2026年3月14日

第二次トランプ政権自体が、超長〜いレイムダック?

今年は花粉症がキツくて、屑籠が用済みティッシュですぐに一杯になってしまう。スギ花粉のピークは過ぎたようだが、これからヒノキ花粉が増えるので、花粉症はまだまだ続く。そういえばトランプが「2〜3日でケリが付く」なんて軽い気持ちで始めてしまったイラン戦争も、なかなか終わりそうにない。

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トランプ自身も今さらながら本音では、「こんなはずじゃなかった」なんて思っているのだろう。そうしたことを反映してか、ロイターはこの戦争の出口戦略を巡り政権内で路線対立が生じていると報じている(参照)。

とにかくトランプが余計なことをしたために、面倒な問題がいくつも生じている。日本にとって最も迷惑なのが、ホルムズ海峡が事実上封鎖されてしまったために、石油の値段が上がってしまうことだ(参照)。

トランプは当初、ホルムズ海峡を通過するタンカーは軍が護衛するなんて言っていたが、当の米海軍がそれを拒否するというドタバタぶり(参照)である。さらに「船員は根性見せろ」(show some guts)なんてノー天気なことを言ってるようだが、ガッツなんか見せるよりも死なないことの方が大切だ。

というわけで、トランプの「思いつき」では国も世界も動かないことが明白になってしまったのである。

トランプの大統領としての任期はまだ 2年以上残っているのだが、私としては既に実質的に「レイムダック」(政権末期の「死に体」状態)に突入してしまっているんだと思っている。もしかしたら、第二次トランプ政権自体が過去に例を見ないほど「超長〜いレイムダック」なのかもしれない。

我々は次の大統領選挙の結果が出るまで、こうした混乱を我慢し続けなければならないんだろう。やれやれ、うんざりだよね。

 

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2026年3月13日

「強制労働」って、日本にも結構あるよね

米、日本含む複数国に強制労働の調査開始」というニュースが一斉に流れている。クリックしてみれば僅か 3行ほどの短いニュースだが、ニュースバリューとしては決して軽くはないようだ。

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ニュース本文は次の通り。

「米通商代表部(USTR)は 12日、日本を含む 60カ国・地域を対象に、強制労働に関して通商法 301条に基づく新たな調査を開始した。公正な競争を阻害していると見なせば制裁関税を課すことができる。

「公正な競争を阻害していると見なせば制裁関税を課すことができる」というのだが、調査対象とされる 60カ国・地域の中には、「強制労働」と見なされて当然のような労働環境があったりするのだろう。ただ、その基準は「通商法 301条に基づく」とされるものの、曖昧なんじゃなかろうか。

その気になればちょっとしたことでも「強制労働」と見なして制裁関税を課すことができる。日本にだって結構ヒドい労働環境があって、その気になればいくらでも制裁関税の対象とすることができるだろう。

残業手当もなく夜中まで残業させられたり、当然の権利である有給休暇の取得がはばかられたりというのは決して珍しいことじゃなく、厳密に言えば「強制労働」と言える。とくに外国人労働者に関しては、あまり保護されれていないとみられる。

今回の米国の調査開始を機に、日本の労働環境が多少改善されるとしたら、ちょっとして儲けものかもしれない。ただ、お膝元の米国内の事情だって結構なものだと思うのだが。

 

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2026年3月12日

フェンダーのストラトキャスターってギターの話題

フェンダー、Stratocaster ボディデザインの著作権保護でドイツ裁判所から重要判決を獲得」というニュースに、ちょっと驚いてしまった。楽器に詳しくない人には何のことやらわからないだろうが、フェンダーという米国の楽器メーカーが展開するエレクトリック・ギターのデザインの話である。

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フェンダー社の訴えを受けたドイツの裁判所の判決により、今後はヨーロッパ市場で他社がフェンダーのストラトキャスターのデザインを模したギター、つまりコピーモデルを販売することができなくなったというのである。

ストラトキャスターというのはとても人気のあるモデルで、日本の音楽雑誌でも特集別冊が出たりしている。下の画像はヤングギター誌のストラトキャスター特集の表紙で、奏者はエリック・クラプトン。

