2022年1月23日

面白いけど、「欲しいモノ」と「いらないモノ」

日本文化について発信する Japaaan のサイトに、一昨日付で面白い商品が 2つ紹介されていた。弁当によく付いている醤油入れをモチーフにしたインテリアライト "Light Soy" と、神社のお札を入れて壁掛けにする "OFUDA-Pocket" というものである。

2201231

上の画像が ”Light Soy”。次のように紹介されている。

オーストラリアのシドニーを拠点とする2人のデザイナー、Angus Ware と Jeffrey Simpson によるデザインスタジオ「Heliograf」が手掛けるプロダクトで、2020年にはオーストラリアの the Good Design Awards 金賞を受賞しています。

まあ、確かに面白いといえば面白いけど、個人的に「欲しいか?」と聞かれたら「いらない」と答えてしまうなあ。オーストラリアという国は、こんなようなものにグッドデザイン賞をあげてしまうのだね。

一方、「これ、欲しいかも」と思ってしまったのが、"OFUDA-Pocket" だ。これなら場所も取らなくて便利だし、ちょっとしたインテリアにもなる。

2201232

我が家には神棚があることはあるのだが、ほんの小さなモノで、十分な大きさはない。だから、神社に参拝してお札などを戴いても、置き場所に困っている。しかしこれなら、神棚の周りにひょいと掛けておけばいいので、ありがたい。

国産高級帆布を使用して色も選べるようなのでなかなかいいが、最後に値段を確認したら ¥4,500 とあるので、ちょっとびっくりしてしまった。これじゃあ、正月の初詣などでお札を戴く参拝料(奉納金というのかな)とあまり変わらないよね。

というわけで、これならハンド・クラフトで自作できるじゃないかと思ってしまったよ。

 

| | コメント (1)

2022年1月22日

幸福になりたいなんて、ことさらに思ったことないし

東洋経済 ONLINE に「幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉」という記事がある。「真剣に考えるにはあまりにも重すぎるテーマ」というサブタイトル付きで、筆者はストックホルム商科大学経営戦略・マーケティング学部教授のミカエル・ダレーンという人だ。

220122

この記事は、次のような紹介で始まっている。

人が幸福だと感じる条件をまとめた『幸福についての小さな書』で、著者のミカエル・ダレーン教授(ストックホルム商科大学)は最後の章を「幸福を真剣に考えるのはやめよう」と締めくくっています。幸福感を高める本で、「真剣に考えるのはやめよう」と伝えた真意とは?

この書き出しを読んで私は、これまでの人生で「幸福になりたい」とか「幸福とは何か?」なんてマジに考えたことは一度もないと思い当たった。そもそも人生はなるようにしかならないのだから、「幸福」なんてことを真剣に追い求めるのは私の管轄事項じゃない。

そもそも「幸福になりたい」と考えるのは、「現状は幸福じゃない」と思っているからだろうし、その点で言えば、私は「自分は不幸だ」なんて思ったことも一度もない。「そこそこ、こんなもんなんじゃないの?」という自己認識なので、ことさら幸福をこいねがう必要もないのだ。

幸福を突き詰めて考えれば確実に幸福になれるというなら考えないでもないが、そんなことがあるはずもないので、当然のごとく「しょうもないことを考えるより、することは他にいくらでもある」ということに落ちついている。

これって、ミカエル・ダレーン教授の言う「幸福を真剣に考えるのはやめよう」という話と見事に合致しているじゃないか。幸福なんてことさらに考えない方が幸福感が高まるというのだから、限られた人生の時間の中ではほかのことを考える方がずっといい。

そもそも教授によれば「幸福とは異常な状態」であり、「人よりも幸福を真剣に考えている人は、平均して幸福度が少し低い」という研究結果さえあるという。ということは、「幸福」なんて追い求めるだけ無駄というより、むしろ弊害の方が大きい。

