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2003年4月 2日

ドラマの着メロ

あまりテレビを見ないので、当たっているかどうか自信がないが、ドラマに出てくるケータイは、ほとんど着メロを使っていない。

その例外の代表が 「池袋ウェストゲートパーク」 で、「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」 は重要な効果音として使われている。

今時の人、とくに20歳代の連中はほとんど着メロを使っている。それも、メモリーダイヤルをグループ分けして、着メロだけで誰から来たか大概わかるような仕掛けさえ施している。ウチの娘たちなんぞは、デフォルトで入っている着メロだけでは足りなくて、インターネットでダウンロードしてまで新らし目の曲を仕入れている。

それなのに、ドラマのケータイはほとんどが無機的な電子音で、「ピリピリピリ …… 」 と鳴っている。リアルじゃないなぁと思う。

どうして着メロを使わないかというと、著作権料の支払いをケチっているとしか思われない。ほんの 5~6秒メロディが流れただけで、1曲分の支払いが生じるのだから、真っ先に目に付く 「無駄な出費」 なのだろう。

しかし私がドラマ制作者だったら、着メロは登場人物のキャラクターを暗示する道具立てとしてフルに使いたいところだ。例えば、一見控えめでおとなしそうな女の子の着メロが 50年代のロックンロールだったりすると、いかにも隠された部分がありそうだ。

あるいは、いつもは今風の着メロが鳴るのに、周囲も認める恋人からかかってきた時だけ、「葬送行進曲」 だったりしたら、ちょっとミステリアスである。

こうした効果を出すことができれば、著作権料ぐらいは安いものだと思うのだが。

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