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2003/06/27

落書きの芸風

夕べは青山で酒を飲み、取手駅に夜中の 12時過ぎに到着。近くの駐車場に置いてある車のリクライニングを倒して仮眠し、気付いたら小鳥がチュンチュン鳴いていた。

非日常的な時間、改めて見回すと、周りには変てこりんな落書きがやたらに多い。

ニューヨークでは、あれほど氾濫していた Graffiti (落書き) がかなり少なくなっていたが、日本では増加の一途だ。落書きのスタイルというのは、日本でも米国でも、妙に共通点があると思っていたら、スプレーペンキで速く描こうとすると、どうしてもあのような丸文字風になるらしい。とくに速攻でやっつけたものは、スローアップ (throw-up) というようだ。

ニューヨークではかのジュリアーニ前市長が、「ブロークン・ウィンドウ理論」 というものに沿って、落書き撲滅作戦を行い、ある程度の成功を収めたものらしい。この理論は、「割れた窓を放置しておくと、その場所で連鎖的に犯罪が起きやすくなる」 ところから命名されたという。落書きが多い地域は、「きちんとした管理下にない」 という印象を与え、まず軽犯罪が起きやすくなる。軽犯罪が多いと、自然と凶悪犯罪を呼ぶのだそうだ。

ところで、あの落書きの多くは、なにやら 「文字風」 なのだが、文字とも言えない。米国の "graffiti" は、かなり崩してあっても、確かに文字であり、「判読可能」 のものが多いのだが、日本の 「落書き」 は、一見英文字のように見えて、その実、単なる視覚効果的な 「模様」 である場合が多い。そのために、「何か意味のあることが書いてあるのかもしれないが、その意味が、さっぱり伝わってこない」 という印象を与える。これが、「薄気味悪さ」 をかもし出す。あまりいい芸風ではない。

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