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2002年10月27日

濃霧の中の点灯

今朝の茨城は濃霧が立ち込めた。驚いたのは、ヘッドランプを点灯せずに運転する車の多かったことだ。

これほど単純な安全策を、なぜとらないのか、気が知れない。

確かに、霧の中でヘッドランプを点けても、見通しがよくなるわけではない。しかし、自分の存在を確実に周囲に認識させることができるのである。

ライトを点けない車は、霧の中では唐突に目の前に現れる。交差点で右折しようとすると、本当に危ない。ライトを点けてさえいれば、かなり遠くにいても認識することができるので、右折車との衝突というケースは減少するだろう。

私が不思議に思うのは、ライトのスイッチをひょいとひねるだけですむ単純な安全策を、どうして実行しないのだろうかということである。そんなに好んで危険に身を晒したいのだろうか。

そういえば、夜に点灯しないで道路の右側を走る自転車も多い。真っ暗な道では本当にぎょっとすることがある。点灯しないで走る人に聞くと、「だって、ライトを点けると、ペダルが重くなるんだもの」 と言う。命の重さほどではなかろうに。

霧の中で点灯しないドライバーにとっては、スイッチをひょいとひねるのが、命よりも重いほどに億劫なことなのだろうか?

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