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2003年1月 5日

「松の内」 はいつまで?

新年の挨拶を、いつ頃まですればいいのかというのは、目立たないが大きな問題だ。その年最初に会った人に対してでも、あまり遅くなると、「明けまして …… 」 とは言いにくい。

「松の内」 は一体何日までなのか?


一般的には、「松の内」 とは 1月 7日までとされている。しかし、今年みたいに年末年始休暇が長いと、7日以降の初顔合わせというのが、いくらでもあるだろう。そんな時、新年の挨拶をすると、間が抜けてしまうのか?

結論から言うと、1月15日までは 「松の内」 と言って差し支えないもののようだ。昔はこの頃まで松飾りをしていたらしい。

それが 7日までに短縮されたのは、江戸時代に、冬は火事が頻発するので、門前に燃えやすい飾りをいつまでも置いておくのは防災上よろしくないというので、「松飾りは 7日までにするべし」 というお触れが出て以降なのだそうだ。

となれば、15日までは安心して 「明けましておめでとう」 の挨拶をしてもいいということだろう。しかし、それ以後になると、さすがに間が抜けてしまう気がする。

「新年」 の雰囲気も、日常が始まって2週間も経つと、急速に色褪せるもののようだ。書初め、初詣などがまだの場合は、早目に済ませた方がよさそうだ。

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