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個人的には黒いシャツと水色のストラトキャスターのカラー・コーディネートが「ちょっとね」という気もするが、この人、写真や動画で見る限りでもいろいろな色のストラトキャスターを弾いてる(ブラウニーホワイトブラック)。この水色も含めて最低でも 4台(実際はおそらく 10台以上)持ってるよね。

で、これだけ人気のモデルだけに市場にはコピーものがどっさり出回っており、日本でもいくつかのメーカーが「ストラトキャスター・モデル」とか称して堂々と展開している。下の画像はグレコが展開する「ストラトキャスタータイプ」ってやつ(参照)で、品質は決して悪くない。

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右から 3番目の水色のモデルなんて、上の写真でクラプトンが使っている本物と見分けが付かない。それが 99,000円で買えるってわけだが、他のメーカーのコピーものだと、もっと安く買えると思う。

ストラトキャスターばかりでなく、他の人気モデルのコピーもどっさり、しかも堂々と展開されている。有名なところでは同じくフェンダーのテレキャスター、ギブソンのレスポールSG なんて、楽器屋に行けばいくらでもコピーものが安く買える。

かくいう私も、大昔の貧乏学生時代に買ったのはグレコの SG コピーモデルで、今でも押し入れの奥に眠ってる。ギブソンさん、ごめんなさい。

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今回の判決はヨーロッパ市場が対象になっているが、今後は日本でも徐々にこうした展開をしにくい雰囲気になるかもしれない。かといって、国内メーカーが今さらオリジナル・モデルを出しても「ダサい」と思われがちで、難しいんだよね。

本来ならコピーモデルを出す方がダサいはずなんだが、それがなかなか通じない。どうしても、有名ギタリストが使ってるのと同じモデルが「カッコいい」ということになってしまう世界なのである。

で、クラプトンとていろいろなギターを弾いているのだが、圧倒的にストラトキャスターを使うことが多い印象で、そんなこんなで巷でもやっぱりこれが一番人気なのだよね。ハードロックとかヘヴィメタだと、ギブソンのレスポールが多かったりするのだが。

 

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2026年3月11日

コーヒーはシエラカップで飲むとおいしい

先月はコーヒーに関するブログをいくつか書いたが(参照 1 参照 2)、こちらのサイトではコーヒーを飲むカップについては少しも触れていなかったことに気付いた。「和歌ログ」の方では「日の陰る夕べに熱きコーヒーをシエラカップに注ぎ飲みたり」と、写真入りで詠んでいるのに。

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実は私は、自分のデスクに向かって仕事しながらコーヒーを飲むとき、上の写真にある「シエラカップ」というものを使っている。しょっちゅう山登りをしていた 20代の頃からだから、半世紀続いている習慣だ。

「金属製のカップだと、コーヒーがすぐに冷めちゃうでしょ」と言われることもあるが、ご心配なく。材質であるアルミニウムは金属としては比較的比熱が高いので、それほどすぐに冷めちゃうわけでもない。

そりゃあ陶器と比べれば少しは冷めやすいが、そもそも私は猫舌で熱いのが苦手だし、デスクサイドにあるコーヒーマシンでたっぷり作ったコーヒーをチビチビ注いで飲むスタイルなので問題ない。冷める前に飲み切り、飲み切ったら熱いお替わりを注ぐという繰り返した。

で、最近気付いたのだが、コーヒーってこのシエラカップで飲むとおいしいのである。先日ちょっとした気紛れでいわゆるフツーの陶器のコーヒーカップに乗り換えてみたところ、どういう理窟かわからないが、なんだかちょっと物足りない。いつもより「コク」が感じられないのである。

で、すぐにシエラカップに戻したところ、「これでこそ!」と納得したのだった。以来、家でコーヒーを飲むときは、浮気せずに断固シエラカップである。さすがにコーヒーショップでは、「シエラカップでお願い」ってわけに行かないけどね。

ちなみに、シエラカップの「シエラ」というのは米国のシエラネバダ山脈にちなんだもので、自然保護団体の「シエラクラブ」が会員用に作ったのが始まりとされている。バックパックのフックに引っかけて、トレイルを辿れるデザインで、なかなかイケてる。