というわけで私は図らずも、「幸福」ということに関しては望ましい態度で暮らしてこれたわけだ。これって、幸せなことと思っていればいいのだろうね。

【1月 23日 追記】

そういえば、5年ちょっと前に "「幸福 と「幸せ」 とは、ビミョーに違ってる" という記事で、"小学生の頃に「この世に本当の幸福なんてあり得ないから、別に期待しない」という、まったく可愛げのない作文を提出" したというようなことを書いていたのを思い出した。

基本的に、今でもこのスタンスに変わりないと思う。

 

| | コメント (0)

2022年1月21日

喫煙者より禁煙者の方が高い、コロナ重症化リスク

NHK のサイトに「喫煙歴 コロナ重症化のリスク高  男性 1.51倍 女性 1.94倍にも」というニュースがある。文中の「喫煙が原因で引き起こされた病気のため、重症化リスクが高くなっている可能性がある」というのがさっぱりわからないが、いずれにしても喫煙歴は重要なファクターであるらしい。

220121

この NHK ニュース、全体的に文章が曖昧でわかりにくいので他のソースを検索したところ、「喫煙中より禁煙者に高いコロナ重症化リスク…2万人以上の研究結果」というテレ朝のニュースが見つかった。化学工業日報も「NCGM、喫煙歴ありはコロナ重症化リスク高」と伝えている。

これら 2本の記事には、コロナの重症化リスクは「現在喫煙者」より「過去喫煙者」(つまり "禁煙者")方が高いということが明確に示してあり、恐縮ながら NHK ニュースより端的にわかりやすい。

ずっと煙草を吸い続けている人よりも、過去に吸っていて今は禁煙しているという人の方が感染リスクが高いというのは、かなり意外な話である。こんなことなら、「せっかく禁煙しようと思ってたんだけど、やっぱり吸い続けることにするわ!」という人が出てきてもおかしくない。

ちなみに私は、24歳の年の 10月まで 6年間ヘビー・スモーカーだったが、それ以来 46年近く 1本も吸ってない(参照:20歳前から吸ってたのは「時効」ね)。ということは、この半世紀近い年月についてどう考えたらいいのだ。このあたりのことを、テレ朝のニュースは次のように伝えている。

国立国際医療研究センターは「過去に喫煙していた人は併存疾患を抱えている率が高く、禁煙しても疾患が残るため重症化しやすい」と分析しています。

ということは、禁煙というのは多くの場合、何らかの病気がきっかけになっていると決めつけているのだろうか。私の場合はそんなことではなく、故郷の酒田大火をきっかけに「火事の原因になるような行為は止めようと」と決心して禁煙したので、「併存疾患」なんて抱えていないのだが。

そしてさらに、NHK ニュースには次のような記述もある。

一方で、現在たばこを吸っている人では、重症化リスクは統計的に有意な差はみられませんでしたが、将来的にはリスクが高まるおそれがあるとしています。

これは「現在喫煙中の人は、今は元気でもそのうちいろいろな疾患が出てくるから、覚悟しな!」という脅し文句に聞こえるよね。このあたりのことって、ニュースの字面だけではよくわからない話である。

いずれにしても私としては、「コロナに罹りたくないから、タバコを再開して『喫煙者』に戻ろう」なんて夢にも思わないので、そのあたりどうぞ

Yoroshiku4

【注】 文中の化学工業日報の見出しにある "NCGM" は、「国立国際医療研究センター」(National Center for Global Health and Medicine)のこと。

 

| | コメント (0)

2022年1月20日

ワクチン接種拒否に関するお話

AFP が「反ワクチン派女性、故意にコロナ感染し死亡」というチェコのニュースを伝えている。コロナ・ワクチンの接種に反対する女性フォークシンガーが「衛生パス」取得のために、故意にコロナに感染して死亡したのだそうだ。

220120

「衛生パス」というのは、ワクチン接種か最近感染して回復したことの証明があれば取得できるもののようで、文化施設やスポーツ施設への入場、旅行、バーや飲食店の利用に必要という。この女性は、ワクチン接種よりも「感染して回復」という事実によってこのパスを取得しようとしたらしい。

