騙し続けて欲しかった
今朝、勤務先のビルのロビーに飾られていたクリスマスツリーを、業者が細かく切り刻んで撤去していた。
てっきり本物のモミの木と思っていたのだが、切り刻まれた断片を見て、初めてプラスチックの偽物と知った。
よくできた偽物だった。約1か月間、見事に騙されていた。
しかし、願わくば、切り刻むのは、撤去してから目立たないところで作業してもらいたかった。最後の最後であんな舞台裏を堂々と曝け出されては、興醒めだ。
昔の歌に 「どうせ私を騙すなら、騙し続けて欲しかった」 というのがあったが、なるほどそんな気持ちだ。
同時に、偽物を偽物と見抜けなかった自分がちょっと情けなく思えた。よく見れば、いくらなんでも本物とは違うことに気付いていたはずだ。毎日眺めていながら、全然きちんと見ていなかったわけだ。
「本物を見る眼」 は、使わなければ養われない。
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