不況はリハビリ?
バブルの頃は11月中旬には「ジングルベル」が街に鳴り響いていたが、さすがにそんな悪趣味は姿を消した。
それを思えば、不況だってそんなに悪いことばかりでもない。
<ご成婚前の皇太子殿下が花嫁候補のイメージを聞かれ、「ティファニーで何万ドルも買い物をするような人では困ります」と答えられたのが印象に残っている。当時は、実際にティファニーで大盤振舞いをする困り者の日本人がいくらでもいたのだ。
人間の心の「まっとうさ」でいえば、今の方がずっとましだ。バブルの頃は、日本中が心のビョーキだった。そのビョーキのリハビリのためと思えば、多少の不況も笑ってやり過ごせる。
今日、我が家の娘が「日本の国はなぜそんなに借金ができるのか」と聞いてきた。「借金とはいえ、『国債』なんて言い換えて、借金の証文を売り買いして商売にしてしまうから、 借金の感覚もなくなり、際限がないのだ」と答えておいた。その借金の証文がただの紙切れになる日だって、ないとは言えないのに。
このリハビリは、いつまで続くのだろうか。
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