欧米では新型コロナウイルスによる感染症予防のためのワクチン接種に反対する動きがかなり根強いようで、昨年夏にはキプロスで反ワクチン派のデモがテレビ局を襲撃するという事件まで起きている。

何を隠そう、我が家でも妻が行きつけの美容院のおにいちゃんに、「コロナ・ワクチンはヒトの遺伝子を変えてしまう」なんて話を吹き込まれたことがあったほどだから、決して別世界の話ってわけじゃない(参照)。そしてこんなのを信じている人は、今でも結構いる。

反対派の中でもとくに「トンデモ系」なのが、「ワクチン陰謀論」である。代表的なのは「コロナワクチンには世界を支配する影の政府が人類を家畜化・奴隷化するためのマイクロチップが埋め込まれている」というような話だ。

そんな目に言えないほどのチョー精密なマイクロチップが仮に可能だったとしても、それを大量生産してワクチンに混入するするなんて、いくら人類家畜化が目的でも、到底コストが合わないだろうに。陰謀論というのはある意味ファンタスティックなところがあるので、人によっては心酔しちゃうのだろう。

ワクチン拒否といえばテニスのジョコビッチが話題になったが、彼の場合はグルテン・アレルギーを食生活改善で乗り越えた経験から、自然療法に対する強いこだわりがあるらしい(参照)。彼が陰謀論信者じゃなくてよかった。

冒頭に紹介したチェコの女性フォーク・シンガーは、「昨年のクリスマス前にワクチンを接種していた息子と夫が新型ウイルスに感染した時、進んでウイルスに身をさらした」ということのようだ。ワクチンを打つぐらいなら、一度感染して抗体を獲得する方がいいと考えたわけだ。

ところが息子と夫は軽症で済んだが、彼女は重症化して死に至ってしまった。やはりワクチンには、接種すると重症化しにくいという一定の効果があるようなのである。

というわけで、日本でも近く 3回目の接種が本格的にスタートするらしい。私は注射は苦手(恥ずかしながら、本当に子どもみたいに苦手)だが、ここはやっぱり覚悟を決めて受けとく方がよさそうだ。自分自身が感染元になって広めてしまうリスクを減少させるためにもね(参照)。

 

| | コメント (4)

2022年1月19日

「寸借詐欺」防止の呼びかけに、警察は消極的?

昨日、どういうわけか 2020年 11月 1日付の「若者相手の寸借詐欺は、今も多いようだ」という記事にほんの 30分ぐらいアクセスが集中して、すぐに収まっていた。どんな記事だったかなあと自分でアクセスしてみると、同年 9月 30日付の毎日新聞の記事を引用したものだった。

220119

ところが、この毎日新聞の記事は既にネット上から削除されてしまっているようで、リンクできない。そこでちょっと探してみたら、同じ事件を西日本新聞が報じている(参照)ので、そちらの方にリンク先を変更した。長くブログを続けていると、時々こんなような「アフターケア」が必要になったりする。

ところが、この西日本新聞の記事の末尾に紹介されている福岡県警博多署のコメントには、かなり疑問を感じてしまった。こんなコメントである。

寸借詐欺に関する相談は以前から多く、被害に遭うのは主に学生などの若者。被害に気付かない本人を心配した親族が警察に相談するケースもあるという。捜査幹部は「本当に困っている人もいるだろうし、お金を貸さないでと呼び掛けるわけにもいかない。善意につけ込む卑劣な手口だ」と憤る。

「本当に困っている人もいるだろうし、お金を貸さないでと呼び掛けるわけにもいかない」というのは、いかがなものだろうか。「見知らぬ人には、安易にお金を貸さないように」と呼びかけるのは、今どきの世の中としては、むしろ常識的なことなんじゃないかなあ。

「本当にスリにあったとか、財布を落としたとかで困っているなら、警察に相談を」と言うのが本来なのではあるまいか。警察がそうした相談を受けたら、本人確認の上、家族などに連絡を取って迎えに来てもらえばいい。あるいはほかに適当な相談窓口があるなら、そちらに回せば済むことだ。

