ナイジェリア詐欺
「ナイジェリア詐欺」というスパムメールをご存知だろうか?
"Urgent and Secret"(緊急かつ極秘)というメールが届くことがある。英文なので読まずに削除される場合が多いが、たいていは詐欺メールだ。
私は職場でインターネット関連のシスアドをしており、電話で言えば代表番号みたいなアドレスを管理しているので、ウィルスメールやスパムメールが毎日山ほど届く。その中でも一番多いのが、この「ナイジェリア詐欺」である。
メールの差出人は、ナイジェリアのとある族長の子孫ということになっており、政争で得た何千万ドルだかの秘密資金を、海外の安全な銀行口座に移したいと言う。そして、あなたの銀行口座を一時的に使わせてくれれば、1000万ドルを差し上げる。ついては、送金処理に必要な少額の 「手数料」 を負担してもらいたいという申し出である。
あまりに馬鹿馬鹿しい内容なのだが、実はこの詐欺は 20年以上前から延々と続いている古典的なもので、まずは航空便、次いで FAXで蔓延した。そして近年にいたり、E-メールの普及で爆発的に広まっているのだという。
そして驚くべきことに、米国では昨年、報告されているだけで 16人がこれに引っかかり、合計 34万5000ドルが騙し取られた。日本円にして 1人当たり約 200万円の被害だが、実際の被害規模は、少なくともこの 10倍以上にのぼると見られる。
日本では「M資金」というのが有名だが、「ナイジェリア詐欺」はこれと並んで「N資金」とも呼称される。「うまい話」なんてないと何度言われても、騙される人は騙される。人間の業というのはよくよく深いものである。
ちなみに、どうしてこの話が「ナイジェリア発」なのかというと、同国は世界で最も政治的腐敗の進行している国として悪名高く、秘密資金なんてものが「いかにもありそう」なイメージをもたれているからなのだそうだ。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 最近の若者は「ググる」より「AI に聞く」らしいが(2026.09.04)
- 「日本でしか不可能」という謎の日本語の不条理感覚(2026.08.18)
- ニフティの大規模メンテが終わった(2026.06.29)
- 「電卓として使えるテンキー」のメリットって?(2026.06.22)
- 「オンライン釣り番組のアンバサダー」って、何だよ(2026.06.07)







コメント