大相撲は 「場」
大相撲の優勝者は、幕内も十両も幕下も外国人である。日本もずいぶん国際的になったものだ。
美術やファッションの中心地と言われるパリでも、中心的なアーティストやデザイナーは皆外国人である。
パリは国際的なアーティストが活躍する 「場」 を提供しているのである。「舞台」 なのである。アーティストは、パリの舞台で活躍することを夢見て世界中から集まる。大変な求心力だ。
こうした状況をみても、相撲や美術のみならず、芸事を成長させるのは当事者そのものよりも周囲の 「見巧者 (みごうしゃ)」 や 「パトロン」 であることがわかる。
どのような才能のあるものでも、その才能を育てる舞台がなければ開花できるものではない。その意味で、「大相撲という舞台」 は日本にしかなく、パリ・コレクションはファッションの最高の舞台として機能しているのだ。
その意味で、大相撲は 「パリコレ」 になればいいのであり、日本人力士の活躍がないからといって嘆くこともない。もっと国際化してもいいくらいのものである。
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