そうした呼びかけを行わないのは、警察の怠慢とさえ思ってしまう。あるいはうっかり者の相手をするのを、よほど面倒に思っているのかなあ。

 

| | コメント (2)

2022年1月18日

「お世話になっています」を AI で英訳すると・・・

東洋経済 ONLINE に "AI で「お世話になっています」を英訳してみると" という記事がある。レノボ・ジャパン社長のデビット・ベネット氏の書かれたものだ。

220118

ベネット氏は最近の AI 翻訳について、"現在 GPT-3 という AI や、DeepL という AI の評判がかなりよく、率直にいって英語の翻訳については「ほぼ完璧」と言えます" と書いている。記事には DeepL を使って英文を日本語に翻訳したものが載せられているが、確かにかなり自然な日本語になっている。

とはいいながら、ベネット氏は「私は引き続き外国語のスキルは必要だと思っています」としている。それは日常の会話などを適切に翻訳するという点において、AI はまだまだだからということのようだ。

例えば、"How are you?" という言葉について、ベネット氏は次のように述べる。

本来「あなたはどうですか=元気ですか?」という意味です。しかし突然「元気ですか?」という挨拶をする日本人は私の知るかぎりアントニオ猪木さんくらいで、他にはあまりいませんね。

このくらい一般的な言葉であれば AI は学習していて「こんにちは」と訳します。ただ、これがビジネスの場であればどうでしょう。おそらく「こんにちは」といきなり挨拶をする営業マンがいたらざわつくのではないでしょうか。

確かに難しい問題だ。その場その場の空気を読んで、最も適切な言葉に置き換えるしかなく、時には大胆な意訳も必要になる。

ビジネス上の挨拶としては「いつもお世話になっています」が登場し、これは日本語としては自然だが、AI が英訳すると "Thank you for your help." となり、かなり不自然なことになる。

さらに日本語のビジネスレターの書き出しの決まり文句、「貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」を英訳して、"I hope that your company is doing well." なんてやったら、かなりナンセンスだろう。実際にはこんなの、訳しようがないね。

というわけで、ベネット氏は「ビジネスの報告をする時、対立する意見を持つ人と意見交換をする時、あるいは異性に交際を申し出る時、こうしたシーンを AI に任せる気にはならないです」と書いている。これについては、私もまったく同感だ。

AI がかなり進化した今でも、やはり語学力というのは必要なのだろう。さらに実際の場面においては単に言葉の翻訳という問題だけではなく、「比較文化論」の視点まで必要になることが多い。

複数の言語が話せるということは、1つのテーマに関して別の文化的アプローチで考えることができるということになるので、確実に厚みのある思考ができると思う。

 

| | コメント (0)

2022年1月17日

日本列島って、活断層だらけなのだね

今日は阪神・淡路大震災から 27年目で、さらにトンガの大噴火による津波発生というニュースも重なり、テレビやラジオは一斉に防災情報を取り上げている。中でも NHK の  ”地震発生の切迫度 最も高い「Sランク」の活断層帯 全国に 31」というニュースには、ちょっと心がざわついた。

220117

示された地図を見ると、日本列島は活断層帯だらけである。上の画像ではわかりにくいので、ググってみると、より明瞭な図が見つかった。下の図の赤で示されているのが 「Sランク」である。(図をクリックすると PDF でダウンロードできるページに飛ぶ)

2201172

Sランクの活断層が全国に 31あるということは、単純平均すれば都道府県あたりの数は 1に満たないのだが、どういうわけか私の生まれた山形県は「庄内平野東縁断層帯」「新庄盆地断層帯」「山形盆地断層帯」と、3つも引き受けている。厄介なことである。

一方、現在住んでいる関東平野、とくにつくば周辺には危ない活断層が少ないように見えるが、その代わり日本海溝が迫っているので、「海溝型地震」というやつのリスクが高い(参照)。いずれにしても安心しているわけにはいかないようなのだ。