ただこれ、日本語化の過程で「シェラカップ」(「ェ」が小文字)になってしまったようで、「シエラカップ」でググっても下のように表示されて「シェラカップ」のオンパレードになる。

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しかしそもそもの名称の元になった「シエラネバダ山脈」って、綴りは "Sierra Nevada" で、"Sherra Nebada" とかじゃない。発音としては「シェラネバダ」じゃないのはもちろん、さらに「シエラネバダ」でもなく、あえて書けば「スィエラネヴァーダ」って感じだ。

ということは、このカップも本来は「スィエラカップ」なのだが、そこはまあテキトーに「シエラカップ」ぐらいで抑えとこう。あんまりこだわると「嫌味なヤツ」になっちゃうからね。

そう言えば金属製のマグカップを好んで使う人が多いのも、シエラカップと同じ感覚でおいしく感じるのかなあ。私は使ったことがほとんどなくてわからないので、マグカップ派の方がいらしたら、コメントよろしく。

 

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2026年3月10日

ガソリン 1リットル 200円超えとなったらイタいなあ

中東情勢の悪化で、ガソリン価格が高騰するのではないかとの報道が相次いでいるが、天下の朝日新聞も昨日付で「ガソリン 1リットル 200円超えの見通し 原油価格の急騰、識者試算」と伝えている。有料記事なので途中までしか読めないが、とにかく見出しを読むだけでイタいなあ。

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トランプは先月 28日にイランを爆撃してハメネイを殺害し、「この戦争は 2〜3日でケリがつく」なんて言っていたが、私は「そんな簡単に済むはずなかろうよ」と思っていた。案の定、その後は「4〜5週間で終わる」に変わったが、どうやらそれも無理そうで、次は「数ヶ月で」なんてことになるだろう。

それもダメだと、かつてのベトナム戦争みたいに泥沼化しかねない。まったく余計なことをしてくれたもので、トランプの頭は全然スマートじゃないというのが、今回のイラン爆撃でますます明らかになった。

経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブの調査では、トランプ大統領の支持率は 38%(前週:39%)と低調で、不支持率は 59%だったという(参照)。純支持率(支持率と不支持率との差)はマイナス 21ポイントで、この傾向は今後も続いてしまうだろう。

とにかく原油価格の値上がりは必至だから、ガソリン 1リットル 200円超というのはマジで覚悟しておかなければならないだろう。私の住むつくば近辺は完全にクルマ社会なので、あちこち用足しに行くだけで大変になる。

さらに物流コストも上がるから、インフレ傾向に拍車がかかる。この辺りは退職して年金暮らしの人がかなり多いもので、みんな顔を合わせれば愚痴を言い合ってるよ。

私としても、一人で近場に行くのはクルマではなく原付バイクで行こうなんて考えている。暖かい季節、雨が降らなければそれも楽しいが、冬になっても問題が解決しなかったら、さぞかし寒いだろうなあ。

いすれにしてもトランプの任期はまだ半分も過ぎてないんだと思うと、それだけで疲れてしまうよ。

 

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2026年3月 9日

「ほっそーい福島」というのがあるというお話

X(Twitter)に坊主さんという方が「福島県の常識と言えば?選手権/入賞/ほっそ〜い福島」というコメントを画像付きで tweet してくれている(参照)。いやはや、こんなようなところが現実にあるとは、東北生まれの私も生まれて初めて知ったよ。

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このスレッドには、スベスベゲイナーさんという方の「たしか地殻変動で山形と新潟の間に隙間ができたから福島が流れ込んできたんですよね」というコメントがある。つい座布団 5枚ぐらい差し上げたくなってしまうよね。

ただ 笑人形(藁)さんという方が紹介してくれている実際の現地の風景を見ると、決して「流れ込んだ」というような地形ではなく、むしろ「盛り上がった」と表現する方が近い気がする。おそらく地下深く潜り込んでいた福島県北西部が地殻変動で押し上げられ、地表の細い亀裂から噴出したのだろう。

