「結果オーライ」の神秘
パソコンの世界では、「原因不明の不具合」と同様に、「なぜか、いつの間にか直ってしまった」というのも多い。
普通はいちいち原因を究明するヒマがないので、「相性」とか「こなれた」とか、ウヤムヤな表現にしている。 ウィンドウズは、何万というファイルの連動で動いているプログラムなのだから、それらすべての記述をあたれといっても、仕方がなかろう。
私が以前付き合っていたベンダーには、いかにもオタクのカタマリという風情のシステム・エンジニア軍団がいて、その中にも「職人」「先生」「師匠」「教授」「神様」 などのランクがあった。
「職人」レベルでも結構頼りになったが、中には、「神様」でさえ首をひねり過ぎてムチウチ直前まで追い込まれるという、難解な不具合もあったのである。そして驚くべきことに、そんなウルトラCレベルの不具合でも、何もしないのにある日突然直ってしまったりするのである。
パソコンとはそんな世界である。深く追求してもしょうがない。
「結果オーライ」ならハッピーだし、「結果が悲惨なもの」なら、お金が飛んでいくという、それだけの話と割り切るほかないのである。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「ネットを見ない高齢者」という偏見(2024.11.29)
- Bluesky で英語のネット・スラングを学べた(2024.11.24)
- 年賀状は、本当にネットで済ませようよ(2024.11.22)
- 「入国審査」が「入獄審査」になってしまう件(2024.11.03)
- 会社の会計システムが「個人ベース」だったとは(2024.10.18)
コメント