防火管理者資格を 2日間の講習で取得
勤務先でひょんなことからお鉢が回ってきて、昨日と今日、「防火管理者資格」 を得るための講習を受けてきた。
丸々 2日間、狭い座席に座りっぱなしで、「エコノミークラス症候群」 という言葉が脳裏に浮かんだほどだ。
考えてみれば、2日間おとなしく講習を受けるだけで国家資格を得られるなんていうのは、あまり聞いたことがない。ともあれ、帰り際に 「修了証書」 というのをくれたので、めでたく有資格者になることができたのだろう。ありがたいことである。
講習を受けた感想で言わせてもらうと、消防法というのは、本音と建前の使い分けがはなはだしい世界のようだ。例えば、火災報知器というのも、せっかく設置されていても、あまりにも誤動作が多いので、普段はスイッチを切ってしまっていたり、避難階段が荷物置き場になってしまっていて、防火査察の時だけ一時的に片付けたりといったことが多いらしい。
実際、講習会場になった会議場の、講師の左手にある非常口も、何と演題や大型ディスプレー機器が置かれて塞がれてしまっていた。完全な違反状態の中で、防火管理講習が 2日間も行われたわけだ。講師も苦笑いしながら、「これは反面教師」 などと言っていたが、お笑い草である。
昨年の新宿歌舞伎町の44名が死んだ火災事故を契機に、消防法の大幅な改正が行われ、もうすぐ施行されるらしい。これだけの人が死なないと、改正されないというのも、悲しい話だ。
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