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冗談はともかく、なかなかいい風景である。すっかり人里離れた山の尾根道で、飯豊山(「いいでさん」と読み、標高 2,105.1m)への登山道になっている。テントと寝袋をかついで歩いてみたくなるじゃないか。

実際の地図で見ると、細長く伸びた福島県がちょっと膨らんだように見える辺りに、飯豊山の山頂があり、この付近に飯豊山神社の奥宮がある。そしてこの神社周辺と、そこに至る登山道だけが、福島県となっているのだ。幅は 90cm から数メートルしかないらしい。

廃藩置県後の明治の頃は、この奥宮は新潟県の所属とされていた。しかし飯豊山神社の麓宮は現在の福島県喜多方市にあるため、「飯豊山神社は麓宮と奥宮で一つの神社」との福島県側の主張が 1907年(明治 40年)に通り、参道に沿った「へその緒」と呼ばれる県境ができたのだという(参照)。

こんな変わった形の県境が形成されるほどに、当時の飯豊山信仰は民衆の生活に密着していたのだね。何となくいい話だ。

ちなみに私は、朝日連峰には若い頃に登ったが、飯豊連峰は登ったことがない。こんな面白いストーリーがあるなら、登っておくんだったなあ。

【3月 13日 追記】

コメントで山辺響さんが推薦してくれた「ふしぎな県境」(西村まさゆき著、中公新書)が今日届いて、読んでみた。なかなかおもしろい。

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ちなみに著者の西村まさゆきさんという方は登山ではまったく初心者なのに、ガイド付きとはいえ、いきなり飯豊山に登られたらしく、フラフラになりながらのルポだったようだ。そりゃ、大変だったろう。本の帯の写真がその時のものだ。

 

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2026年3月 8日

ランドセルって、「ご大層なもの」扱いなんだね

東洋経済 ONLINE に【ラン活疲れを癒やすモンベル「1万円台ランドセル」の正体 自治体の無償配布が変えた "通学カバン" の常識】という記事があるのだが、そもそも初っぱなの「ラン活」という言葉に戸惑った。ランドセルを背負って「激しい活動」することかと思ってしまったよ。

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ググってみたところ、AI が「小学校入学に向けたランドセル選び・購入活動のこと」と答えてくれた。へぇ、知らなかった。そんなことがご大層に「活動」扱いされているのだね。我が家の娘たちの小学校入学時(30〜35年前)には、テキトーに買い物に行ってテキトーに買ったものだがなあ。

そういえば、このブログでも 4年近く前に「最近のやたら大きなランドセルは、中身もびっしり」という記事を書いていたんだった。30年前のものと比べると、ほとんど倍の厚みになっているので驚いてしまったものである。ランドセルって、とにもかくにも「ご大層なもの」でなければならないようなのだ。

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近頃のランドセルの値段が 6万円以上もするようになったのは、熟練職人が念入りに手作りするためらしい。子どもの数が減ったので、単価を上げたいのだろう。ただ職人さんって作業はやたら念入りでも、それを背負わされる子どもの負担なんてことまで考えているのかなあ。

ちなみに東洋経済は先月初めに【"ラン活" 過熱の時代に「モンベル」を選んだ我が家。周囲の反応が映し出した「日本社会の硬直化」。使って3年、実際はどうだった?】という記事も伝えてくれている。

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この記事には「わが家には 2人の子どもがいる。中 1 になった長男は学校指定のランドセルを使っていたが、小 3 次男のランドセルは自由だったため、4年前に本当に悩んだ」とあるので、本当に驚いてしまった。学校がランドセルを指定するなんて、私には「エラソー過ぎる」としか考えられないよ。

さらに、この「ワンパック」に決めたとママ友に話すと、「1人だけ違うと、いじめの対象になるかもしれないから気をつけて」なんて反応もあったという。ホントにもう、一体どんな世の中なんだ。

結果としては、このワンパックのままで何の問題もなく 4年生になったという。「それでこそ」である。

ただ私としては学校に背負っていくバッグなんて、5〜6,000円のナイロン製のリュックで十分だと思ってしまうんだがなあ。私がどこに行くにも背負っていくリュック(一応 "FILA")なんて、量販店のセールで確か 4,800円ぐらいで買ったものだが、十分に丈夫で使いやすいよ。

