首都高の値上げ案
首都高速の通行料金が、現行の 700円から 800円に値上げされるという。
もの皆値下げのデフレの世に、経営努力もせず利用者負担を強いるのは、厚顔無恥な所業だ。
首都高速道路公団というのは、年間 81億円の赤字を出しているのだという。 地方のガラガラに空いた道路ではない。道路情報を聞くと「自然の渋滞」という摩訶不思議な状態を年がら年中引き起こすほどに「恵まれた」(?) 立地の大繁盛道路である。(「自然に」渋滞するような道路など作るな言いたいところだが)
これで赤字だというのなら、まともに考えたら、日本中で黒字企業などなくなってしまう。一体何にそんな無駄遣いをしているのだろうか。
郵政事業民営論者の小泉さんが首相になったとたんに、あの郵便局でさえサービスが急によくなった。道路関連公団の改革民営化が検討されている真っ最中にこんなことを言い出すようでは、相当にヤキが回ったとしか思えない。
今回の値上げ案には、味方が誰もいない。そんなに自分で自分の首を絞めたいなら、死ぬまで絞めていればいい。改革に拍車がかかる。
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