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2003年5月15日

SARS が差別につながらないように

国際オリンピック委員会(IOC) のロゲ会長が、SARS 拡大に関連して 「アジア選手への差別があってはならない」と述べた。

来月、米国に行く予定なのだが、典型的アジア顔の私としては、うかつに咳払いもできないのではないかと心配している。

我々が西洋人の顔が皆同じに見える以上に、西洋人には東洋人の顔は同じに見えるようなのである。だから中国人と日本人の区別なんて当然つかない。それは日本人だって区別がつかないのだから、当たり前だ。

だから見るからに東洋人の顔をした私が、米国人の真っ只中で咳き込みでもしたら、確かに気味悪がられるだろうと思う。それは無理もない。気持ちはよくわかる。

実は今ちょっと風邪気味で、少々咳が出る。こんなのは出発前に完全に治しておかなければならない。そうでないと本当に仕事がやりにくくてしょうがないだろう。

繊維と衣料品と IT の業界は、今や中国、台湾、香港抜きでは語れない。私が米国に出かけるのは、この衣料品と IT がらみの用件なので、現地で接触する人たちはさぞかしナーバスになっていることだろう。もしこの風邪が治らなかったら、咳をするたびに私の周りから人がさっと引いていきかねない。そんなことになったら、仕事にならないのである。

>今回の SARS 騒ぎが、東洋人差別につながらないことを願うばかりだ。

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