どうしてそうしたものが許容されないのだろう。そんなことだから、私は 70歳を過ぎた今でも学校って嫌いなんだよ。

 

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2026年3月 7日

来春の統一地方選では「中道」なんて機能しない

共同通信が「立民と公明、地方は中道合流せず 来春統一選は各自擁立へ」というニュースを伝えている。ということは、「中道改革連合」というのは衆議院にしか存在しないという「特殊な会派」ということになる。

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私は 1月 17日付の "「中道改革連合」略して「中道」って、よくわからん" という記事で、「単に議員数を確保するための『仮の姿』と考えてしまうよね」と書いているが、実際の選挙ではその「仮の姿」さえ実現できなかった。これでは合流を継続する意味がない。

公明幹部としては「中道と合流して戦うには準備が間に合わない」と言っているという。公明サイドとしてみれば、衆院選は必ずしも一方的失敗とは言えなかったわけだが、それだけに次の選挙では、立民サイドとの調整がすんなり行くとは考えられないのだろう。

「競合しない選挙区での相互推薦を模索。地方議会での統一会派結成を含む連携も進める」なんてことも言われているようだが、実際にはそれも難しいだろう。競合しない選挙区での「相互推薦」は上手くいけばあり得るだろうが、「統一会派結成」なんて「恥の上塗り」になるばかりだ。

一方、立民の方は「今月 29日の党大会で対応を示す」としているが、公明サイドが現時点で「準備が間に合わない」と言っているのだから、「遅すぎ」にもほどがある。地方組織としては「統一選を立民として戦いたい」と考えているようで、要するにやる気がないのだろう。当然の話だ

いずれにしても両党とも、議席が増えるなんて考えにくい。「チームみらい」の方がずっと希望的だろう。

 

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2026年3月 6日

「狂う」という言葉がタブー化しているらしい

最近の出版界では「狂」という文字が使われなくなっているのだそうだ。Togetter には"いまは全出版社で「狂」という文字そのものが使用禁止になりつつある…「『狂う』を勝手に『変になる』に改変」など色んな修正体験談や逆に通った話も" なんてトピックがある。

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とにかく、いろいろな媒体、とくに漫画などでは「狂」とか「狂う」とかいう表現はほぼタブーになっているようだ。大抵の場合は「変になる」なんて言い換えられてしまうという。

このスレッドには、「俺はお前に狂う」というセリフが一方的かつ機械的に「俺はお前に変になる」なんて変えられたなんて話も載っている。これはいくらなんでもヒドいよね。「狂」という言葉自体は差別語というわけではないのだから、こうした風潮は行き過ぎと言えば行き過ぎだ。

ただ、ニュースなどでは「狂い咲き」なんて言葉が平気で使われたりしている(参照)。漫画などのメディアとは一線を画しているようなのだ。

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このあたりの使い分けは、おかしすぎると言わなければならないだろう。こんなことでは、ビミョーなところから日本語が破壊されてしまうよね。

 

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2026年3月 5日

アヤシい YouTube で簡単に洗脳されてしまう高齢者

子どもがインターネットにハマり過ぎることが問題となる一方で、Asagei plus は "高齢者がどっぷり洗脳される「YouTube 自動再生」で次から次と「怪奇陰謀論」動画!「エコーチェンバー現象」の底なし沼" と警鐘を発している。実際に、高齢者が YouTube にハマるのは危険だと思う。

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余計な話だが、この記事に登場しているジイさんは、私が 2年近く前に書いた「ジイさんはガラケーだが、バアさんは LINE ユーザー」という記事に使った写真のジイさんではないか。

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2年経ってやっとガラケーを卒業し、MacBook で YouTube にハマってしまったようなのだね。同じボタンダウン・シャツを着たままというのが少々気にかかるが。

これは冗談としても、ジイさんって下手にスマホや PC を始めてしまうと、本当にちょっとアブナいみたいなのだ。今回の写真で象徴されているように、ついこないだまでガラケー・ユーザーだったので、インターネットの大海を浮遊しまくるフェイク情報への耐性ができていないのだろう。

