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2002年8月24日

メディアとどう接するか

今日(というか、日付が変わってしまったから昨日)、TBSラジオで、「メディアの報道に対して、ある程度距離をもって接するか」という特集をしていた。ゲストは、松本サリン事件で冤罪被害を蒙った河野義行氏だから、かなり重いテーマではある。

ジャーナリストの端くれとして言わせてもらうと、メディアの報道には大別して2種類ある。 それは「単純事実の記事」と、その単純事実にはどんな意味があるかという「解説記事」である。(実際にはその区別は一筋縄ではいかない場合が多いのだが)

「単純事実の記事」の報道にあたっては「ウラを取る のが記者としての「いろはのい」であり、少なくとも恣意的な「捻じ曲げ」は発生しにくい。ただ、時々「売らんかな」意識が強すぎて、先走った乱暴な報道が生じることがある。

松本サリン事件はの最もひどい例である。とはいえ、天災や新商品発表の記事に関してまで、いちいち疑ってかかるのもあまり意味がない。

より問題なのは「解説記事」である。私はこれに関してはほとんど常に「眉に唾つけて」接している。

メディアはその時の大衆に一番ウケがよくて、その上「エエカッコしい」ができる論調しかとらないものである。それだけにアブナイのだ。 私が「見識ある解釈と編集、そして最後の『一ひねり』」と謳う意味はそこにある。

ところで、今日(いや、昨日か)は夜遊びしてしまって、更新の日付が変わってしまった。昨日の Crack で書いた心配がもう的中してしまった。

 

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