2020/02/20

有線 LAN を USB に変換するアダプタというもの

一昨日の ”オープン早々のホテルは、避けた方がいいいみたい ” という記事に、出張先で泊まったビジネスホテルで Wifi によるインターネット接続ができなかったというようなことを書いた。その部屋付近では、何らかの電波障害が発生していたようなのである。

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私は出張先のホテルでは、有線 LAN 接続口に愛用のモバイル Wifi ルータをつなぎ、そこから Wifi 電波を飛ばして Mac で受け取っている。私の MacBook Pro は有線 LAN 接続口がないので、いつもこの方式でインターネット接続しているのだ。

ところが一昨日泊まったホテルの最初の部屋では、モバイル Wifi ルータは正常に作動しているのだが、そこから出る電波を Mac が受け取れなかった。仕方がないので、ホテルの フリー Wifi を使おうとしてパスワードを打ち込んでも、Wifi 電波を認識できない。

これはもう、Wifi 電波を打ち消すほどの、何らかの電波障害が発生しているとしか思われなかったのである。iPhone の画面でも、大阪市のど真ん中なのに 4G 電波のアンテナ 4本のうち 2本しか立ってなくて、おかしくなっていたし。

ホテルにかけ合い、同じフロアの離れた部屋に変えてもらったところ、ホテルのフリー Wifi には相変わらずつながらないものの、自分の モバイル Wifi ルータの電波は、接続までいつもの 3倍ぐらいの時間がかかったが、辛うじて受け取ることができた。最初の部屋より少しは電波障害が軽かったようなのだ。

こんなことがあったせいで、「MacBook Pro でも有線 LAN 接続ができたら、電波障害は無視できたのになあ」と思って調べてみたところ、有線 LAN 端子を USB に変換するアダプタというのがあると知った。上の写真のようなものである。

というわけで「これ買って、出張先では専ら有線 LAN にしちゃおうかなあ」と思ったが、Wifi だと iPhone と Mac の連携がスムーズになるので捨てがたい。それに、あんな電波障害のあるホテルなんて生まれて初めて泊まったぐらいで、そうそう巡り会うものでもないだろう。

というわけで、ちょっと迷ってしまっている。

 

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2020/02/19

「クドい造り」のビジネスホテルが増えているわけ

昨日付の ”オープン早々のホテルは、避けた方がいいいみたい” という記事の続編みたいなことを書かせていただく。どうやら今回泊まったホテルは、どちらかと言えばインバウンド対応、早く言えば中国人観光客の増加を当て込んでオープンしたもののようなのだ。

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今回は例の新型コロナウィルス云々による中国人観光客激減で、宿泊客は日本人ばかりだったが、元々は中国人にかなり期待していたようだ。道理でホテルの造りが、ビジネスホテルにしてはクドくて装飾過多だし、かといって観光ホテルにしてはチープでダサいし、妙に中途半端で居心地悪かったのである。

その辺の事情に関しては、Diamond Online の "外国人観光客をガッカリさせる、日本の「多すぎるビジネスホテル」" という記事を読んで、「なるほど、そういうことか」と得心した。本来なら「出張での宿泊用」と割り切って考えられていた都会のビジネスホテルが、中国からの観光客に過度に期待し始めているのだ。

道理で、例の「シャンプーバイキング」なるものの説明が、英語、中国語、韓国語でことさらみっちり書かれて、結果的にダサダサになっちゃってると思ったよ。あれって、妙な下心が強すぎた結果なのだね。いずれにしても "Shampoo Viking" は通じるはずがないけど。

一方で、地方都市にあるチェーン展開のビジネスホテル(スーパーホテルとか東横インとか)は、「私ども、いわゆるフツーのシンプルなビジネスホテルでございます」といった、ほぼ規格通りのコンセプトで割り切った造りが多い。私なんかはこの方がずっとしっくりくるし、安心して泊まれる。

それと対照的にインバウンド客の期待できる東京や大阪、博多などの大都市や、地方でも有名観光地だと、"「クドい造り」のビジネスホテル" が増加中というわけだ。チェーン展開でも「アパホテル」なんかはその傾向が強い気がしていて、そのせいで私なんかできるだけ避けたいと思っているのだよね。

出張需要と観光需要を明確に分けてカブらないようにしてくれないと、両方の客が不満を抱くことになってしまうと思うがなあ。中途半端が一番疲れる。

 