これがバアさんなら、LINE で孫とチャットしたりお茶やお花の仲間と情報交換したりといった使い方で楽しんでいるので、あまり害のことが多い。しかし少なからぬジイさん連中は、それだけでは収まらないのだ。

ついこないだまで(と言っても 20年以上前だが)会社で管理職だったりしたせいか、やたら「天下国家」を論じたがる。そして YouTube のアヤシい動画で知った「世界の真実」とやらを、あちこちで吹聴して煙たがられる。実は私の知人にも、こんなような困ったジイさんが一人いるのだよ。

このジイさんのご贔屓動画では、「日本は 3,000年もの歴史をもつ世界最古の文明国家」とか「正倉院にある古文書の古代文字を読み解くと、日本の皇室がメソポタミア文明から発しているとわかる」とか、いろいろな「トンデモ」が語られているらしい。ジイさん、それをすっかり真に受けてしまってるのだ。

そして「日本の学校教育でこうした大切なことを教えないのは、国際ユダヤ資本の陰謀だ」なんて言い出す。結局「陰謀論」に辿り着くのは、こうしたアヤシいサイトの「お約束」みたいなのだね。

さらに「日本円はユーロなんかと違って一国の独自通貨なんだから、自由に紙幣を印刷できる。円をどんどん印刷して国民に配れば、日本は世界で最も豊かな国になる」なんて言い出す。これもまた YouTube で仕入れたネタらしく、「日本政府は、こんな簡単なことをどうしてやらないんだ?」と憤る。

「そんなことをしたら、ハイパーインフレになっちゃうでしょ」と言うと、「そうなる一歩手前で、印刷を止めるから大丈夫」なんて平然とのたまう。ハイパーノー天気である。

上で紹介した Asagei plus のサイトでは、もし自分のジイさんがこうした面倒なことになった時の対策として、家のテレビを HDMI ストリーミングなどでネット接続し、Netflix や Amazon プライムビデオが大画面で見られるようにすることを勧めて、次のように言う。

夢中になれるドラマや映画はいくらでもある。「これで映画見な、返却しなくていいから楽だよ」のひと言で、毎晩 YouTube ではなくドラマを楽しむようになった… そんな声は実際に多い。月数千円のサブスク代は、家族の平和を守る保険料と思えば安いものだ。

しかしその大画面でアヤシい YouTube を見始めたりしたら、ますます鬱陶しいだろうなあ。いや、ガラケーから卒業したばかりのジイさんは、自力でそこまでできないか。

【3月 12日 追記】

そういえば、4年前の 1月 16日にも「老人がテレビと同じ感覚でインターネットすると」という記事を書いていたんだった。「年寄りを放っておくと無料の Youtube を見続け、半年もすると見事な陰謀論ジジイが完成する」というのである。

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2026年3月 4日

米国主要メディアの政治的な立ち位置って・・・

Facebook に「主要メディアの立ち位置・特徴」という表がある。"「 日本のメディアが信用できない 」人はこちらを アメリカ(トランプ大統領)・イスラエルのイラン攻撃の報じ方は…" というものだ。この分類には、それほどの異論はないと思う(フェイスブックにはイチャモン・コメントもついてるけど)。

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(上の画像をクリックすると、別画面で元記事が拡大表示される)

これって前々から大体わかっていたこととはいえ、改めて堂々と(?)評価されると、米国人って民主党支持派と共和党支持派に大別されるというのが、メディアの立ち位置にも反映されていると認識できてしまう。その意味でも、案外理解しやすい。

ここで注意すべきなのは、英語で "He is liberal."(あいつはリベラルだ)というと、英和辞書的な意味合いよりも「左派だよね」というイメージが強くなってしまうことだ。実際の場面では、日本人の考えている「意味」とはずいぶん違った感覚で使われていると思う。

私は昔、"I'm liberal." (私はリベラルです)なんて言うのはニューヨークあたりではまだいいが、テキサスなんかでは言っちゃダメと教わったものだ。私は外国に行ってまで政治談義しようとは思わないから、そんなことは一度も言ったことがないが、フランス人やイタリア人は時々それで揉めちゃってるらしい。

