ミニ・タイムカプセル
今日、古いバッグの底から平成12年 8月 30日の新聞の切抜きが出てきた。米国の大学が 「21世紀初頭の最初の 10年に実現する科学技術」 を予想した記事である。
その 「トップ10」 を 3年後の目で見ると、見事に物珍しくも何ともない話になっている。
トップ10をすべて挙げてみよう。(1) 携帯用情報機器、(2) 燃料電池自動車、(3) 精密な農業 (コンピュータでデータ管理した農業)、(4) オンラインショッピング、(5) テレリビング (買い物、労働、勉学などが居間でインターネットを通じてできる)、(6) バーチャル・アシスタント (人工知能によるアシスタント)、(7) 遺伝子組換作物、(8) コンピュータ化された保健医療、(9) 代替エネルギー、(10) スマートロボット (家事や介護をするロボット)
ほとんど、実現したか実現間際といった技術ばかりである。タイムカプセルを開けたような気がするが、これらはたった 3年前までは 「未来技術」 だったのだ。
ところが、注目ポイントはこれからである。このリサーチを主導したジョージワシントン大学のウィリアム・ハラール教授は 「IT 革命は今後 20年で成熟期を迎えて次第に衰退し、知識が全てを超越する時代の終わりの後に、精神革命の時代が訪れる」 と予言している。
知識から精神性への転換の動きは既に出ているとしており、それが 20年後には顕在化した主潮となるというのである。
それは楽しみなことだ。それこそが私の求めるものである。何としても 20年後の世の中に生きていたいと思った。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- エアコンって、もはや「必需品」なのだね(2024.09.05)
- 日本人の「酒離れ」を、ちょっとだけ深読み(2024.08.28)
- パリの人たちは、やっぱりウンコ強い(2024.08.24)
- 「"喉仏" の骨」という謎が解けた(2024.07.31)
- 義父(妻の父)が大往生を遂げる(2024.07.29)
コメント