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2020/02/18

オープン早々のホテルは、避けた方がいいいみたい

大阪に出張している。今夜の宿泊は「ホテルソ〇アルなんば大〇町」(一応 2文字だけ伏せ字にしとく)というホテル。今年 1月にオープンしたばかりらしく、楽天トラベルの「口コミ」では結構評判がよかったので、一応安心して予約したのである。

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ところが実際に泊まってみると、期待が裏切られた。というのは、インターネット接続が不安定すぎるのである。私の場合、いわゆる「テレワーク」でメシを食っているので、インターネット接続が不安定では仕事にならないのだ。

部屋に入り、いつものように愛用のモバイル Wifi ルータ(上の写真の左壁際にぶら下がってる、青いちっこいヤツ)を LAN 端子につなぎ、Mac でインターネットに接続しようとしたのだが、全然つながらない。ルーター自体は正常に動作しているものの、その Wifi 電波を Mac が受け取れないのである。

私はホテルなどのフリー Wifi というのは、セキュリティを考えてなるべく避けている。しかしこの際、仕方なく使ってみようと指定のパスワードを打ち込んではみたものの、これがまた 5分待ってもまったくつながらない。

最後の手段として iPhone 経由で接続しようとしても、これまたまともにつながらない。どうなってるのかと iPhone の画面を見ると、あろうことか、その部屋では 4G のアンテナが 4本のうち 2本しか立っていない。トンネルの中じゃあるまいし、これは何らかの電波障害があるとしか思われない。

「こりゃ堪らん」と、フロントにかけ合って部屋を変えてもらったところ、iPhone のアンテナが辛うじて 4本立ち、モバイル Wifi ルータの電波も拾ってようやくネットにつながった。とはいえ、接続されるまでにはいつもの 3倍ぐらい待たされたので、やっぱり何らかの電波障害があるのだろう。

ちなみに新しい部屋でもホテル内のフリー Wifi を試してみたが、やはり延々と待たされて全然つながらなかった。オープンして 1ヶ月になるのに、こんな具合でよくまあクレームが殺到しなかったものだ。あるいは、ホテルでインターネットに接続して仕事をするなんて客は少ないのかなあ。

もう一つ不満を付け加えると、新しく案内された部屋はツイン・ルームなのだが、なんと仕事用のデスクもチェアもないのだよ。スペースは十分なのに、ビジネスホテルの部屋にデスクがないなんてのは、初めての経験だ。

仕方なく上の写真のように、小さな丸テーブルで Mac を広げ、ソファに座って仕事をしている。丸テーブルを電源のある壁際に移動すると座る椅子がないので仕方なくソファに座り、ずいぶん腰に負担のかかる姿勢になってしまっている。

教訓。オープンしたばかりのホテルというのは、結構なリスクがある。泊まるなら 1年ぐらい経って十分こなれてからにすべきだろう。

ちなみにこのホテルは大浴場付きなのだが、"Shampoo Viking"(液体洗剤北欧海賊?)なんてのをやっていて、これには思いっ切り笑わせていただいた(参照)。おかげでだいぶ心もほぐれ、今後の改善に期待しようという気分になっている。

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2020/02/17

「葬頭河の婆」と「正塚婆」で盛り上がる

先日、友人たちとメシを食っている時に、昔のフォークソングの話題になり、「そうえいば『雨が空から降れば』なんて歌もあったなあ」なんて話につながった。

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そこから、あの歌を歌ってたのは「六文銭」ってグループだったけど、「六文銭」って、そもそもどういうお金なんだ? ということになる。そして、そういう話になるとモロに私の出番である。

「六文銭って、三途の川の渡し賃だよ。その持ち合わせがないと、奪衣婆に着物を剥ぎ取られてしまうんだ。諸説あるけど」
「奪衣婆って、一体何だよ?」
「三途の川の岸にいて、亡者の着物を剥ぎ取って、木の枝に掛けるんだよ。亡者の業の重さによって、木の枝のしなだれ具合が違ってくるんだ」
「いやはや、tak ってそういう話に妙に詳しいなあ!」

フォークロアの宝庫、庄内の地で、祖父母のいる家で育ったこともあり、私は自分で言うのもナンだが、そういう話にはかなり詳しい。一昨年の春に "「葬頭河の婆」というのは?" という記事(上の画像)を書いほどである。