翻って日本のマスコミを見ると、産経が保守的で朝日が左がかってると言われるにしても、大抵のメディアが「客観報道」というのを建て前にしているみたいで、表立ってはそれほど旗幟鮮明にしているわけじゃない。まあ、受け取る立場にもよるけれどね。

日本国民も政治的には「どっち付かず」が多く、支持政党もあまり明確にしたがらない。それだけに、ちょっとした「ムードのブレ」で先日の衆院選みたいな結果になってしまうこともある。

「自民党は支持しないけど、高市は支持する」なんて国民が多いのは、実際問題としてヤバいことという気がする。米国では共和党支持者の間でもトランプ離れが起き始めているというのに。まあ、議事堂に乱入したみたいなコアなトランプ・ファン(参照)は相変わらず頑固に支持し続けてるようだけど。

そんなこんなで、"「 日本のメディアが信用できない 」人はこちらを" なんて、外国のメディアが紹介されてしまったりするのだろう。これまたちょっと問題なことだとは思うのだが、私が昨日引用した Bloomburg は「中立」という評価なので、今日のところは笑って見過ごしてもらおう。

 

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2026年3月 3日

米国のイラン攻撃で、「平和」の難しさを知る

トランプによるイラン攻撃に関しては、もう鬱陶しくて何も書く気がしなかったのだが、やはり少しは触れておいた方がいいのだろう。いろいろ重層的な意味のあるニュースだろうから。

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この件に関して私が最も納得できると感じた論説は、Bloomburg の「トランプ大統領のイラン攻撃、抑制なき力の行使の時代招来」という記事だ。「敵対国の指導者を公然と拘束または殺害の標的に/その後の事態をどう管理するか、ほとんど詳細を示さず」というリードが本質を突いている。

トランプという男がやたらイスラエルに肩入れしているというのは、経済人として巨万の富を築いていた時代から、戦争犯罪者のネタニエフと裏のどこかでツルんでいたんじゃあるまいかとさえ疑わせる。もしかしたら、何か「借り」みたいなことがあったりして。

一方で「ハメネイ師死亡 米イラン系歓喜  "テヘランゼルス" に千人集結 元王朝の復権望む声」なんていう報道もあり、私の周りでも「これで良かったんじゃないの?」なんて言う人間がいる。しかしそれは疑問だ。

私としては "テヘランゼルス" で歓喜乱舞している、やたらアメリカナイズされた格好のイラン人たちをノー天気に祝福する気にはなれない。動画の最後近くに現れる "THANK YOU TRUMP + BIBI" (BIBI はネタニエフの愛称)と書かれた妙に政治的なフラッグも気にかかるし。

世界はもっと多面的なはずだろうと思ってしまう。それは「戦火の故郷…途絶えた通信 在日イラン人の思いは」というニュース動画を見ればよくわかる。

今後に関しては依然として不透明で、これでいきなりイランが民主化に向かうなんて考えるのは甘い幻想というものだろう。人間 70歳を過ぎると、国際問題というのは一筋縄では行かないのだという実例を、嫌というほど見てきている。

損得勘定は関わる国の数だけあるし、さらにその国々の中でも関わる人の数だけある。それだけにウクライナ問題にしても中東問題にしても、紆余曲折しながら進んでいくほかないのだろう。

日本人の多くは「平和」って当たり前と思っているが、実はそれを実現するのも維持するのも、なかなか難しいものなのだと知らなければならないのだろうね。

【3月 4日 追記】

本文で「これでいきなりイランが民主化に向かうなんて考えるのは甘い幻想というもの」と書いたが、やはり実際にその通りのようで、時事通信は本日付で "米大統領、「体制転換」を軌道修正 対イラン軍事作戦の出口見えず" と伝えている。下手すると、泥沼化してしまいそうだ。

 

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2026年3月 2日

今年は花粉症の症状がキツい

今年はスギ花粉症の症状がキツいような気がしている。先日、新潟の長岡に出張した時には「向こうはまだ雪だから大丈夫だろう」と思っていたのだが、とんでもない。地元の人が「上越の山はスギだらけだからねえ」と気遣ってくれるほどだった。

