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2003年1月11日

無精者と PC

自信を持って言うが、私のパソコンのハードディスクの中は、とてもよく整理されている。

その代わり、これも自信をもって言うが、私の机や書棚は、目を覆うほど乱雑だ。

私の机の上や書棚は、以前はもっとどうしようもないほど乱雑だったのだ。しかし、野口悠紀雄氏の 「超整理法」 を読んだおかげで、見た目の乱雑さを度外視すれば、最低限の整理はできていないこともないという程度までは改善された。

それとは対照的に、私のハードディスクの中は、そんじょそこらの人には負けないくらい整然としている。目当てのファイルが行方不明になることなぞ、滅多にない。

この違いは、どこからくるのかというと、結局は 「不精」 故なのである。「モノ」 である書類を整理するには、穴をあけ、バインダにとじなければならない。私はそれをするのが億劫でたまらないのである。

しかし、パソコンならば、保存のフォルダを指定してやるだけで、穴あけやファイリングはいらない。だったら、最も適当なフォルダに時系列で並ぶようなファイル名を付けて保存するくらいのことはするのである。不精だけに、保存時の手間と、あとで探す時の手間を天秤にかけると、こうなるのだ。

パソコンは 「不精」 にはありがたいツールである。

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