E-コマースの罠
物販サイトで実店舗にも誘導するのは非常に効果的だが、せっかくの来店客に 「買うならご自宅からネットを通じて」 なんていう経営者はいない。
しかし、E-コマースのほとんどは、それをしているような気がする。
E-コマースを運営している人の多くは、モノを売るという行為よりも、モノの販売をするサイトを構築すること自体がお好きなのではないかと思うのである。
いかに効果的なショッピングバスケットのシステムを開発するかよりも大切なのは、いかに魅力的な商品を消費者が満足する形で提供するかなのだが、インターネットの世界では、まだ技術的な自己満足の方が優先されているように思えるのだ。
そうした中でホッとするような気がするのは、産直販売サイトである。旬の果物の購入を、単純なメールで申し込むと、代金受取人払いでモノが届く。まったくシンプルそのもののE-コマースである。
これで生産者と消費者の両方がハッピーなのだから、それ以上の複雑なシステムなんか要らないのである。技術先行は、大切なことから目をそらしてしまいかねない。
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