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2003年2月16日

お尻に聞かせる

昨日に続き、永平寺ネタ。

永平寺では、参拝にあたり「廊下は左側を静粛に歩く」など、注意事項を申し渡される。しかし実際には決まりはあまり尊重されていない。団体での参拝客ほど、馬耳東風だ。

たった今しがた「廊下は左側を静かに」と聞いたばかりなのに、団体客のほとんどは、廊下一杯に広がって、スリッパをバタバタ鳴らしながら歩き始める。

階段に差し掛かると、左側通行なんて聞かなかったように、年寄りは右側の手すりにつかまって昇り始める。 オバちゃんたちは、ペチャクチャとおしゃべりが始まる。

こちらの時間が限られているので急いで歩きたいのだが、団体が廊下一杯に広がっているので、追い抜こうにも追い抜けない。

人の言うことをまともに聞かないことを、田舎の庄内では「けっつさ聞がせる」と言う。「けっつ」とは、尻のことである。「耳で聞かないで、お尻で聞く」という意味である。久し振りに、人の言うことを「けっつさ聞がせる」典型例を目の当たりにした。

昔だったら、一喝されてしかるべき礼儀しらずの衆生でも、最近の禅坊主はやさしくなったのか、案外大切に扱われるのであった。

 

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