パン屋のお金とカジノのお金
「モモ」の作者 ミヒャエル・エンデによると、「パン屋のお金とカジノのお金は違う」のである。
つまり純粋な交換手段としてのお金と、投機目的のお金とは、同じお金でも性格が違うのだ。
誰もがそう思っていても、普通の経済学では「どちらも同じお金」として片付けられてしまい、言い出せないでいる。しかし、やはり全然違うのだ。
例えばバブル経済の頃、私は自分の住んでいる土地の値段が上がっても、まったくうれしくなかった。ずっと住み続けるために購入したのであり、売って儲けようなどという気が毛頭ないのだから、地価が上がっても支払う税金が上がるだけだ。
多くがこんなノホホンとした考えだったら、バブル後遺症はこれほどひどくはならなかったかもしれない。
土地だけではない。絵画も美術品も、ゴルフの会員権も、本来の目的ではなく、投機目的のために途方もない値段で取引された。実際の価値とはかけ離れた幻の値段が、元に戻っただけである。マグロの値段でパンを売ろうとしたのが、そもそもの間違いのもとだったのだ。
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