こうしてみると、日本列島に生を受けた限りは、多くの人が一生に一度以上は大地震を経験する定めになっていると言っていい。私は 11歳の時の新潟地震と、11年前の東日本大震災を経験してしまっている(参照)ので、「地震はもう、十分でごぜえますだ!」と言いたいのだが、こればかりはどうなるかわからない。

ただ幸いなことに、と言っていいのかどうかわからないが、私はこれまでに「直下型」の大地震というものは経験していない。

かなり前に茨城県で群発地震が続いて、その頃には震度 4ぐらいの直下型地震が何度もあった。直下型というのは初期微動がなく、いきなりズン!と突き上げるような揺れが来るので、結構驚く。震度 4ならまだマシだが、5強以上の大揺れになったら、周り中がパニクってしまうだろう。

先週に熊本に行った時、2016年の熊本地震の話が出た。あの時はまさに直下型で、震度 7が 1回、震度 6強が 2回、6弱が 3回発生したので、経験した人は「生きた心地がしなかった」と言っていた。熊本城の石垣は、まだ修復途上にある。

こればかりは人間の力で抑え込むわけにいかないから、常に覚悟を決めておくよりほかにない。

 

| | コメント (2)

2022年1月16日

冬もぐっすり睡るために

NewSphere に「冬ぐっすり眠るために知っておきたいこと 気温、日照時間の変化が眠りに影響」という記事がある。「温かい布団の誘惑が強まる冬場は、睡眠のリズムが乱れがちだ」という書き出しだ。

220116

冬に睡眠時間が乱れる原因は、「部屋で過ごす時間が自然と長くなるため、運動不足から寝つきが悪くなってしまう」ことのほか、「日照時間などの変化」も眠りに影響するのだそうだ。記事は、部屋の温度と湿度を適切に保つことが大切だと指摘している。

ただ個人的なことを言えば、私は近頃、寝付きがとてもいい。寝付きがいいどころか、PC に向かって仕事をしていても、単調な部類の仕事だといつの間にか寝落ちしてしまったりする。寝付きが良すぎるようなのだ。

いずれにしても、冬とは言え家に閉じこもってばかりいないで、適当に外出して運動することが大切のようだ。そうしないと、体の中で昼と夜との区別がつかなくなってしまうようなのである。

要するに、規則正しく起きて運動をし、規則正しく食事して、夜更かしせずにベッドに入ればいいみたいなのだ。これ、私が最近自然に身に付けたリズムである。だから、いつの間にか寝落ちするほど寝付きがよくなってしまったのだろう。

夜になる前から寝落ちしすぎると、実際に夜になってから眠れなくなってしまうのではないかとも思っていたが、私の場合はそうでもないようだ。これは多分、適度の運動をしていることと、年を取ったせいなんじゃなかろうか。

いずれにしても、睡眠不足の心配をしなくて済むのはありがたい。

 

| | コメント (0)

2022年1月15日

美容業界、理容業界の「雰囲気だけの横文字」

昨日あたり、"「腕ずく」で仕事する美容院が日本中に溢れてるので" という 9年近くも前の記事に妙にアクセスが集まっているので、どういうことかと調べてみたら、Quora の「語学学習者のノート」にこんな質問があり、それに続く入内島健さんという方の回答コメントで私の記事が紹介されているのだった。

220115

上の写真にある "kakimoto arms" というお店は、冒頭で紹介した ”「腕ずく」で仕事する〜” という記事にさらに 4年近く先立つ "「軍備」という名の美容院" で私が触れた、まさにその美容院である。質問者は通りかかる度に「ぎょっとする」のだそうだ。私の記事はこんな風な書き出しで始まる。

先日、青山骨董通りの裏道を歩いていると、 "Kakimoto Arms" という名前の店がある。武器マニアの店ではなく、美容院である。

なんでまた、美容院が「カキモト軍備」なんて名前なのかと思ったが、調べてみると、日本には「アーム」または「アームズ」という名の美容院が、かなり多いようなのだ。

言うまでもないことだが、英語の "arm" は「腕」で、複数形の "arms" になると「武器、軍備」という意味である。ヘミングウェイの『武器よさらば』の原題も "A Farewell to Arms" だ。

