そんな依存体質だから ……
ドイツ、ハンブルクで、売春あっせんで禁固刑を受けた弟になりすまして、刑務所に入っていた無職の男(37)が、2,000ユーロ(約26万円)の罰金を科された。
どうやら、刑務所に入ってアルコール依存症を治すつもりだったらしい。
ロイター-CNN によると、男は 「刑務所に入ることは、アルコール依存性を治すための良い機会だと思ったから」 と動機を説明したという。自ら弟の身分証明書を持って刑務所に入ったが、密告を受けた警察の調べで、弟が逮捕された。
そりゃあ、刑務所に入れば否が応でも酒を絶つことができるだろうが、本当に問題とすべきなのは、そのように何でも外部的要因に依存してしまいがちな心性の方だと思うのだが。アルコールに依存するのも、酒を飲めない環境に依存するのも、根っこの部分は同じなのではなかろうか。
ちなみに、今回の罰金の2,000ユーロというのは、獄中にいた10カ月分の 「宿泊代」 と 「食事代」 に相当する額という。 1ヶ月では200ユーロ (約26,000円) だから、飯付きの宿泊代としては相当に安上がりだ。
それから、ちょっと嫌味を言わせてもらうと、CNN のサイトでは、「アルコール依存性を直すため」 と表記されていたが、「治す」 と書くべきだろうな。
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