正義のフリーダム?
米下院食堂のメニューから「フレンチ」の文字が消えたという。
先月末、ノースカロライナのレストランが「フレンチフライ」を「フリーダムフライ」に改称して話題になったが、その二番煎じで、芸のない話である。
イラク攻撃に反対論を繰り広げるフランスへの抗議の意味があるのだという。ノースカロライナのケースでは、「フリーダムフライ」だけだったが、今回はご丁寧なことに「フレンチトースト」も 「フリーダムトースト」になったらしい。
これを聞いて、戦争中に日本の野球で「敵国語」である英語が使えなくなり、「ストライク」を「よし」、「セーフ」を「安全」などと言っていたというのを思い出してしまった。
ここまできたら、米国も「フレンチドレッシング」を「フリーダムドレッシング」、「フレンチキス」を「フリーダムキス」、「フレンチカンカン」を「フリーダムカンカン」 と徹底的に言い換えたらいい。招待状の末尾に "R.S.V.P."(*) などと付ける気持ちの悪い習慣も、この際やめてしまおう。
自分が絶対に「正義」であると信じられるというのは、「おめでたい」を通り越して「愚かしい」ことである。
タマちゃんを自然に帰すなどと言って、大捕り物を繰り広げる動物愛護団体のメンタリティも、源を同じくしている。
* "R.S.V.P.": Repondez s'il vous plait (仏語で 「ご返事ください」)
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