天下り先ばかり多くて
特殊法人の数の多さが問題視されている。確かに、訳のわからない財団法人や社団法人が多い。
役人の天下り先としての機能しか果たしていないのではないかと思われるものもある。
大分以前に、ある地方都市の港湾設備の英文パンフレット作成を手伝ったことがある。巻末に関連省庁や団体のリストを載せるのだが、日本語の段階から、似たような名前の役所や団体がズラリと並んでいて、「かなわんなぁ」 と思わされた。
それを単純に英文に翻訳してみると、結局同じ名前になってしまうような団体がずいぶん多いのである。Agency と Association の違いくらいのもので、かいつまんで言ってどこが違うの?と聞かれても、答えようがないだろうと思うほどだ。
結局、似たような業務を複数の役所と団体でシェアしているものとしか思われない。気の毒なのは港湾利用者で、これでは、あちこちに同じような申請を出さなければならず、面倒でしょうがないだろう。
この制度でメリットを感じられるのは、結局は天下りするお役人OBと、利権に群がる関連業者だけだろう。いつも言うのだが、制度とかシステムとかいうのは、新しく作るのは案外簡単である。しかし、一度できたものを廃止するのは本当にむずかしい。
初めから余計なものは作らない方針でいないと、どうしようもなくなる。
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