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2003年1月21日

「悪霊払い」 のギミック

「悪霊払い」 で数千万円の詐欺というニュースは、都市民俗学そのものだ。

被害者が軒並み女性で、詐欺の手口はいかにも 「もっともらしい」 ギミックに満ちている。絵に描いたようなモデルケースである。

街でカモを狙うメンバーは、テニスルックを着たり、バイオリンを手に持つなどして、一般の通行人を装ったという。

こんな格好の女の子から、「あなたの背中に霊が憑いている」 なんて言われたら、それこそマンガである。普通なら 「ほっといてくれ」 と思うところだが、世の中にはついクラクラッときて、付いて行ってしまう一定の層が存在するのである。そして、それは主に女性なのである。

これらの 「引っ掛け要員」 は、「自分も祈祷所に行って霊がとれた」 などと言っていたという。「不幸体験の共有」 というギミックは、非常に効果的なもののようだ。

さらにおかしいのは、4人の自称 「霊能者」 が全員 「伊集院」 を名乗っていたというのである。まぁ、「山田」 とか 「田中」 よりはもっともらしく、「綾小路」 あたりよりは敷居が低いということなのだろう。

最後の駄目押しは、この詐欺事件の舞台が 「鎌倉」 ということである。「それらしさ」 の局地といえる
。同じ神奈川県でも、藤沢や新子安ではダメなのである。

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