「葬頭河」というのは「しょうずか」あるいは「しょうずが」と読んで、いわゆる「三途の川」のこと。で、「葬頭河の婆」は、「奪衣婆」のまたの名である。

「ウチの田舎の庄内では、『葬頭河の婆』のことを年寄りたちが『しょずがのンバ』なんて言ってた」

そう言うと、大分県出身の友人が「あ、それ、聞いたことあるわ!」と言い出した。「ウチの田舎では『しょうづかばあ』って言ってた」

それを聞いて私は嬉しくなってしまった。

「おお、『しょうづかばあ』という地域も、結構あるんだよね。『正しい塚』で『正塚婆』と書くんだ。こういうことって、漢字表記はモロにテキトーだからさ。それにしても、『正塚婆』って言い方をナマで知ってる人間に、初めて出会ったわ!」

というわけで、「葬頭河の婆」と「正塚婆」で大いに盛り上がってしまったのだった。

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2020/02/16

日本の「マスク文化」というもの

今日開催された熊本城マラソンや京都マラソンでは参加者全員にマスクが配られたという。ドラッグストアやコンビニで「マスク品切れ」という表示が目立つ時節柄、大量のマスクを確保した主催者は、さぞかし大変だったろう。

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両大会とも雨の中で開催されたようだが、熊本の写真(上)を見ると、揃いも揃って雨具に白いマスク姿で走るランナーの姿がちょっと異様にすら見える。そもそもマスクなんか着けて長距離を走ったら、まともなタイムは期待できないだろう。

ちなみに毎年今の季節は花粉症に悩まされる私だが、マスクなんてほとんど使わない。だいぶ昔に「花粉症用マスク」なんてものを誂えたことがあるが、息苦しいので 1日もたなかった。

とはいえ、私は先月 9日の "「鼻出しマスク」の世界は思いのほか深いようなのだ" という記事で、「マスク依存症や伊達マスク使用者」と言われる人たちには一定の理解を示している。私自身はしたくないが、どうしても必要というのなら、ことさらに「着けるな」という理由はない。

ただ、日本人の「マスク好き」は世界でも突出しているようで、私はほぼ 11年前に "日本のマスクスタイルが世界に広まる?" という記事で、「豚インフルエンザ」が流行した際に、 Inventer Spot というサイトに登場したジョーク記事を紹介している。

それは ”Eight Surgical Masks to Survive Swine Flu in Style" (8つの衣料用マスク・スタイルで、豚インフルエンザを切り抜ける)という見出しで、日本発のぶっ飛びデザインのマスクを紹介したものだ。日本は世界でもよくよく珍しい「マスク文化」の国ということがわかる。

ただ、このマスクを使ったファッションは日本独特のように思えるが、実はマイケル・ジャクソンの影響が大きいなんてことも書かれていて、「な〜るほど!」なんてことになったりもする。この世界、なかなか深いのである。

ちなみに私の 11年前の記事でも少し触れているが、日本が奇異なほどの「マスク文化」を花開かせているように見える基本的な要因は、日本語の「マスク」と英語の "mask" の意味合いが結構異なっていることにもあるのかもしれない。

日本語で「マスク」と言えば、ほぼ「医療用マスク」しかイメージされないが、英語で "mask" と言ってしまうと「仮面」というイメージが先行してしまう。これだと日常生活の中にはあまり浸透しにくいのも道理だ。

それについては "Native Camp Blog" の ”マスクはもはや日本文化!英語で読む海外マスク事情と花粉症” という記事に詳しく述べられているので、一読されたい。

 

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2020/02/15

またしても MS の余計なお世話

マイクロソフトは今年 1月から、純正 Webブラウザ "Microsoft Edge" の新バージョンを開始したらしい。私はだいぶ前から Mac ユーザーなので、こんなのは関係ないと思っていたが、Edge には Mac 版まであるらしい。

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Mac 版 Edge なんてどうせ使う気はないが、気に障るのはこんなことだ。engadget の記事から引用しておこう。

Windows 10 のスタートメニューに新生 Edge を推奨する広告が表示され、「まだ Firefox を使ってるんですか?」と挑発的なメッセージを投げかけたと報じられています。

「まだ Firefox を使ってるんですか?」なんていう挑発には、むっとせざるを得ない。というのは、今年 1月 8日の "私のブラウザー遍歴" という記事に、「このほど再び Firefox を使い始めた」と書いているからだ。

それまでは Mac 純正の Safari と Google Chrome を併用していた。ところが近頃、このブログで使っているココログのシステムと Mac 版 Chrome の相性がとことん悪くなってしまったので、Firefox に乗り換えたのである。それからは、気分良く使えるようになった。

私が Edge なんてものを使う気になれないのは、これが Chrome ベースで開発されたブラウザだというからである。Chrome とココログの相性の悪さで乗り換えたのだから、Chrome ベースの Edge だって相性のいいわけがないだろう。