ところが日本では、「腕がいい」というような意味合いのつもりで、"arm" とか "arms" とかいう店名を付ける美容院が、やたらと多いみたいなのである。ちなみに「美容院 arm」の 2語でググると こんな具合で、本日時点で 760万件もヒットする。

ちなみに日本語の「腕」は、「腕がいい」とか言った場合には「技術/スキル」という意味を持つが、英語の "arm" にはそんな意味はなく、むしろ「腕ずく」というニュアンスになる。最初に紹介した記事のタイトルを "「腕ずく」で仕事する美容院・・・" としたのはそういうことだ。

「腕がいい」という意味のつもりで "arm" という英語を使うというのは煎じ詰めると、英語で電話する時は「もしもし」の代わりに「イフイフ」と言えばいいと思ってる小学生と、あまり変わらないメンタリティだよね。日本の美容業界って、かなり平和である。

そういえば最近も、この業界の店名に関して書いていた。昨年 11月 6日付の「"Cut House"(切られ家)と "Cut In"(割込床屋)」というエントリーである。

2201152

美容院の店名に ”Cut House”(切られた家)、理容院の店名に "Cut in"(割り込む)というのがやたら増えていることに触れた記事である。どうやらこの業界って、単なる雰囲気だけで横文字の店名を付けたがる傾向があるようなのだね。

いや、この業界に限った話じゃないか。

 

| | コメント (2)

2022年1月14日

マスクをする方がイケメンに見えるって・・・

Gigazine の本日付に「マスクをした男性はイケメンに見えることが判明、最も女性から評価が高いマスクの種類とは?」という記事がある。これはちょっと意外な話で、妙な意味で興味をもってしまった。

220114

私は一昨年の 7月 20日に「加古川という街は美人が多い」という記事で、「行き交う女性にやたら美人が多い。なかなかの街である」なんて書いたが、翌日の追記で次のようなぶち壊しなことを付け加えてしまっている。

よくよく観察してみると、道行く人のほとんど全員がマスクを着用しているので、妙齢のご婦人が目の周りをバッチリ化粧していさえすれば、大概美人に見えてしまうのだった。最近はあまり徒歩で街中を歩く機会がなかったので、この新しい状況にこちらの目が慣れていなかったようなのである。

このことに関しては、その後のいろいろな街での印象からも「当たってるね」という気がしている。女性はコロナ禍以後、目元バッチリの化粧で美人になってしまうようなのだ。その代わり、化粧品会社は口紅の売り上げが減ってしまっているらしいが。

ところが上述の記事に寄れば男性もマスクをするとイケメンに見えるというので、ちょっと驚いてしまった。これ、元記事は以下の 2本のようだ。

Beyond the beauty of occlusion: medical masks increase facial attractiveness more than other face coverings
(医療用マスクが、他の顔のカバリング以上に顔の魅力を高める)

Face masks ‘make wearers look more attractive’, study suggests
(調査によれば、マスクは着用者をより魅力的にする)

マスクというのは病気や不健康さを連想させるため、これまではイメージがよくなかったが、コロナ禍が続くうちに受け取り方に変化が生じているらしい。

そして顔面のカバーの種類では、①衛生マスク ②布マスク ③本で下半分を隠した顔 ④素顔 の順に魅力度がアップしたという。つまり医療用マスクをするのが最高で素顔が最低というのがよくわからないが、調査の結果ということなので「そうですか」と受け取るしかない。

とにもかくにも、昨今のコロナ禍はこんなところにまで影響しているということなのだね。コロナ以前とコロナ以後とでは、いろいろな意味で世の中変わっているらしいと思うほかない。

ただ私自身のことで言えば、これを知ったからといって医療用マスクを買い求めようなんてことは全然思っていないので、

Yoroshiku4

| | コメント (0)

«「3本」と「4本」の、読み(〜ぼん/〜ほん)の違い