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2003年8月12日

ボブ・ホープ死す

粗忽なことに、ボブ・ホープが先月末に亡くなったのを、今日になって知った。死因は肺炎。享年 100歳だったそうだ。

彼は皮肉の効いたジョークで有名だが、ネイティブ・スピーカーではない悲しさ、あの早口がちゃんと聞き取れたことがない。

私は世代的には、リアルタイムでボブ・ホープのジョークに触れたというわけではない。「腰抜け二挺拳銃」 にしても、私の生まれる前の作品だ。私が知っているのは、相当な年配になってからいろいろなショーのゲストとして登場する、あのちょっとロンドン・パリ気味のおじいちゃんとしてである。

歳をとっても、彼のジョークは早口だった。あれを通訳なしで聞いてちゃんと笑えるようなら、大したものだと思った。

彼のジョークで有名なのをあげると、次のようなものだ。

「ビートルズが米国で初公演した時、フライトの際の荷物がオーバーウェイトだった。そのほとんどは髪の毛だった」

(戦後、来日して GI 向けのショーで) 「日本人は非常に礼儀正しい。ぼくはああいうお辞儀には慣れてない。だから日本に来て5日目なのに、まだだれの顔も見ていないんです」

(スターウォーズの年のアカデミー賞授賞式の司会で) 「今日はいっぱいの俳優・女優さんが集まっていますね。これがホントの 『スターウォーズ』」

今となっては、ややオールドタイミーである。ジョークの古典といったところだ。とにかく皮肉が効いてブラックなところがあると思っていたら、彼はブラックジョークの本場、英国生まれだったと聞いて納得した。

私としては、ボブ・ホープにあこがれて少年時代からジョークの投稿をしていたという、ウディ・アレンの方が身近に感じている。

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