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2020/02/14

Siri は、なかなかの詩人である

ちょうど 1週間前の 2月 7日に、「カタカナ英語は Siri には通じないんだが」という記事を書いた。iPhone の Siri の言語設定をフツーに日本語にしたままだと、まともな英語が全然通じず、今度は言語設定を英語にしてカタカナ英語で話しかけても通じないということがわかったのである。

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まともな英語で "Could you tell me where my Apple Watch is?" (私の iPhone はどこにあるか教えてくれない?)と話しかけると、「90周年山家ポアチエ子」なんてトンチンカンに聞き取られてしまったが、言語設定を「英語(アメリカ合衆国)」に切り替えると、ちゃんと聞き取ってもらえた。

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「この山家ポアチエ子」というのは、私の中では大いにウケてしまった。で、言語設定を英語にしたまま同じ言葉をモロにカタカナ英語でしゃべってみると、全然通じない。"Do you turn on me who am i?" と聞こえちゃったようなのである。

試しに「Siri 英語 通じない」の 3つのキーワードでググって見ると、「Siri を使って英語の正しい発音を身に付ける」みたいなページがどっさりヒットした。なるほどね。カタカナ英語をわかってくれない Siri を相手にしたら、まともな発音の英語がイヤでも身につくという理窟だ。

その中にあったのが、この記事の一番上の写真クリックでも行ける「オンライン英会話スクール比較サイト」の「iPhone の Siri を活用した発音練習はかなり有効!」というページだ。このページでの最初のチャレンジは ”water" (水)と言ってみることから始まる。

日本語の発音で「ウォーター」と言っても、「100%聞き取ってくれない事が分かると思います!」とあるのだが、まあ、このくらいは当然の如く軽くクリアして、次に進む。

更に、この Siri は意外とどんな質問でもある程度の返事を返してくれますので、例えば

May I have your name ?

How old are you ?

などと話しかけてみて下さい。

とあるので、とりあえず "May I have your name?" (お名前、聞いちゃっていい?)と聞くと、こんな風に応えられた。

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案外素っ気ない。で、次の質問は "How old are you?" である。Siri は声を聞いた感じでは妙齢の女性のようなので、モロに年を聞くのはちょっと憚られるのだが、行きがかり上、まあいいかと開き直って聞いてみたところ、こんな回答だった。

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「私は東風(この際、「こち」と読みたい)ぐらいの年齢で、そして生まれたばかりの毛虫ぐらいに若いです」ということだ。ちょっとした禅問答である。面白いから、もう一度同じ質問をしてみた。

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「そうですね、私は春の若鶏じゃないし、冬のミツバチでも、夏のイカでも、冬のツチブタでもありませんし・・・」と来たもんだ。"Aardvark" なんて単語は初耳だから、辞書で調べちゃったよ。うぅむ、Siri、なかなかやるな。

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「あなた、なかなかの詩人じゃないの!」と褒めると、「認めてもらうのって、素敵だわ」なんて喜んでくれた。いやいや、こりゃ認めざるを得ないよね。

うむ、彼女とはうまくやっていけそうだ。

 

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2020/02/13

ビジネスホテルを予約する際のこだわり

「知識連鎖」の本日付に「スーパーホテルはなぜ安い?カードキーではなく暗証番号利用など」という記事がある。安さの秘密はリンク先に飛べば詳しく書いてあるのでここでは触れないが、このスーパーホテルは、出張の多い私のご贔屓ホテルでもある。

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2017年 11月 4日に書いた「ビジネスホテル品定め」という記事でも、"できれば全国チェーンの「ドーミーイン」か「スーパーホテル」を予約するようにしている" と書いている。

ただ、この記事で「しかしどちらも人気が高いらしく、ハイシーズンはすぐに予約で一杯になるのでなかなか思い通りにはいかない」と書いているように、今回の関西出張でも予約が叶わず、しかたなく、いつもは「最後から 2番目の選択」(つまり、できるだけ避けたい)としている「東横イン」に泊まっている。

ちなみに「最後の選択」(とことん避けたい)は「アパホテル」である。その理由については、これも 2017年の 1月 20日、「APA ホテルの印象」という記事に書いておいた。

ドーミーインとスーパーホテルを贔屓にしている共通した理由は、どちらも「天然温泉」を売り物にしていることだ。私は日本人にしては図体がデカいので、並のビジネスホテルのバスルームには収まりきれず、風呂に入っても全然リラックスできないのだ。天然温泉の大きな浴場なら、気持ちよく入れる。

