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2003年7月16日

「いや、そうです」 という言い回し

目くじら立てるつもりは毛頭ないのだが、近頃、気になる言い回しがある。

「○○ですよね」 と問いかけられて、 「いや、そうです」 と返事する人が多い。とくにタレントとスポーツ選手へのインタビューで頻発しているという印象がある。

野球選手のインタビューを聞いていると、「はい」 と答えてしかるべきところでも、「いや」 で切り出す場合が圧倒的に多い。 「いやぁ、まったく、その通り」 というニュアンスでは決してない。例えば、こんな具合である。

アナウンサー: 「あの場面は、ホームランを狙っていましたか?
選手: いや、狙ってましたね。あぁなったら、狙うしかないですから!」

どうして、素直に 「はい、狙ってました」 と言えないのかなぁと思ってしまうのである。あるいは、「確かに狙ってはいたが、お前の言うようなレベルじゃない狙い方だったんだ」 とでも言いたいのだろうか。

試しに Google で検索してみたら、浜崎あゆみ と まこと (シャ乱Q) の、次のようなやりとりがあった。

まこと: (この番組は) 音楽バラエティですよね? (カッコ内は、庄内による注記)
あゆ: いや、そうですね。

こんな風にみてみると、芸能人やスポーツ選手は、聞き手の話の腰を折ってでも 「俺が、わたしが」 と主張したがるぐらいでないと成功しないのかとも勘ぐってしまう。

最初にも断っておいたが、決して目くじらを立てるつもりはない。ここに出てくる 「いや」 が、英語の "No" に単純に相当するわけではないということも、十分承知している。それでも、やはり、ちょっと気になってしまうのである。

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