米国では、ココアは「ハッチョコリ」
このことについてはもうとっくに書いたものと思い込んでいたのだが、検索しても出てこない。ということは、まだ書いていないようなので自分で驚いている。何かといえば、ココアを英語で何と言えばいいのかという問題だ。
学校の英語授業では「ココア」は"cocoa" で、発音は「コウコウ」だと教わることが多いと思う。ただ実際には、米国では "hot choclate" ということが多いような気がしている。
発音は「ハッチョコリ」(「ハッチョクリ」にも近い)みたいになる。なんだか「ハッチョコリ、ソレ ヨイヨイヨイ」なんて言いたくなり、滑稽な踊りみたいな感じだ。
私は普段は暖かい飲み物に関してはコーヒーさえあれば満足で、他の飲み物は滅多に飲まないのだが、若い頃に米国に行く時、機内食でココアを注文したことがある。どうしても現実の場面で「ハッチョコリ」と言ってみたくなったもので。
飲み物の希望を聞きに来た機内アテンダントに極々フツーに「ハッチョコリ・プリーズ」と言ったところ、何の問題もなく通じてちゃんとココアを持ってきてくれた。「やっぱりコーヒーの方がおいしい」とは思ったが、「ハッチョコリ」が通じた嬉しさで、後悔することはなかった。
ところがよくよく調べてみると、"cocoa" と "hot choclate" は違うもののようなのである。Dandelionchocolate というサイトには "「ホットチョコレート」と「ココア」の違いについて、考える" というページがあり、次のように書かれている。
ココアバターが入ったチョコレートから作られるのがホットチョコレート、ココアバターが入っていないココアパウダーから作られるのが、ココアということなのです。
「ココアバター」を調べると、「ココアバターとはカカオ豆に含まれた油脂。チョコレートへの役割や成分も解説」というページが見つかった。ということは、ココアは「ココアバターが入っていないココアパウダー」、つまりカカオ豆からわざわざココアバターを抜いたものから作られるということになる。
ただ、多くの場合はここまで厳密な区別はされておらず、"hot choclate" とさえ言えば「いわゆる "cocoa"」が出てくると思っていて問題ないようなのである。私としてはいつもコーヒー なので、あまり余計なことまで突き詰めて考える必要はないのだが。
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