ジョンの命日
今日はジョン・レノンの命日だ。
22年前の今日、車を運転していて、ジョンの殺害のニュースを聞き、ショックのあまり、車を左側に寄せて停車した。そのまま30分ぐらい動けなかったのを思い出す。
ジョン・レノンに 5発の銃弾を打ち込んだのは、マーク・チャップマンという男だ。当時、「ちゃっぷまん」 というギャグ漫画が流行っていたので、「なんでこんなふざけた名前の男に、俺の夢を壊されなければいけないんだ」 と思った。
ところが、夢は壊されたわけではなく、ジョン・レノンは死んでますます大きな伝説になってしまった。これが良かったのか、悪かったのか、誰にもわからない。
チャップマンはジョン・レノン殺害の動機を聞かれて、「僕は自分自身でない誰かになる方法を探していました。誰かから愛されるような」 と語った。
確かに、彼は自分自身でない誰かになれたような気がしたかも知れない。しかし、それは幻想でしかない。そして、それによって誰かに愛されたとも思えない。いい気分になれたとも思わない。
そもそも 「自分自身でない誰か」 なんて、この世にいないのだ。 すべて自分自身の心の反映なのだ。
初めてニューヨークに行ったのは、この事件から 1年も経たない 1981年の 10月。ダコタハウスの前で、やはり動けなくなった。
| 固定リンク
「哲学・精神世界」カテゴリの記事
- 義父の葬儀が終わった(2024.07.30)
- 「正義の人」は、「美しく澄んだ目」ではいられない(2024.06.15)
- 地獄の沙汰で 煩う前に 戒名さえも 金次第(2024.02.24)
- 「メンヘラ」って、ちょっと気になったのだが・・・(2024.01.06)
コメント