「しゃぼん玉」 の歌
既にこのサイトのどこかで書いたような気がしていたのだが、「海域内検索」 で探しても見当たらない。誰かの BBS に書いたのかもしれないので、ここに繰り返す。
何のネタかというと、「しゃぼん玉」についてである。あの野口雨情作の童謡だ。
しゃぼん玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで こわれて消えたしゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた風 風 吹くな
しゃぼん玉 飛ばそ
私は、この歌は涙なくしては歌えなく、聞けないのである。
30年以上前、高石友也のフォークコンサートでこの歌を聞いた。その時に、この歌の本当の意味を初めて知った。これは、いわゆる「間引き」で死んでいった子供たちへの鎮魂歌だったのである。
この歌が発表された大正末期、貧困の中にあった農家では、養いきれない子供を生まれてまもなく親の手で殺してしまうことがあった。 この歌は「生まれてすぐに」消えていった生命を悲しんで作った歌だという。
一般には、2歳で死んだ自分の娘、恒子の死を悲しんで作ったと言われるが、それだけではないようだ。雨情は、それ以前にも長女みどりを生後 8日目で亡くしている。こうした自身の悲しみも当然あるだろうが、純粋に不平等に死んでいった小さな生命が、あの世に行って楽しく遊べるようにとの願いを込めて作られたとする方が、より作者の意に沿うような気がするのである。
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