師走と別次元の時間
ついに師走だ。1年がこんなに早くてはかなわない。
この季節、喪中のお知らせがポツポツと届く。これまでは親の喪中というのが多かったが、配偶者の喪中というのも出てくる。人の一生も早い。
一生が早いといって、生き急いではもっと早くなってしまう。これ以上早くなっては追いつくのもかなわない。
今日、車を運転しながらラジオを聴いていたら、「映画を見たいか、演劇を観たいか、100人に聞きました」 というのをやっていて、なんと、100人中91人が 「映画を見たい」 と答えていた。その理由は、時間がないからとか、気軽に見られるからとかいうのが大半だった。
聞いていて、「時間なんか、作れよ!」 と言いたくなった。 「気軽に見られるのと、観て気軽になるのとは違うだろう!」 。
私なら、1日暇な時間ができたら、映画のハシゴなんかせずに、朝から (実際は昼前から) 晩まで歌舞伎座で過ごすだろう。なにしろ、歌舞伎は別世界である。時間の流れが違う。たゆとうごとくのゆったりとした時を、夢幻の舞台空間を前にして、酒を飲み、弁当を食いながら過ごす。
普段はドッグイヤーの中に暮らしているのだから、時にはこんな風にして時間感覚の調整をする必要がある。
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