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2003年5月 8日

ミニ・タイムカプセル

今日、古いバッグの底から平成12年 8月 30日の新聞の切抜きが出てきた。米国の大学が 「21世紀初頭の最初の 10年に実現する科学技術」 を予想した記事である。

その 「トップ10」 を 3年後の目で見ると、見事に物珍しくも何ともない話になっている。

トップ10をすべて挙げてみよう。(1) 携帯用情報機器、(2) 燃料電池自動車、(3) 精密な農業 (コンピュータでデータ管理した農業)、(4) オンラインショッピング、(5) テレリビング (買い物、労働、勉学などが居間でインターネットを通じてできる)、(6) バーチャル・アシスタント (人工知能によるアシスタント)、(7) 遺伝子組換作物、(8) コンピュータ化された保健医療、(9) 代替エネルギー、(10) スマートロボット (家事や介護をするロボット)

ほとんど、実現したか実現間際といった技術ばかりである。タイムカプセルを開けたような気がするが、これらはたった 3年前までは 「未来技術」 だったのだ。

ところが、注目ポイントはこれからである。このリサーチを主導したジョージワシントン大学のウィリアム・ハラール教授は 「IT 革命は今後 20年で成熟期を迎えて次第に衰退し、知識が全てを超越する時代の終わりの後に、精神革命の時代が訪れる」 と予言している。

知識から精神性への転換の動きは既に出ているとしており、それが 20年後には顕在化した主潮となるというのである。

それは楽しみなことだ。それこそが私の求めるものである。何としても 20年後の世の中に生きていたいと思った。

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