バブル時代のお気楽
今日、ある講演会でバブル時代の重役が社長になるには、会議で何を聞けばよかったかという話を聞いた。
まず「当社の前例は?」、次に「同業他社の動向は?」 、そして「監督官庁の意向は?」 、最後に「皆の意見は?」
これは完全に本当のお話というわけでもなかろうが、バブル時代のお気楽さを示す逸話としては、さもありなんという気がする。あの時代、いかにも景気がよかったように思えるのだが、実は「終わりの始まり」だったのだ。
あの当時は、この程度のことで企業はうまく運営できたのだろう。全体の景気さえよければ、その流れに乗っていればよかったのだ。ボーナスがどっさりと出て、使い道に苦労した時代。銀行が要りもしない融資の話をどんどん持ってきて、土地だの株だのゴルフ会員権を買い漁っていた時代。
遠い昔のようだが、つい 10数年前のお話だ。
実はわたしはこうしたバブルの恩恵に浴した記憶がない。当時、外資系の団体に所属しており、その団体は資金が逼迫していたので、もの皆浮かれるバブルの真っ只中で、不景気な顔をしていた。しかしおかげで株や土地に手を出すこともなく、大きな怪我をせずにすんだ。何が幸いするかわからない。
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