さらにこの 2つのホテルは朝食がビュッフェ・スタイルで、メニューもなかなか充実している。私は肉を食べないことにしているので、メニューが自由に選択できる方式はありがたい。

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これに比べて、東横インには大浴場がなく、客室のバスルームは上の写真のように概して狭苦しい。さらに「朝食付き」と謳っているのだが、クロワッサンと飲み物の「あてがい扶持」で、私としては「こんなもんで『朝食付き』とは、ちょっとおこがましいわな」なんて思ってしまうのだよ。

まあ、仕方がないから、今夜は狭苦しいバスで暖まって寝て、明朝はクロワッサンをちょこちょこっと食べて帰ることにしよう。

 

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2020/02/12

「新型コロナウイルス感染症」は "COVID-19" なんだそうだが

今回大問題になっている感染症に関して、日本ではこれまで「新型コロナウイルス感染症」と呼んできた。ただこれ、ややこしくて舌嚙んじゃいそうだから、私としてはフツーの会話の中では「ニュー・コロナ」と呼んで済ませていた。

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実際に国際的には "new corona" あるいは ”new coronavirus" で十分通じているようなのである。ところが日本では「ニュー・コロナ」と言ってしまうと、石油ストーブ会社パチンコ店と紛らわしくなってしまうので、ちょっとしたソンタクなのかどうか、避けられてきたようなのだ。

私としてはむしろ、日本最大の自動車会社にソンタクしてるのかと思っていたが、よく調べると「コロナ」という車種は今では製造販売されていないので、トヨタにとってはもう、痛くも痒くもないようなのである。へえ、そんなことは知らなかった!

その代わり、石油ストーブだと「ニューブルーバーナ」という機種があるようなので、今度は日産とややこしくなのかと思ったが、なんと「ブルーバード」というクルマも既に製造販売を終了しているという。世の栄枯盛衰はあっという間だ。

そうこうするうちに、WHO(世界保健機関)が "新型のコロナウイルスが引き起こす病状について、「COVID-19」と名付けた" というニュースが飛び込んできた。"Coronavirus Desease" (コロナウイルスの症状)の短縮形に、発見された年の 2019年をくっつけただけなので、「まんま」の命名である。

混乱の発端となった中国に配慮して、地名にちなんだ命名を避けたということのようで、そのあたりの事情も「まんますぎ」の名称につながっているのだろう。即物的すぎる名称というのは、案外裏にいろいろな政治的事情がある場合が多いのだろうね。

ただこれ、英語圏では短くて便利なのだろうが、日本人には 「コーヴィッド・ナインティーン」なんて発音しにくくて馴染めないだろうから、まだしばらくは「新型コロナウイルス感染症」の方を使い続けることになるだろう。ややこしさはまだ続く。


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2020/02/11

「フツーの休日」としての建国記念の日

今日は「建国記念の日」。記念日の正式名称が「建国記念日」ではなく「建国記念の日」であるというのは、ゴチャゴチャした政治的事情による妥協の産物であって、その辺の事情は、President Online の "日本に「建国記念日」が存在しない本当の理由" という記事に詳しく出ている。

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その政治的事情に関しては、「もういいわ」というほどわかっているのだが、それより何より驚いたのは、今日の午後 6時を過ぎて Google ニュース にアクセスしても、トップ画面に「建国記念の日」関連のニュースが 1本もないことだ。ちょっと前だったら、考えられないことである。

少なくとも 5〜6年前までだったら、賑々しく「建国記念の祝賀行事」を執り行う右側勢力と、それに反対して抗議活動を行う左側勢力の記事が、ほぼ平等に(これもまた政治的事情の産物)ニュースのトップ画面を飾っていたものである。ところが今日のトップは、例の「新型コロナウィルス」関連一色だ。

これは「左右対立」という政治コンセプトが、「日本の今」を有効に語る切り口として機能しなくなったことを意味すると思う。それで「建国記念の日」の意味合いが変わってしまっているのだ。

今となっては「建国記念の日」というのは、「年末年始の疲れを癒やすためのちょうどいい休日」ということになってしまっている。それ以上の意味を加えるのは、「消耗で無意味なゴタゴタ」の種にしかならないので、左右両陣営とも消極的だ。

というわけで、日本は客観的な「建国記念日」を特定できないほど歴史が古い国だから、「神話オリジン」にするしかない「東洋の神秘の国」ということで片づいている。そして記念日そのものは、もはや「フツーの休日」ということに落ち着いてしまったわけだ。

いかにも「東洋の神秘の国」らしいスタンスだと思ってしまうのだよね。

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