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2003年8月10日

PC の速さへの要求

私のモバイルPC は 2年半前のモデルで、DC で動く と 500MH 以下のスピードだ。

普段使っているデスクトップも、1GH弱で、自慢できるスピードではないのだが、その感覚からしてもかなり遅い。処理を待っていると、前につんのめりそうになる。

それでも、考えてみれば昔のマシンよりはずっと早いのである。これで文句を言っているのだから、我ながら贅沢になったものだ。

Windows 以前の1980年代、私は自宅ではずっとワープロ専用機のユーザーだった。ところが、英文を書くにはやはり英文ワープロソフトが必要と痛感し、当時使用していた OASYS にメモリーを付け足し、MS-DOS を走らせた。その上で、Word Star という英文ワープロが起動できるようにしたのである。

ところが、やはりメモリーの小ささ故、A4 1枚以上の分量を書くと、いつフリーズするかわからないので、1 パラグラフ書くごとに、「ギコギコ」 と音をさせてフロッピーに保存していた。そして、一度フリーズしたら、いちいちフロッピーで MS-DOS を立ち上げ、さらに Word Star を読み込ませた。それほどの面倒に耐えながらも、やはりスペルミスの修正とワード数のカウントという便利な機能には勝てず、手書きには戻れなかった。

当時と比較すれば、そのスピードの進化は比較にならない。それでも、私は 「遅い遅い」 と文句を垂れている。性能を上げれば上げるほど、要求は高くなる。本当に、人間の欲望は果てしないものだ。

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