「費用対効果」 という言い方
前から気になって仕方がないのだが、「費用対効果」が高いとか低いとかいう言い方はなんとかならないものだろうか。
「費用に対する効果」という意味だったら、「対費用効果」と言うべきだ。
これは、「人に対する恐怖」を「対人恐怖」というのと同じことで、「人対恐怖」と言ったら、「人 vs 恐怖」という意味か、あるいは「恐怖に対するところの人」ということになる。
同様に、「費用対効果」と言ったら、「費用 vs 効果」か、「効果に対するところの費用」という意味になる。
前者の意味とすると「費用対効果を考える」という用例なら許せるが、「費用対効果が高い」という言い方は意味不明になる。
後者の意味とすると「費用対効果が高い」といったら、「効果に対するところの費用が高い」という意味になり、要するに 「大した効果でもないのに金がかかりすぎる」 ということだ。
それが、一般社会で「費用対効果が高い」と言ったら、普通は「比較的廉価な費用で高い効果が得られる」という意味で用いられる。まったく逆である。これは許しがたいと思うのである。
要するに言いたいのは、誤った言い方は止めて「対費用効果」 という言い方に統一しましょうよという、非常にシンプルなことなのである。
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