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2003/07/21

近頃の人災と天災

近頃の当欄は、努めて軽い話題にしてきたが、もうだめだ。重苦しいニュースが多すぎる。これ以上とぼけてもいられない。

子供関係の嫌なニュースが続いたと思ったら、今度は九州で天災だ。夏らしい気配も薄いし、暗い 7月になってしまった。

長崎の少年のニュースで、ニュース番組ではオジさんたちが一様に 「考えられないこと」 というコメントで逃げようとしているが、それは違うだろうと言いたくなる。「考えられない」 のではなく、「考えたくない」 だけだ。

あの少年少女たちと同じような傾向は、誰でも多かれ少なかれ持っている。持ってはいても、表面に出さなくて済んでいるだけだ。そうではないと言うのは、カマトトか大嘘つきである。「考えられない」 で済まそうとするから、社会的な対策が立てられない。「十分考えうること」 として検討しなければならないのだ。

「九州では人が死なないと梅雨が明けない」 と言われ、毎年毎年この時期には被害が出る。しかし、ほとんどの人は 「自分の所は大丈夫」 と信じて、まともな対策を講じない。これはある意味では健康な心理である。「自宅の裏山が明日にも崩れる」 などと心配していたら、日々の暮らしは送れない。

しかし、この 「健康さ」 が落とし穴なのだ。健康さにかまけて、迫り来る危機に思いが至らない。残念なことだが、日本の社会は、まだきちんとした危機管理ができていないのである。

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