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2003年2月26日

イラク問題は付き合いきれない

イラク情勢が世界の最大の関心事になっているが、私は正直言って、この問題についてコメントするのが嫌だ。

無関心なのでも、ニュートラルなのでもなく、ただひたすらに、この種の問題のあり方が嫌いなのである。

どうしても戦争に持ち込みたいアメリカの態度に、反戦主義の立場から異を唱えるのは簡単なことだ。しかし、9.11を経験したアメリカ人の、過剰に防衛的な気持ちもわからないではない。

その一方で、アメリカは 9.11を本気で避けようと思えば避けられたはずだという議論も、よく理解できる。真珠湾と同じだ。

アメリカの好戦的態度に真っ向から反対するフランスやドイツにしても、石油利権がらみの事情を知れば、額面通りの受け取り方はできないとわかる。当のイラクにしたところで、フセイン政権なんて、今や誰も積極的に支持しているわけではない。

結局、誰も本気で世界を語っておらず、もっともらしい政治的立場の表明の裏側には、利権、行きがかり上のやりとり、ポリティックな駆け引きなどがトグロをまいている。志の低い思惑同士がぶつかり合っているだけだ。

私は戦争を望むものではないが、今回に関しては、反戦的なコメントを発信しようという気にもなれない。はっきり言って、付き合いきれない気持ちだ。

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