人の心と天気
台風は都心には思ったほどの大雨を降らせることもなく、関東の沖を通り過ぎようとしているようだ。
今年の台風は、何個も上陸したり近づいたりする割に、被害は案外小さい気がする。
前の2個は、足早に通り過ぎてくれて、「関東直撃」という割には呆気なかった。今回は「自転車よりも遅いスピード」というので、以前に大雨被害をもたらした台風を思い出して嫌な感じがしていたのだが、青梅線や中央線には被害が出たというものの、常磐線方面では静かなものである。
実は、我が家は洪水地域に建っていて、以前はちょっとした雨でも道路が冠水していた。昔からこの土地に住んでいる人は、大分尾ひれのついた話だろうが、「昔は雨の日は学校から泳いで帰ったものだ」 などと言う。
10数年前の小貝川が決壊した台風の時には、床下浸水という貴重な経験をして、会社から「罹災手当」が支給された。これは昭和35年の伊勢湾台風以来の規定適用だったらしい。社史に名を残してしまった。
この地域も下水道が整備され始め、洪水は年々減っているような気がするが、ヨーロッパの大洪水のニュースを見るにつけ、「近頃、本当に天気が極端だ」と思うのである。
人の心と天気は、「極端係数」が同調するみたいだ。
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