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2003年9月23日

秋の日は釣瓶落とし

台風 15号が通り過ぎて、季節は夏から秋に完璧に移ってしまった。これからだんだん布団の中から抜け出すのがつらくなる。

「暑さ寒さも彼岸まで」 というが、こんなにも典型的に実現される年は珍しい。昨年なんか、10月の声を聞いてもまだ暑かった。

正岡子規の俳句に 「毎年よ彼岸の入りが寒いのは」 というのがある。これは、ある年の春の彼岸の入りに、子規が 「寒い」 とこぼしたら、彼の奥さんがそう言ったのを、そのまま俳句にしたものらしい。秋の彼岸だって、そんなに急に涼しくなるものでもない。今年みたいなのは珍しいのだ。

とはいえ、やはり、春と秋の彼岸は大きくみれば季節の分岐点であることは確かだ。

今年の春分の日に、門口に立てた日の丸を日が暮れてからしまったのだが、旗の布地がなんとなく春の陽に照らされたぬくもりを保っていた。しかし今日は秋の彼岸だけに、旗はひんやりとしていた。

夏至を過ぎて、秋分の日までは、 1日に5分ほどずつ日の入りが早まるのだが 秋分を境に、1日に 15分も速くなっていくらしい。まさに 「秋の日は釣瓶落とし」 だ。

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