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2003年1月19日

1月の時間感覚

カレンダーを見ると、まだ19日かと思う。毎年のことだが、1月は時の経つのがとても遅く感じるのだ。

これは新年で魂が新生したためだと、勝手に思っている。幼い頃に、1日が途方もなく長かったようなものだ。

確かに、子供の頃は、昼から夕方を迎えるまでが恐ろしく長かった。時が止まったような感覚にとらわれたりもしたものだ。同じように、今、正月から、まだ20日も経っていないというのが信じられない。早く春を迎えたいのに、2月の声を聞くまでまだ10日以上もある。

多分、新年で生まれ変わった魂は、まだ瑞々しい段階にあるのだ。この段階を過ぎると、時間の感覚は急に足早になる。その証拠に、桜の散り始める頃を過ぎると、とたんに 「時の経つのが速い」 と嘆くようになる。

それならば、今のうちに新しい刺激をたくさん得ておこうと思う。秋を過ぎてしまうと、魂も妙に老成してしまって、嘆息ばかり多くなりがちだ。ただでさえ毎年、齢を重ねるのだから、感性の瑞々しい季節のうちに新しいタネを蒔いておかなければならない。

時の経つのが遅いと感じられるのは、それだけ多くのことに取り組めるということだ。

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