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とにかく、鼻水、くしゃみ、目の縁の痒さという三拍子揃ってしまっている。これがあと半月以上続き、さらにその後にはヒノキ花粉まで飛んでくるだろうから、5月ぐらいになるまでは我慢を重ねなければならない。

そんな折、夢の花@奥多摩さんという方の動画付き tweet (参照)を見てしまった。「山火事の煙じゃないんだぜ... 花粉なんだぜ、これ...」というシリアスなコメントが鼻の奥まで迫ってくる。

こんな具合に舞い上がった花粉が風に乗り、かなり遠くまで運ばれてしまうのだろう。自分自身の体を媒介として実感が伴っているだけに、思わず「うひゃあ!」と口走ってしまった。

今年の花粉症がキツいのは、昨年からずっと雨が少ないからでもあるんじゃなかろうか。雨さえまともに降ってくれれば花粉はそれほどには舞い上がらないのだろうが、ずっと乾燥しっぱなのでこんなにヒドい煙みたいなことになる。

天気予報を見ると、今週は明日と明後日(火曜と水曜)、そして土曜の遅くに雨が降るようだ。ただ、この程度の雨では花粉の飛散量はそれほど減らないだろう。

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まだまだ我慢を強いられそうだ。それにしても、明日はいきなりのように寒さがぶり返すのだね。最低気温の上下も忙しい。

【同日 追記】

関東甲信、3~4日に大雪のおそれ 5日にかけて東北太平洋側でも」なんてニュースもあるので、ご用心。太平洋側の雪のメカニズムは日本海側と違っていて、春先の方が降りやすいからね(参照)。

それから、花粉症は雨上がりが一番ヒドくなるという情報もある(参照)。そうだとしたら、木曜日がかなりアブナい。まったくもって厄介なことだ。

【3月 5日 追記】

上の追記に「木曜日がかなりアブナい」と書いた通り、木曜日の今日は朝から大変なことになってしまったので、久し振りで薬を買って飲んでいる。11年も前に「アレグラ FX」という薬が効いたことをブログに書いた(参照)のを思い出して薬局に行ったら、売り場の前面で大々的に売り出されていた。

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ここ数年は薬に頼るほどの症状までには至らなかったのだが、今年はさすがにヒドい。滅多に飲まない薬で、何とか乗り切りたい。

 

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2026年3月 1日

雪の北海道を宇宙から見ると、白いところだらけ

今冬は各地で大雪になっているようで、北海道や青森県などでは、都市でも 2メートルの積雪になったところがあると聞く。先日出張で訪れた新潟県長岡市も、道路はきれいに除雪されていたが、両側には雪の壁ができていた(参照)。関東というところは冬でも呑気に暮らせるのが、本当にありがたい。

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(画像をクリックすると、別画面で拡大表示される)

上に紹介した X(Twitter)の写真(参照)は、米国の NASA が 今年 2月 5日に撮影したものだそうだ。この日は珍しく北海道の空が晴れて、そのほぼ全体が宇宙から見通せたようなのである。

子細に見ると石狩平野、道北、十勝平野、根釧台地などが文字通りの真っ白だ。雪雲は日本海側から押し寄せるので、山地があるとその北西側が真っ白になる。私は東北でも日本海側の庄内出身なので、高校時代までは前がまともに見えないほどの地吹雪の中を歩いて登校したことが何度もある。

一方、日本列島の反対側、仙台で生まれ育った妻は、まともな雪の経験がほとんどない。そのため初めて冬の酒田を訪れた時は、5年前に紹介したような「恐怖の体験」(参照)を味わってしまい、今でも「酒田は好きだけど、雪の季節には行きたくない」と言っている。

ただ、厳しい冬もどうやら峠を越したようで、雪は収まっていくらしい。今日の関東は 4月過ぎの陽気だ。今週の火曜日には一時的に冷え込むものの、来週からは全国的に過ごしやすい陽気が続くという。

春の本格化は嬉しいが、最近は 4月後半には夏の陽気に変わってしまい、30℃ 越えが珍しくなくなってしまう。それを思うと、「今頃から桜の咲く頃までが一番過ごしやすいよね」ということになる。朝晩の冷え込みも緩んだしね。

 

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