「制度」 の廃止は作るより手間がかかる
>開催中の「よさこい高知国体」で、開催県である高知の天皇杯獲得の可能性が消滅したそうだ。何と、1963年の山口県以来、39年ぶりのことらしい。
40年近くもの間、他県出身者を地元企業や学校などに就職させる「国体強化対策」が連綿と続いてきたのだが、近年になって、大会費用の削減、簡素化の一環で、こうした無駄遣いはだんだんと控える傾向にあったようだ。
とはいえ、制度というのは作るのは簡単だが、一度定着してしまうと廃止するのはとても難しい。実情に合わなくなった法律でも、変えるには信じられないほど手間がかかる。
国体で開催県が男女総合優勝するというのも、いわば 「制度」 だった。それを止めるには、既に 10年を超える不況で経費削減が叫ばれても、まだ足りなかった。橋本大二郎さんという過去の因習に囚われない「改革好き」の知事が号令をかけなければ、きっと今回も馬鹿馬鹿しい無駄遣いが続いたに違いない。
役人の天下りや補助金ばらまきなどの妙な「制度」も、よほど強力な掛け声が発せられなければ、理屈だけでは消えることはないのである。
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