分に反映されなかった旧世代的価値感をもつオッサンは、口惜しかったらインターネット調査にもっと積極的に反応すればよかったのだ。

会社帰りにどうしても仲間と飲みたい少数派は、他を巻き込まずに同士だけで集まって飲むべきだろう。しかも自腹でね。「業務」じゃなくて「楽しみ」なんだから。

 

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2021年11月23日

肉を食わないと、うんこもおならも増えるのだが

昨日に続き、Gigazine ネタである。本日のネタは "植物ベースの食事に切り替えると「おならと大便が増える」という調査結果" という本日付の記事だ。ただ、決してバッチい話ではないので、お付き合いいただきたい。

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この記事によると、「スペインの研究チームの調査で、植物ベースの食事に切り替えるとおならの回数は 7倍、大便の量は 2倍に増えることが判明」したという。これ、まさに「植物ベースの食事」を続けている私の実感からもウソじゃないと言える。

この記事によれば、植物性の食事で大便の量が増加するのは「排出される食物繊維の量が増加」するためだという。また、おならが増加するのは「腸内細菌が食物繊維を発酵させる過程で産生」されるからとされている。

ただ、おならが増加するからといっても、臭いガスを撒き散らしているというわけじゃない。記事にも「主に無臭の水素やメタン、二酸化炭素で構成されているため、おならの量が多いからといって臭さも増加するわけではない」と書かれている。

経験則から言っても、普段やたら肉を食うオヤジのおならは、「おぇ〜っ」となっちゃうほど臭いけど、菜食中心の人間のおならはちっとも臭くない。

この問題に関して私は既に、今年 1月 15日付の「肉を食わないと、おならが臭くない」という記事で触れている。

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この記事では、肉を食わないと、肉を消化するための「ウェルシュ菌」などの悪玉菌が活性化され、この悪玉菌が「スカトールやインドールなどの臭い物質」を作り出してしまうということを説明している。確かに私の場合、ウンコもおならも量は多いが臭くないので、周りに迷惑がられない。

家族に「お父さんの後にトイレ入りたくな〜い!」なんて言われることもないので、実に気が楽だ。そして最後に言わせてもらうが、私のおならは臭くないとはいえ、ところ構わず「すかしっぺ」をしているわけでもないので、そのあたり、なにぶん

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