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2003年2月17日

白黒の夢、カラーの夢

小橋昭彦氏の 「ざつがく・どっと・こむ」 というサイトに、「昔は夢も白黒だった」 という指摘がある。

昔はカラーの夢は珍しかったが、今では大半の人がカラーで夢を見た経験を持つというのである。

米国の哲学研究家エリック・シュワイツァベル博士によると、これはテレビや映画の影響だというのである。

それでは、テレビや映画以前の人間は、どんな夢を見ていたのかと、突っ込みたくなるところだが、博士は、「見る夢は同じでも、思い出すときに、日常見ている映像の影響を受けて白黒になったりカラーになったりする」 と説明しており、「香りや触覚を届けるテレビが登場すれば、夢で手触り感などを覚えることが増えるのではないか」 とも予測しているという。

そうすると、夢というのはかなり可能性のあるもののようだ。12日の一撃で、夢の中で浮かんだアイデアは愚にもつかないというようなことを書いてしまったが、もしかしたら、本当は素晴らしいアイデアだったのに、思い出し方が悪くて、きちんと再現されていなかっただけなのかもしれない。

アイデアを一瞬の間に記述できるようなシステムが開発されたら、その影響を受けて、夢の中のアイデアもきちんと思い出せるようになるかもしれない。

それにしても、インターネットの世界にも 「以心伝心」 というものがあるようで、12日の 5日後に、まったく別のサイトからアイデアを発展させてくれるようなコンテンツが発信されるというのは、とてもおもしろい。

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