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2003年7月 4日

カエルが減ってきた

夏の夜。我が家はガマの名所 「筑波郡」 に位置するだけあって、窓の外はカエルの合唱だ。しかし、ここに引っ越してきた 20年前は、こんなものではなかった。

最近、本当にカエルが少なくなった。これは世界的現象らしい。

カエルの鳴き声というのは、どんなに壮大な合唱になっていようと、うるさくて眠れないなどということはない。これが近所の犬の鳴き声だったりしたらうるさくてたまらないが、 カエルの声は自然に溶け込んでしまう。太古の昔から、人類はカエルとともに生きてきたので、気にならない遺伝子になっているのかもしれない。

以前は、我が家の玄関のドアノブが、カエルにとってはかなり居心地の良い場所だったようで、いつも女性の訪問客の悲鳴のモトになっていた。その悲鳴も、最近ではほとんど聞くことがなくなってしまった。

カエルが減少した原因としては、水質汚染、酸性雨、森林伐採、新種の伝染病など、いろいろな説が発表されているようだが、世界中で同時進行しているので、どうも紫外線の影響が一番強いのではないかと言われている。

確かに、カエルは毛が生えていないので、皮膚がむき出しだ。さぞかし紫外線をモロに受けていることだろう。また、カエルの卵には殻がないので、受精卵が直接紫外線を浴びてしまう。生まれる前から紫外線に痛めつけられているわけだ。気の毒ではあるが、カエルにUVカットの服を着せるわけにもいかないので、手の施しようがない。

カエルがこんなに減ってしまっては、訪問客の悲鳴が減るだけではすまない。ハエや蚊などの虫が増えてしまいそうな気がする。カエルは結構役に立つ生き物なのだ。緑色ののアマガエルなんぞは、よく見ると結構かわいいし。

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